黒人アスリートのスムースでクイックで爆発的な動きに魅せられはや20年、そこから彼らの独自研究を始めてやっとその秘密が明らかになってきました。
黒人アスリートの運動性能に近づける【機能的】骨盤前傾位(FAPTA=ファプタ)を開発し、その情報をシェアしたいと考え当ブログを立ち上げたのは2年前。
様々な反響をいただく中で、よりアクティブな形であなたに知ってもらいたい!ということで今回からLive 中継でのサービスも開始することとなりました!(^^)!
その第一弾は「黒人アスリートの ひ・み・つ 」ということで、骨盤前傾(傾斜角)についてすこしずつ紐解いていきます!
さてどんな “目からウロコ” 情報が飛び出すやら・・・!こうご期待!(^^)!
Contents
「黒人アスリートのひ・み・つ」を解説

赤ライン VS 青ライン の角度の違いが動きの大きな差を生む!?
最も大きな違いはその骨格特性で特に骨盤の傾斜角度の違いは大きく、日本人のそれと比べると10~15度もの開きがあります。
おまけにこの40度前後の傾斜角を維持しながら動ける!すると骨盤周りの筋肉が驚く程動くようになって全体としての動きが激変するというわけです。
LIVE Performance:傾斜角と筋発揮能
注)実際は 2’08” 頃から始まりますので早送りでそこから観はじめましょう!
まずは人種間の違い、特にネグロイド(アフリカ系、またはアフリカにルーツを持つ人種)とモンゴロイド(アジア系)での骨盤傾斜角を比較しています。
実際の骨盤前傾角(平均)は黒人アスリート:40度 VS 日本人アスリート : 30度 というように約10~15度の違いがあります。
日本人がこの10度を克服するための秘策として、TM鈴木はFAPTA:【機能的】骨盤前傾位を開発しました!
感覚を脳に刻め!

下腹部が伸びる感覚!
感覚的には腰の真ん中(仙骨上)あたりが縮まった(縮まることで痛む)感覚がでて、おヘソより下、下腹部が縦に伸びる感覚があれば、傾斜角がいつもより大きくなるはずです!
これは深部筋で胸椎下部&腰椎から骨盤を介して股関節内側につながる大腰筋が、縦方向にしっかり伸ばされることを意味しています。
大腰筋がしっかり伸びると、それと拮抗作用(一方が伸びれば他方が縮まる)のあるハムストリングの働きも劇的に高まるという研究成果もあります。
黒人アスリートの大腰筋は日本人より3倍程発達しているといわれますが、それはパートナーとしてのハムストリングが良く働くためで、お互いがしっかり機能しあうことでどちらも必然的に動くということを示しています。

脊柱と股関節を繋ぐ唯一の筋肉
つまり大腰筋を働かせたいのであれば拮抗作用のあるハムストリングを如何にしっかり働かせられるか!逆もまた然り!ということが重要なポイントなのです。
*ハムストリングと大腰筋が拮抗作用でつながっているか否かは議論の余地があります
前進運動に必要な筋発揮能

前への推進力を担う!
骨盤が前傾することで特に股関節の後方への可動域(伸展拡大)が広がり、ハムストリングとの連動、つまり連鎖する動きが生まれます。
ハムストリングは股関節を軸として脚を後斜め下方へ振り出す役割を担っています。
脚を前に一旦振り出すことでハムが伸び、バネの作用で勢いを伴って後方へ振り出されるわけです。
骨盤を最大限前傾できればハムストリングはピーンと縦に引っ張られるので、張力が最大になった効果で後方へバネが元に戻るかの如く強く地面を蹴れることになり、この力が前進運動に大きく貢献します。

大腰筋とハムストリングの力比べが交互に繰り返される!
大腰筋は片脚で足が地面についた際、体を安定させてくれます。強い力で地面を蹴って反発力(地面反力)を得るためには大腰筋が良く伸びる特性と太く強力なほうが体は安定しやすいのです。
その安定した片脚立ち状態から地面を斜め後下方へ蹴り、体を斜め前方へ勧める推進力がハムストリングです。
TM鈴木が開発した運動理論:FAPTA【機能的】骨盤前傾位は、骨盤を最大限前傾にした上で大腰筋とハムストリングの発揮能を最大限高めることを目標としています。
まとめ:

競い合いでの勝敗の差は?
骨盤前傾位による優位性について、黒人アスリートの体の仕組みやその動きを解説してみました!
映像というツールと合わせればブログとの併用によってよりわかりやすい内容となり、TM鈴木が開発した【機能的】骨盤前傾位(FAPTA)をさらに身近に感じていただけるはずです。
動きを劇的に変える可能性をもつ骨盤(脊柱・胸郭・肩甲骨等のコア)、その機能を最大に発揮するため骨盤の前傾位に目を向けることは今後アスリートにとって必然となるでしょう。
黒人アスリートと骨盤前傾の関係は、今後もLIVEでその詳細を明らかにしていく予定です。
こうご期待!(^^)!
TM鈴木