『かるのび・スイング』ならゴルフにおける体の使い方・動かし方が身に付きます。
『かるのび~kaRuNobi~』が実際にスイングのどの局面では役立つのか?を知る人はほとんどいません。
だから今回は骨盤前傾がスポーツ動作のどの場面でより生かされるのか?その効果と予想される結果を【骨盤前傾マニア】の視点で解説します。
これを読めばスポーツ動作や日常の動きひとつひとつで、骨盤前傾の高い価値ががわかり、あなたもチャレンジしたくなるはずです!(^^)!
Contents
『かるのび』スイングの真実

8つのシークエンスに注目すると動きが視えてくる
スイングだけでなく「走る・歩く・投げる・跳ぶ」等の動きを分析するなら、必ずひとつひとつの局面ごとに分けて考えると的確なウィークポイントの把握と改善策が立てられます。
ゴルフの場合ならスイングは通常8つのステージ(段階)に分けられるため、このシークエンスでの『かるのび~kaRuNobi~』の役割を考えましょう!
スイングにおける8つのステージ
以下にスイングを分析する際に必要な8つのステージ(シークエンス)を記します。
- アドレス
- テークバック
- バックスイング
- トップ(トップオブスイング)
- ダウンスイング
- インパクト
- フォロースルー
- フィニッシュ
『かるのび~kaRuNobi~』は基本的にこうした一連の動作で+5度の骨盤前傾をキープした状態で動かせることを目標としています!
なぜなら各シークエンスは連続性があり相互に関わっているため、骨盤前傾感覚を脳内に残した状態でなければ結果の出せるスイングとはならない!からです。
『かるのび~kaRuNobi~』が役立つのは?
『かるのび~kaRuNobi~』は特に5・6・7のシークエンスで特段の真価を発揮します。
通常(男子・女子を含む)多くの日本人はダウンからインパクトにかけて腹直筋(深層筋の一部腸骨筋は短縮するが)と大腿四頭筋を効かせすぎるため、完全なる骨盤後傾位でダイレクトヒットします。

地面反力を使いこなすには深部筋と裏側が働くスイング
しかしこれでは大腰筋・ハムストリングという伸ばされながら筋長を維持して力を発揮する筋肉を使えず、地面反力で無駄な力をいれない打ち方にはなりません。
大腰筋が機能しない動きはゴルフでよく言われる「左の壁」をつくるイメージが高まらず、股関節に荷重し骨盤で上から地面を踏みしめて膝を伸ばす「地面反力打法」が使えないのです。
骨格連動・筋肉の相互協調を考えると非常にもったいない動作といえるでしょう。
骨盤が後傾していては体の前面ばかりが使われてしまい、ボールヒットに向けた体の勢いが遮られてしまうのです。
使うべき部位を待ったく使わずに(使えば動きが大きく変わるのにもかかわらず)スイングしている状態です。
「ダウンーインパクトーフォロー」で効かせる
股関節から脊柱の要であり腰椎に付着する大腰筋を使うには、この筋が適度に伸ばされている(緊張)状態でなければなりません!
伸ばされて力を発揮するための筋肉を縮めて使っていることがそもそもの間違いであり、本来の意味で体全体を使うことができないスイングといえるでしょう。

骨盤前傾は左から5・6・7番局面で特に有効
大腰筋が本来伸ばされる状態なら「股関節ー骨盤ー脊柱」、さらにその先の胸郭・肩甲骨までを含めたエネルギーの伝達経路がクリアになり、大きな力がしっかりと伝わるのです。
『かるのび~kaRuNobi~』を身に付ければ、5・6・7のシークエンスで深層筋の使い方が大きく変わります!
スイング中骨盤前傾に関与するハムストリングの働きと共に、股関節にエネルギーを溜め込み骨盤ー脊柱を介して一気にクラブシャフト(フェース)に伝える感覚に目覚めるのです。
黒人(ネグロイド系)は元々大腰筋とハムストリングが使われやすい状態にあり、白人もその傾向は強い!つまり体全体を使うスイングパターンを確立しやすいのです。
実践!『かるのび』スイング

