筋肉の動きを感じ取れ!成長期の筋トレは必要か!?~骨格依存で動くか?筋肉の動きを感じながら動くかで変わる運動能力~

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「子供と筋トレ」、現代にあっては子供の将来を左右しかねない大きなテーマです。

成長期に筋トレをすると身長が止まってしまう(成長が阻害される)から、絶対にやってはいけない!と言われてきたのは過去の話。

現在ではこの定説は完全に覆されています。

筋トレが子供の成長を阻害しないことが公然の事実にも関わらず、小・中学生に筋トレをさせる指導者や親は未だあまりいませんよね。

そこで私、TM鈴木が筋トレを好意的に捉えていただくためのひとつのアイディアを提供致します。

この考えを理解できれば、明日から親や指導者の管理下で筋トレをする子供達が増えてくるのではないでしょうか(^_^)

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筋トレを勧める理由

結論から言えば子供の成長にとって筋トレはとても大切であり、是非!導入して欲しいと考えています。

それは筋トレをすることで筋肉がついて、身体が丈夫になりケガをしなくなるから!

ではなく(もちろんそういう要素もあるのですが・・・)、

筋トレによって色々な動作中、個々の筋肉それぞれの動きを敏感に感じ取れるから!』

です。

定期的に身体と脳に染み込ませる

筋トレすると身長が伸びない!なんていう考えは太古の話!?かも・・・、現在は身長を伸ばすにも適度な上下方向への刺激は絶対必須なのですよ(~o~)

筋トレをするといっても不定期ではなく、オンシーズン・オフシーズンを通して定期的に実施するというのが一つの条件です。

時たまやっても自分の身体には身に付きません。

計画性を持ちつつ着実に効果を発揮するための形(フォーム)作りであるとか、今あなたが行っている競技と同じで覚える事は山ほどあるのです。

歯は毎日磨くわけですから、筋トレ(からだ磨き)も少なくとも定期的には行ってほしいですよね。

小・中学生だとオンもオフもないかもしれませんが、毎日少しずつ年間を通したゴール設定が理想でしょう。

姿勢改善効果も!

筋トレは子供達の普段の姿勢も改善してくれます。

子供の姿勢が悪くなっているという話は昨今よく聞かれますね。

それを治そうと専門家が開発した大層ご立派な!?なイスや姿勢矯正グッズ等、様々な関連商品や体操等が提供されています。

にも関わらず問題は解決方向に向かっているとは言えません。

なぜなら改善するための方向が間違っているからです。

姿勢を改善するのに筋肉の発揮能力を高めることをせず、短期間で半ば強制的ないってみれば“型にはめる”かのような改善策は検討違いもいいところです。

筋トレを通して筋肉の使い方を実際に学ぶ(感じる)ことで、姿勢そのものを強制的に改善せずとも自然に良い方向に向かうということを認識するべきでしょう。

余談ですが子供達の姿勢を指摘している大人達(親や先生)も決して良い姿勢ではありません。

よくない姿勢だから肩や頸が凝ったり腰痛になったりするわけで、子供に「姿勢をよくしなさい!」というなら自らの姿勢改善も試みることも必要なのですがね(^_^;)。

筋肉を意識下で使えるか!?

筋トレの効果、「骨・筋肉の成長/ケガの予防含め」色々とありますが、私TM鈴木が最も重視するのが『動作中に筋肉を“意識下で使える”』ということです!

例えばその考え方は「ぶら下がる・押す・引く」等の基本動作から『歩く・走る・投げる・打つ・泳ぐ・跳ぶ・回る」等の複合的な動きにまで及びます。

つまり「どこの筋肉をどの程度利用すればいいのかを意識(イメージ)中に描写したり維持することができる」という感性や感覚です。

この各々の筋肉を意識的に状況に応じて伸び縮みさせる(動かせる)能力がスポーツ時のパフォーマンスには必要不可欠な要素なのです。

もちろん姿勢はそのベースとなるものです。

解剖学的な理想の姿勢(一般的な良い姿勢)は起立筋・腹直筋・大臀筋・ハムストリング等の抗重力筋*1)と、腹空圧や大腰筋等のインナーユニットを協調させつつ働かせる感覚を持つ必要があるのです。

*1)抗重力筋:重力(地球の中心に向かう力)に対し立位(座位)姿勢を保持する能力を担う筋肉

問題となるのはこうした筋肉を“意識的に”使えるか否か!?の感覚です。

成長期の筋トレで最も重要なことは、筋肉の動きを感じ取れる感覚を養うことです!

なぜなら“使っている感覚”がつかめなければスポーツでの複雑で様々な動きを洗練させる等、到底できないからです!

