動きの分析を映像とブログ両面から紹介するシリーズ、第1回目は背中でヨガマット上を横移動する「バック・サイドムーブ/背中歩き」です。
手足を使わないで動くというのは思った以上に大変ですが、背中・骨盤の動くタイミングを時間差でずらすと比較的スムースな横移動が可能です。
実践の前に骨盤の立体的な動きができるほうが背中で動く感覚は掴みやすいはず。
立位で①前傾 ⇔ 中間位 ⇔ 後傾/②引き上げ ⇔ 引き下げ/③捻じり:時計まわり⇔反時計まわりといった骨盤の動きを体感しておくと良いでしょう。
動きの役割

背中で動く基本:ツブツブfitにのっての骨盤引き上げ
従来の「背中歩き」と違いおすすめする「バック・サイドウォーク」はより体幹のアクティブな動きを必要とします。
骨盤が前傾せず背中を丸めながらシーソーのように移動する前者と、骨盤前傾と脊柱の伸び縮みによって進む後者とではコアの働きや動きの質が全く違います
映像ではバック・サイドウォークまでの基本操作と背中歩きも含めて紹介します。
骨盤ー脊柱を動かすタイミング
バック・サイドムーブは骨盤が+5度前傾すれば脊柱の伸び&縮み感覚が高まるので、両部位をわずかの時間差で動かせるコツをつかみやすくなります。
最初のとっかかりは両腕・両脚を挙げた状態で骨盤を上に引き上げる(頭上から観ると時計まわりー反時計まわりにすこし捻じる)動きができること。
次にこの骨盤の動きに呼応して脊柱の反りや伸び縮みができれば、時間差でずらす感覚がわかり上手く横移動の形になっていきます。
最初は中々動きませんが(その場でモジモジしているデカい虫のような・・・、)しばらくやっているうちにコツがつかめます。
まずは映像を観ながら一緒にチャレンジしていきましょう!(^^)!
わからないこと・質問等はこちらへどうぞ!(^^)!
自在に動ける体にする
背中歩きもバック・サイドムーブも手足を使わずに動く・移動する!という観点では同じですが、コア・モビリティ(体幹運動性能)という面では大きな違いがあります。
骨盤前傾と脊柱の反り・伸び/縮みを引き出すバック・サイドムーブは、より運動に即した実践的な動きを引き出せるパワー・コンディショニング・ワークアウトです。
パワー・コンディショニングとは動きの始まり/基となる深部体幹を、より自覚的に自在に動かすことをその目的としたトレーニング手法です。
パワー・コンディショニングは走りや動作中相手をかわす素早い動き、さらに回転を含むスイング系動作において骨盤・脊柱のリードや“しなり”を引出し、自在に動ける質を高めます。
映像では意図的な骨盤前傾と脊柱アーチの感覚を引き出すためにパワー・コンディショニング・ギア【ツブツブfit】にのっています。
【ツブツブfit】に“のる”ことで前傾感覚と脊柱の自然なアーチが生まれ、骨盤を動かす意識が高まります。
まとめ&ポイント

重心/コアが動かなければクロスオーバーは成功しない
バック・サイドウォーク!如何でしたか?
最初はどこをどう動かしていいかコツがつかめませんが、トライしているうちに動くポイントを脳と体で理解できるでしょう。
体幹を思い通りに操作できることは「走る・蹴る・かわす・投げる・打つ・泳ぐ・跳ぶ」等、ほとんどのスポーツ動作で重要なポイントです。
特に小さい頃からチャレンジし慣れておくと、少年期・ジュニア期・さらにはキャリアのピークで思い通りの身体操作ができ競技力に大きな差が生まれますよ!
腕や脚ではなく体幹(部)を如何に操作できるか!今後さらに様々な動きにTM鈴木と一緒にチャレンジしてみましょう!(^^)!
TM鈴木