バランスボールは「使われる」のではなく、『使いこなす』ことが肝心です。
健康増進やコアを鍛えるツールとして良く使われるバランスボール、みずからの創造力を働かせればその効果をさらに高められるはずです。
様々な目的に使えるマルチ・ファンクショナル(多機能)・ツールにもかかわらず、固定観念や常識的な思考が使い方を限定的にしている状況は、大いに不満だしもったいないですね。
だから今迄まだ誰もトライしたことのないバランスボールの活用法をおすすめするし、その成果をクライアントに還元しようと考えています。
一例として「お腹をのせる」&「バウンシング」という2つのやり方とその効果についてお知らせしましょう!(^^)!
Contents
究極の使い方を体感!

椎間板の圧力を軽減することで大きな変化が!
バランスボールを腰痛改善やその予防、運動能力改善ツールとして使ってみると、なんとまぁ!びっくりする程の効果が!それはもう究極の○○と呼んでいいのかも(@_@;)
ポイントは従来通りの「こうやって使うもの!」というバランスボールのイメージを、一旦前部捨てて去ることです!
あなたの思考にも断捨離(だんしゃり)を実践してみましょう!
脊椎間の圧力を下げる!

この辺りを「抜ける」感覚にするポジショニング
バランスボールはバランスをとることで体幹を鍛える!インナーマッスルを鍛える!全身の筋肉を使い血行が高まり肩こり・腰痛を改善する!等が主な効果です。
しかしそうした常識的な使い方はTM鈴木にとってあまりに意味がなく、また面白みもありません!
柔軟な考え(方)さえあればそのやり方は千差万別で、そこには大きな(チャレンジする)価値と胸が高鳴るワクワクな実践感覚が待っているはずです。
まずはボールのまるみ(ラウンド:round)をうまく利用した脊柱間圧力を下げる方法を実践してみましょう!
おばちゃんびっくり!「今までと全然・・・」

左右座骨上に上半身をのせる感覚が必要
知り合いのおばちゃん(Kさん60代)が腰痛・頸肩痛・ヒザ痛でどうにもならないと嘆いていたので「ならこれやってみれば?」とすすめたのがそもそもの発端でした。
提案したのはバランスボールを使った上記のポーズを含めた2種類、そしてボールの上にのってのバウンシング(バウンド)動きです。
ワークアウト翌日、Kさんは口をあんぐり開けながら私にこういったのです!
「びっ、びっくりなんだけど、あれから腰の痛みと膝の痛みがほとんどないんです!それに動きがなんか良い感じがして・・・」
さてKさん曰くこの“不思議な(*^_^*)体の感覚はいったいどういうことなのでしょう?
創造力で使い方&効果100倍!

からだのどこでのるか?が大事
ツール(健康器具)に「使われて」いては正直効果は高まりません!『使いこなし(す)」てこその道具なのです。
使いこなすためにはあなた自身の創造力を膨らませてください!
さて、Kさんワークアウトではいったいどんなイメージ(創造)を働かせたのでしょう?
Kさんがやったこと
腰が痛い・鈍痛がある!というとき、大概はマッサージやストレッチ等をして筋肉を解しますが、この方法は直接腰椎の圧力を下げて腰の動く範囲を広げ、痛みを解消するものです。
1.バランスボールけん引
必要なもの:バランスボール(直径:65cm or 75cm)
姿勢:うつ伏せ
ポイント:腰の奥が “抜ける” 感じの位置で10~30秒その状態をキープ
効果:椎間の圧力が下がって腰の(荷重)負担が減り、痛みが抑えられる
トピック:病院で使う牽引機の効果を遥かに凌ぎます!

ただのっかってるだけだけど驚きの効果が!
2.バランスボール腹(空)圧
姿勢:うつ伏せ
ポイント:へそより下;下腹部に力を込めてボールに圧を加える/ボールの反発を下腹部の力で押し返す感じ
効果:特に腹横筋が働くことで腹空圧の感覚をイメージやすい
トピック:ボールの反発力によるお腹向きの圧を、下腹部に力を込めることで感じられる

下腹部に力を加えるとボールを押せる
3.バウンシング
姿勢:座位
ポイント:左右坐骨の上でボールに座る(のる)
効果1:骨盤がやや前傾(立った)状態になる
効果2:脊柱の解剖学的に適切な彎曲と胸郭・肩甲骨の位置が整う
効果3:骨盤と上は脊柱&胸郭&肩甲骨、下は股関節や大腿との配列が最適になる
トピック:左右の坐骨で(ボールの)ピンポイント“圧”を感じれば、理想的な姿勢に!

