女子バレーなぜ弱いのかを考えてみた!勝てない常識思考を考察~協会の変わらない体質を打破し絶対的エースの発掘を急げ~

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2018年10月現在、バレーボール女子世界選手権が日本各地で開催されている。

全日本女子(日本代表)は3次ラウンドでセルビア(3位)イタリア(7位)に、連敗し決勝ラウンドには進めず5位決定戦にのぞむことになった。

(世界ランキング)

代表初の女性監督・かつて名セッターと言われた中田久美氏が率いる全日本女子、TV(TBS独占放送)のしつこい程の恩着せがましい宣伝のお蔭で前評判だけは高まっていたが。

残念ながら!というか順当に!?ランキングに即した成績を残しそうなことは、誰もが予想できたことである。

当稿では女子日本代表が長らく低迷している要因を探ってみるとする。そこには日本人が持つ常識思考が大きな壁となって立ちはだかっている現実が伺える。

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身長差がもろにでるスポーツ

世界ランクとほぼ同じ結果に・・・

バレーボール・バスケットボール等は身長の差が如実に反映されるため、現在の女子ランキング6位というのはむしろよくやっている方であろう。

ただもう少し戦える布陣を選定するということが、今後の成績アップにつながると考えるのは非常識的思考のあるものなら当然考えるはず!

ズバリ言うとそれは長身選手の発掘である!

絶対的エースがいない!

1人だけ違うこの体格(・_・;)

現在の女子代表にはキラースパイクを打てる絶対的エースが存在しない!このことが直接的な成績に結びつかない最大の要因だろう!

「ここで切ってほしい!」「ここぞ!という時にスコアできる!」そういうエースがいないのは、長らく日本の低迷に繋がっているのだ。

中国(1位)やセルビア(3位)にはシュテイ(198cm)/ミハイロビッチ(190cm)といった絶対的エースが君臨、チームのピンチにはその高さと剛腕で相手チームを完全粉砕する!

女子バレー史上2度目の金メダルを獲得したモントリオールオリンピック当時、全日本には白井貴子という“大砲”がその重責を担っていた。

こじんまり・おしとやかという大和撫子の時代にして、かなりデカい!180cmを超える長身もさることながらその大柄な体格、そして豪快な性格は正に最後にトスが上がる時の切り札としてうってつけだった。

ところが現代のチームはトスをばらけさせて色々なところから打つという方針の元、エースがまったく育たない環境を作ってしまっているという悪循環に陥っている。

現チームではエース級といわれる古賀・石井、そして新人ながらそれなりに活躍している黒後といった面々は、頑張ってはいるものの到底白井のような存在にはなれるはずもない!

残念ながらまじめすぎて面白くない!尖がったところもなければみずから戦術を創り出すこともなく、ただ監督の指示に素直に従う良い子ちゃん達ばかりである。

当時山田監督の指示に「なんだそんなもの!私が全部ブロック弾き飛ばしたるから心配いらん!」というふてぶてしい態度で食って掛かった白井貴子とはまったく対照的なのだ。

チーム方針を決めるのは誰?

日本は男子も女子も平均身長で世界と10cm以上は劣っている。同じアジア人でありながら中国はその平均身長が世界レベルにあるのとは大きな違いであろう。

バレーボールは特にネットの上で勝負しなければならないため、平均で10cmも低いのではまったくもって勝負になるはずがない。

レセプション(サーブレシーブ)とディグ(レシーブ)とコンビ、これを極限まで向上させることが歴代監督に課せられた職務であり、彼らの目標でもあった。

中田監督も協会(強化委員会)のこの要望は十分わかっており、その方針をみずからの責務と認識したからこそ、協会が信任することになったのだ。

*中田監督が大型化を進めたいのか否かはわからないが!

逆に言えばこの3要素を高めない(高められない)人物は監督にはなれない!ということであろう。

「絶対的エースを育成し平均身長185cmを超える大型チームを目指す!」というプレゼンでは、代表を率いることははなからできない!と考えたほうが良い。

協会、果ては強化委員会の意向に左右されてしまう監督人事を続けている限り、現代風のメンバー構成が変わることはなく、そうであれば絶対的エースも育つはずがない!

チーム強化“仰天”プラン

ナイジェリア人の父から受け継いだハイブリットの特権!

ならば一生、地球滅亡に至るまで全日本女子は勝てないのか?というとそうでもない!

方法は多くはないがある!といっておこう。それはバックアップする協会と現場の思考改革だ!

8年後12年後を見据えたその強化プランを作成し、着々と準備を進めていくことが金メダル獲得への道ではないだろうか。

エースは育成しない!

