本格的な夏山シーズンまっさかりですね!
山男(女)にとって「さて、今回はどこにいこうか?」と計画を練っていることでしょう。
そんな本格的な山歩きでなくとも山は楽しめます。
300,400mの山!?だって登ってみれば達成感や満足感もたくさん得られるものです。
だから山はやめられないのですよね(^^+
さて、そんな山登りで少し気に留めてもらいたいことがあります。
山のぼりのための身体づくりといいましょうか、身体の準備ですね。
これは心の準備と同様にとても大切なことなのです。
なぜなら山を登ったはいいけど次の日やまたその次の日にまったく仕事(や家事)ができなかった!というお話しをよく聞くものですから。
単なる疲労ならば時間がたつにつれて元に戻りやすいのですがDOMS(遅発性筋肉痛)というやつです。
これは身体を動かしてから2~3日後、数日後に出現する酷い筋肉痛の総称です。もちろん運動後(山登り)直後から徐々にジワジワと痛くなってくるのですが、あまりに(その筋肉痛が)痛くなりすぎると身体を動かすのさえも億劫になってしまう人もいるくらいです。
痛みのメカニズムは筋肉に溜まった“乳酸”という物質が原因とされています。乳酸は疲労性物質とも呼ばれ疲労が蓄積した場合に血液中に出やすくなる特性をもっています。
筋肉が疲れによって硬くなってしまうとそこを流れる(毛細)血管の流れが悪くなり乳酸が蓄積しやすくなるというわけです。
溜まってしまった乳酸を排除するためには流れの悪くなった血流を回復させなければなりません。張りまくっている筋肉の状態を回復しない限り乳酸を即時に除去することは不可能なのです。
DOMSの状態に陥ると回復するまでにはある一定の時間が必要です。その間何もせずに日々を過ごすのは決して得策とはいえません。
そこで私、TM鈴木がおすすめするのが【アイシング】です。
そんなことぐらい知ってるよ(わ!)!と言われそうですが、もう少しお耳を拝借。
アイシングの目的は《患部:痛い部分》を冷やすことです。
そこで、まずはどこが痛いのかがはっきりとわからなければなりません。実はここがけっこう肝心な部分なのです。
アイスをあてがうポイントがずれているとしっかりと冷やすことができません。だからできれば指1本でどこが一番痛いのか指せる場所を中心に冷やすといいでしょう。
次に冷やすもの、できれば氷嚢が一番簡単ですが、ない場合はロックアイス(四角い氷)をビニール袋に入れてください。
そしてここが肝心なところなのですが、まず水を小さいコップの半分くらい入れます。そしてすこしそのビニール袋をかき混ぜてください。
最後に空気を抜きます。これは徹底的に!
まさに袋の中が『真空状態かっ!』ってくらい徹底的に空気を抜いてください。
《理由》
水を少しいれてかき混ぜるのは氷の温度を0°以下に下げないためです。氷は0°以下になると皮膚が霜焼けになるリスクが高まります!
真空状態にするのは空気が袋内にあると冷える場所と冷えない場所がでてきてしまい、『患部を冷やす』という点で非効率だからです
では実際にどうあてがうのでしょう?
続きは次回です!
TM鈴木