子供の身長を伸ばしやすくする要因について、今回が第3段です。
果して確実な方法はあるのでしょうか!? それとも・・・
Contents
身長が伸びる要素、前回までの総ざらい
さて、子供の身長を伸ばすための方法と題した今回がPart3です。
成長ホルモン(身長伸ばすホルモン)を出させるためバタンキュー状態にさせてから眠らせる!熟睡を促すことを目的としたのがこの方法でした。
そしてPart2では背伸びを習慣化して身体を動かしやすくし、運動をすることで身長を伸ばしやすくする要因を少しでも高めることが大切とお話ししました。
最後はスイミングです。
TM鈴木式スイミングのススメ
子供にスイミングとは当たり前的なことですが、TM鈴木のスイミングはちょっと目的が違います。
簡単に言うと、背骨の伸び縮みする機能を維持できるのがスイミングだからです。
脊椎間、背骨と背骨の間のことです。
特に椎間板(ついかんばん:背骨と背骨の間にある軟骨で骨同士が直接当って変形しないようにクッションの役目を果たす)の【しなり・たわみ】があることで背骨がひとつのユニットとしてしっかりと伸び縮みするようになります。
例えば蹴伸びです。
蹴伸びは足裏で水中の壁を蹴った勢いで身体を伸ばしたまま前に進む動作ですが、こういった基本動作でも身体をしっかり伸ばせるかどうかで特に成長期の身長の伸びはまったく違ってきます。
さらにスイミングでの背を伸ばす要因は蹴伸びだけにかぎりません。平泳ぎでもクロールでも背泳ぎでもいいのです。
手から足先:身体全体を伸ばすことに意味がある
例えば平泳ぎならば動作中には水中で腕+身体全体を伸ばす場面が絶対にありますよね!
そしてクロールなら片方の手を水面に入れる(エントリー)の瞬間に腕~身体全体にかけてが最大限伸びている瞬間が必ずあります。
平泳ぎもクロールも、そうした腕+身体全体を水中で最大限伸ばす(直後に全身の筋肉を使って縮める)という一連の動きがスタートからゴールまで繰り替えされます。
そうした泳ぎの動作中には水の抵抗を極限まで少なくするため、両腕を頭上に真っ直ぐ伸ばしたストリームラインという基本姿勢をとります。
スイミングにはこうした身体を最大限頭上へ《伸ばす》動きがたくさん存在するわけで、成長期前や成長中に行うことで脊柱がしっかりと動きやすくなり、身長を伸ばしやすくする要因が陸上の動作に比べ格段に増えるというわけです。
重力の作用がほとんどない!
また陸上と違って重力の影響をほとんど受けません。
なので頭の重さや重力による脊柱・脊椎間の圧が高まることが少なく、また上述した身体を進行方向である頭上へ最大限《伸ばす》という反復行為により、椎間板の弾性(外力により変形した椎間板の形が元に戻る能力)が常に高められた状態を維持できます。
つまり、うまくできれば【常に背伸びをししている状態】を保ちながら身体を動かせる(泳げる)というわけです。
身長の伸びを促すためには【成長ホルモン】を如何にたくさん出させるかが重要です。
成長ホルモンの分泌サイクルに入る!?
しかしいくら成長ホルモンが沢山分泌されても、それだけでは骨の完全な成長は望めません。
カギはその成長ホルモンを分泌させるための刺激(運動・栄養等)なのです。
様々な運動が骨の成長(伸び)を一層促進させることは周知の事実です。
運動することで身体全体への刺激になり特に『骨の成長に欠かせない“栄養剤”』が増えます。
運動することでお腹も空いて栄養素を吸収しやすくなり、食物を消化することで内臓が強化され、満腹で疲れることで眠くなる、つまり成長ホルモンが分泌しやすくなるサイクルに入るというわけですね。
中でもスイミングは重力下による地面への刺激がない分*1、浮力の影響も相まって、身体の中心となる背骨が活発に動きやすい環境であり背を伸ばす要因としての可能性が高くなると考えられるのです。
*1重力下が骨の成長によくないといっているわけではなく陸上では得られない効果があるという意味
水にいるだけでそれはもう心地良さの極致
さらに言えば、水の中は子供にとっては最高に面白い遊び場です。
創造力が豊かであればあるほど様々な動きを安全にできるわけですから、その動きの数は地上より圧倒的に多いはず。
そんな水中での運動を背を伸ばす手段として利用しない手はないでしょ!
それがTM鈴木がスイミングをお勧めする理由です(^^+
まとめ:人事を尽くして天命を待つ!
さて、3回にわたり『子供の身長を伸ばすには?』というテーマで話を進めてきましたが如何だったでしょうか。
お父さん・お母さんが「この子はたしてしっかり成長(心身共に)してくれるかしら?」という心配はもちろんあるでしょう。
しかし『身長を伸ばす』というのはある意味『身長を伸ばしやすくする』という意味合いのほうが強いのです。
【人事を尽くして天命を待つ】、今はその考えで、伸ばしやすくする要因にトライしその状況をお子さんと楽しむ!という考え方が適切だとTM鈴木は考えています。
最も大切なことは子供が楽しいと思うことを楽しいと思う時間だけさせてあげることです。
できたらお母さん・お父さんも一緒にね(^^+
飽きるまでさせてあげる、それくらい心に余裕をもって接してあげられるといいんじゃないですかね。
まさに“伸び伸び”育ててあげることが子供の身長を伸ばす一番の栄養素かもしれません!
おしまい
TM鈴木