おいおい!さっき絶対的エースがいないから勝てないんだ!といったばかりじゃないか!とつっこまれれそうだが、ここには条件をひとつだけあげておきたい。

純血日本人にその役割を背負わせるのは荷が重すぎる!なぜなら白井貴子のような存在はもう二度と現れないとわかっているからだ。

そこで中国や欧米から190cmを超す超大型選手や、その身長に届きそうな若手を帰化させてしまおう!現に卓球等では帰化した元選手の二世が大活躍しているのだから!

もちろんその選定には体格だけでなくある程度の運動能力、そして最も大切なハート(精神面)がしっかりするであろう選手を選ぶ必要がある。

またハイブリット(片親が黒人・または欧米出身の混血)選手もその基準を満たすなら、是非候補にする!さらにチームに多用し競わせてエースや周辺を固める存在をを育てるべきだ!

自前(自国)で育たない・育てられないのだから他国から呼んでくる!いかにネットより高いところで勝負できる人材を各ポジションに配置できるかが勝負を決めるポイントなのだ。

選ぶ側の大改革

ただこの強化プラン、もっとも大切なことは選ぶ側の協会:強化委員会の考え方をしっかり形づくることだろう。

実はここが今のバレー業界が抱える最大の課題なのだ!幹部や重鎮と言われるお歴々は代表が弱かろうが責任論はどこ吹く風!?、そこにアマチュア競技団体特有の“闇”が存在する!

そしてこの“だっこちゃん!?”達、最悪辞めるとしても役職を変えて協会に残るか関連会社の顧問や役員等にぶら下がり、仕事にあぶれることがなく安穏と“老後”を過ごせる特権にすがりつくのである。

名誉欲と金銭欲を同時に満たせるこうしたアマチュア団体は、彼らにとって美味しい蜜という暴利を貪り・絞るための秘密の花園なのである。

前近代的思考が日本代表の低迷に繋がっている!?

民間ではありえないことだが、いわゆる(ほとんど)“手弁当”で仕事してやってる!(仕事しているのかも定かではない)位の感覚なので、職務遂行等という次元とは程遠い。

この悪しきアマチュアイズムの伝統を打開しない限り次の一手、つまり絶対的エースを外国から発掘するという大英断には取り掛かれないだろう!

思考が平成初期で止まってしまっている前近代的な彼らに、現代バレーのチームビルディングを任せてしまうことこそが、諸悪の根源なのである!

進路至上主義的な選手選考の愚策

日本には現時点で大砲に最も近いであろう宮部藍梨という選手がいる!彼女はナイジェリア人の父親を持つハイブリットで、181cmの身長から最高309cmに手が届く逸材である。

エース候補になりえる選手がここ数年は代表候補にさえ選ばれていない!その理由は進路至上主義ともいうべき代表選考の悪しき伝統があるからだ。

全日本女子は代々、高校から直接実業団チームに入って活躍した選手が選ばれるが、大学へ進学した選手には代表選考の門出が開かれていない!という業界の不文律があるのだ。

当時中村高校バレー部で全国的に活躍した堀江陽子(ヨーコ・ゼッターランド)は、実業団からの熱心な誘いを断り早稲田大学に進学したことで、代表に呼ばれることはなかった。

彼女はその後、アメリカ代表となりバルセロナで日本を破って銅メダル・アトランタでも控えセッターとして活躍したというからなんとも皮肉な話である。

如何だろうか!

チームの危機をその存在で救える絶対的エースの発掘、外国籍からの帰化とハイブリット達に活路を見出す選考、そのための協会大改革によりチーム運営と強化は格段に向上するだろう。

何しろ古い体質と思考を持つ現協会関係者には総退陣願っていただき、新たな血の入れ替えをしていただきたい!と願うばかりである。

そうでもしなければTV・マスコミによって実力もないのにメダルだ!と叫ばれる今の代表選手達は、偽りの(メダル候補という)仮面を被せられた悲しきピエロにしか見えないのだ。

男女とも2020年東京オリンピックは諦め早々と私・TM鈴木が提案する戦略を実施して欲しい!と切に願うばかりである。

まとめ:

大型化に舵を切る勇気があるだろうか!?

2018バレーボール世界選手権、5位決定戦に望むランキング6位の日本、なぜこれほど世界との差、特に中国・セルビア・アメリカ等の大型チームと差がついてしまったのだろうか。

原因は一打でピンチを打開できる絶対的なエースの不在であろう。

各ポジションの打数をできる限り均一にしブロック枚数を減らすという近年の戦術によって、3枚ブロックをもろともしないアタッカーが育たないのである!

自前で育てる!という従来の常識的な思考は諦め、長身の外国籍ジュニアを早くから帰化させ国内でハイブリットを多用することで、平均10cm以上という身長の差を埋めるべきである。

これには悪しき伝統の温床となっている協会組織の大改革が必須であり、川渕三郎氏のような組織再編を強引にでも担ってくれる人物を登用するしか手立てはないだろう!

TM鈴木

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