無理なく打ち出せる動きを身に付けるべき
タイガーウッズ等、元々ハムと深層筋を働かせる能力に長けたゴルファーと比べ、日本人プロにその可能性はあるのでしょうか?
『かるのび~kaRuNobi~』を実践することでこの差は解消する!【骨盤前傾マニア】はそう断言します!まずはスイングに必要な実践要素のひとつを紹介しましょう
重要なことはカギとなる大腰筋とハムストリングの特長である「伸ばされながら緊張する」状態を維持してスイングすることです。
緩めること=筋トレなり
まずは緩める/伸ばすことから始めます!
これはストレッチ(ウォームアップ)の意味合い以上に、この筋肉が伸ばされることでその能力を発揮しやすいという特性に合わせた動かし方を優先しています。
大腰筋・ハムストリングを伸ばすには最も伸ばしたいポイントが通常のストレッチで伸びないため、他の方法を選択します。

ビーナスのえくぼで“のる”と大腰筋は自然に伸びる
イメージのようなポジションをとるため『ツブツブfit』という【骨盤前傾マニア】考案のセルフ・ボディコンディショニング・ピラーを使用します。
ビーナスのえくぼというポイントで『ツブツブfit』に“のり”力が抜けてくると、骨盤は脚の重さに導かれて徐々に前傾していきいます。
『ツブツブfit』がテコの支点として働き大腰筋を“自然に”緩めながら伸ばし、骨盤の自然な前傾ができると脊柱もそれにつられて反り(滑らかな弧を描くアーチ)になります。
大腰筋はその特性から従来型ストレッチでは十分な伸びに対する貢献がないことを知っておくとよいでしょう。
とかく常識・固定観念に左右されやすい日本人は、トレーニング分野でも新たなムーブメントに目を向けない傾向を示しますが、良いものにはどんどんチャレンジするべきです。
ストレッチはリラックスさせない
大腰筋が伸ばされた状態をキープしながら緊張させる一方で、ハムストリングはリラックスさせないストレッチで坐骨付近の筋腱移行部を緩め、筋腹にかけてを伸ばします。
”リラックスさせない”とは身体全体のことで、もちろんターゲットになる腿裏坐骨付近は適度に緩め伸ばします。
ただしハムストリングは通常伸ばしたいところはほとんど伸びず膝付近が伸びてしまうため、苦手な人にとっては苦痛の何物でもありません。
なのでターゲットは坐骨付近から中央の筋腹にかけてで、このエリアを適切に伸ばせるか否かでスイングへの貢献度が大きく変わります。
わかりにくくて恐縮ですが、下腹部奥を含めた骨盤全体を前傾維持のため緊張させつつ、坐骨付近から筋肉の盛り上がりにかけてを伸ばしています。
これは上級者向けですがまずは理想的な伸びの感覚をつかむことが大切で、骨盤前傾を維持するコツさえつかめば伸ばしたいエリアは完璧に伸ばせるようになります。
実践からスイングを実感
スイングの成否は様々な取組みやチャレンジの上に成り立っているといってもいいでしょう。
思い通りに動かない体をいくら技術指導で磨こうとしてもスイング精度は高まらないし、ましてや飛距離・正確性にはね返ることはありません。
『かるのび・スイング』はこうした従来の技術指導で思い通りの結果が得られない場合にも十分に有効なアプローチです。
元々深層筋群を使いやすい人種に対し『かるのび~kaRuNobi~』ではその先天的ともいえるアドバンテージを、幼少期やプロとなってからも身に付けることは十分可能なのです。
体には今以上の“伸び代”がねむっていることを知らず、闇雲に何千何万回と費やす無断なスイングを認識できるなら、選択肢はおのずと決まってくるはずです。
スイングに生かせる骨盤前傾トレーニング『かるのび~kaRuNobi~』について聞きたい方はこちらからどうぞ!(^^)!
これを読めば一目瞭然

ゴルフ等スイング系パーソナル
▼スイングは8つに分割でき各シークエンスで理想的な体の使い方が求められる
▼『かるのび~kaRuNobi~』を身に付ければ「ダウンスイングーインパクトーフォロースルー」の局面で特に際立つ!
▼インパクト前後、日本人は特に腹直筋・大腿四頭筋という前側を使うため骨盤後傾位になりやすく、深部筋及びハムストリングの働き(伸びやすさ)がスイングに十分反映されない
▼骨盤前傾トレーニングを積極的にとり入れ、深部筋や体の裏側を使ったスイングを身に付ければ、過度な回数をこなすことなく完成に近づき飛距離・正確性が高まる
TM鈴木