上下に体をつかってバウンドさせるとあら?不思議・・・
マジックでもなんでもなく現実に!
たったこれだけをやって次の日!
先のKさんの言葉「「びっ、びっくりなんだけどあれから腰の痛みと膝の痛みがほとんどないんです!」が発せられたのです!
実はこれ、不思議でもなんでもないこと!
我々人間には腰が痛かったらマッサージしてもらって、痛み止め飲んだりコルセット(腰痛バンド)巻いたり・・・、という腰痛治療に対する先入観とか固定観念があるのです。
だけどバランスボールたった一つで、そしてたった3種類の方法、時間にすればたった10分(説明も加えたのでそのくらいの時間)で、腰ばかりか膝の痛みも改善されました。
あらかじめ刷り込まれてきたバランスボール・トレーニングの先入観ではなく、一般には知られていないまったく新たな方法で、Kさんの体感覚は大幅に変わったわけですね。
ボールと戯れることが成果となる!?
今流行の女性専用ジムでマシンを使ってトレーニングしていたKさんにしてみれば、こんなボールで “遊んでいる” かのような感覚の運動!?の効果なんて半信半疑だったようです。
それが「今までで一番いいかもしれない!」という考えに変わったのには、ちゃんとした理由があります。
腰痛・ヒザ痛の改善ポイントに合った!

椎間の圧力を減らすと大きな変化が!
腰痛の場合、重力というストレスに対する椎間板の圧を下げることで、周囲筋群や腱組織のかたまり(コリ・張り)は驚く程減少します。
また腹空圧を高めれば脊柱とその周りの筋肉が共働して機能するようになり、動かしても痛まない重要な柱となるのです。
さらに座骨のポイントでボールにのっかって体を上下にバウンドさせることで、骨盤傾斜の最適な角度がわかり、脊柱・骨盤・股関節にとっての最適なストレスが生まれ、周辺筋群が働き出すのです。
以上が3つのバランスボール・ワークによってKさんの体に実際に起こった変化と体感覚です。
遊び程度がちょうどいい!
「トレーニングはしっかりと汗を流して(ある程度)頑張らなきゃ、やっている意味がない」と考えることは大切かもしれませんが、それが必ずしも正解とは限りません!
遊び感覚というと「何をいってるんだ!」と言われそうですが、程よく ”肩の力” が抜けることで動きやすくなるため「頑張る」ことの比ではない程の成果をあげてくれます!
例えばバウンシング・ワークは適切な骨盤の角度によって股関節と膝関節に相応の荷重割合で力が加えられるため、今までの膝にかかる負担が大幅に減ることが予想されるのです。
それまでの(骨盤後傾)姿勢では、股関節にしっかりと ″のる” ことができず、膝関節に余計な負荷がかかっていたわけですから、その現実を知れたことは大きな成果でしょう。
いかがでしたでしょうか!(^^)!
バランスボールを「使いこなす」ワークアウト“フリーク”としては、是非私・TM鈴木の考え方や動き感覚をあなたにシェアしていただきたと考えておりますZO!(^^)!
質問・アドバイスがほしい!という方はこちらにどうぞ!
まとめ:

元々の固定イメージじゃなく創造力で効果倍増
バランスボール、世間一般に広まったオーソドックスな使い方も良いですが、それ以上の成果をもたらすアレンジ・“レシピ”で腰痛や体の不具合を解消してみては如何でしょう。
今回、知人のKさんにもたらされた効果は、バランスボールを含めたフィットネス・ツールを如何に「使いこなす」ことが重要かという事実を如実に示しています。
普段、中々アプローチできない
1)腰椎(胸椎・頸椎含む)の椎間圧(力)を下げる
2)ボールの反発に合わせて腹空圧を高める
3)骨盤の傾斜角を修正して理想的な股関節過剰を覚え、膝にかかる負担を減らす
という方法をとることで飛躍的な改善効果を示しました。
創造性を働かせて遊び感覚を重要視する!という発想が思いもしないやり方を生みだし、大きな効果となった!
そんな体験をあなたにも是非、シェアしていただけると嬉しいです!(^^)!
TM鈴木
#バランスボール #椎間 #圧力 #下げる #創造性