骨格依存の動き:根本的な違い

ところで「もし筋肉を使えないとすればどこを使って動いているの?」と思われるかもしれませんが、実はどんな動きでも筋肉は意識的に使われているのです。

筋肉を意識的に使えるかどうか!使っている感覚を持つことができるかどうか!これがスポーツで高いパフォーマンス発揮に関与する重要なポイントというわけです。

筋肉を意識的に使えない場合、ほとんどは骨格に依存した動き方(立ち方・歩き方・走り方等)になってしまいます。

こうした動作では骨格でその姿勢や動きを維持しているため、筋肉を動かしている意識はほとんどありません。

理想的な姿勢でない(一般的に言われている良い姿勢でない)場合、筋肉を動かしているという感覚は全くないに等しいのです。

“適切な”筋トレはあなたをこの骨格依存の動きから脱却させ、筋肉をしっかりと動かしているという感覚を育んでくれます。

筋肉を動かしている!という感覚

そしてそれはスポーツ動作におけるパフォーマンスを、飛躍的に高める必須なポイントだということを意味しています。

例えば立位姿勢、骨格に依存する動きだと各筋肉の伸縮具合は情報として全く入ってきません!

その状態で歩けば同じように筋肉の動きも全くイメージできないでしょう!

筋肉がその動き(歩くこと)に呼応し使われているにも関わらずです。

筋トレでは様々な筋肉に(良い意味での)ストレスをかけることで、各種目毎に主働筋や共働筋の動きを各々独立させた形で、脳に認識させることが可能です。

筋肉の動き・関節の動きを正に“からだで感じる”ことによって、どんな動作であっても筋肉の動く方向・長さ(短さ)・角度等の情報を把握することができるため、トータルで考えれば体の操作がしやすくなるというわけです。

スーパーアスリートは筋肉の動きを感じ取る!?

筋トレをすれば身体を操作しやすくなる!

この考えを長年実践している代表的なアスリートがいます。

MLBフロリダマーリンズでプレーするイチロー選手です。

イチロー選手は動き方、例えば歩き方やプレー中の動きが他の選手とは明らかに、極端に言えば立ち姿もまったく違います。

イチロー選手って色々な感覚が他の選手よりも発達しているように感じませんか?

それは彼が筋肉を動かす感覚を意識下でしっかりイメージできるからなんです。

TM鈴木から観ればイチロー選手は筋肉を使うイメージを持って動いています。

なぜそうなるかと言えば彼はウェイトトレーニング(筋トレ)を重視しているからです。

「えっ!?イチロー選手って筋トレは否定しているからやってないじゃん!」と思われるかもしれません。

筋トレ≠バーベル&ダンベル

実は重りを利用しているものはすべてウェイトトレーニング、つまり筋トレに含まれます。

あなたが想像したのはボディビルダーやウエイトリフターがやっている高負荷・高強度のとんでもなく重いバーベルを鬼の形相!?で持ち上げる姿ではないでしょうか?

自分の現状にあったスタイルで重り(バーベルやプレーの組み合わせ)を扱ったり、自分の体重(自重)を利用することが本来の意味でのウェイトトレーニングです。

イチロー選手が行っているのは初動負荷マシンを用いた初動負荷トレーニングですが、これも結局はウェイトを扱う部類に入る以上、ウェイトトレーニングの一種と考えて良いでしょう。

出典: 引き締まった体が魅力のメジャーリーガー、イチロー選手。 マッチョすぎないイチロー選手の筋肉はどのように…

ウェイトトレーニングはその目的に応じて柔軟にメニューや内容・様式を変えることが可能なのです。

筋肉を大きくすることだけがウェイトトレーニングだと勘違いしてしまうのは、ボディビルダーがヘビーな重量を扱っている映像を発信しているメディアの責任も大きいでしょう。

結論:成長期に筋トレは必要!?

答えは『イエス!』、なぜなら身長も伸ばすし骨も強くなるし、ケガにも強くなりさらに結果として姿勢もよくなるから!

筋トレは体を動かすために必須な【骨・筋肉・腱】の成長を促してくれます。

但しそれは何も筋トレに限ったことではありません!

取組方には最新の注意を!

筋トレ/ウェイトトレーニング、その取組方法については様々なやり方があるのです。

子供でもバーベルやダンベルを専門家の管理下でなら使っても差し支えないでしょう。

ですがTM鈴木ならもうすこし工夫を凝らしますがね。

なんせ相手は子供なんですから!

ただ重いものを持ち上げるなんて面白くもなんともない!だからそこに遊びの要素や面白さを存分に加えたプログラムに仕立て上げるべきでしょう。

ちゃんとした条件の元で筋トレをすると成長は阻害されませんし、身長も(筋トレを)やらない時に比べて伸びる割合が高くなるでしょう。

その条件とは人の動きを熟知した専門家の元で実施することです。

筋肉に負荷をかけるポイント

なんたって敵!?は飽きやすく、楽しくないものは嫌い!との意思表示がはっきりしているのですから(*_*)

だからバーベルやダンベルを扱うというよりも、下記のように①・②の状況を作ってあげましょう!

①自重(自分の体重)を利用する

②ある程度不安定な状態をつくる

この2つのポイントを押させた動きなら筋肉の伸縮や関節角度・方向とその強さをビンビンと体と脳に感じることができるはずです!(^^)!

たとえばこんな動作等・・・。

逆立ちは慣れないと中々できませんが、身体を上手に扱うためには必要な要素です。

なによりいつも観ている景色(視点)が変わることで精神的・肉体的にも適度なストレスを加えられて感性を磨ける良い方法です。

我々大人はこうした古より行われてきた子供達の動きを磨く作業(逆立ちだけじゃなく、手押し車とかケンケンパとか・・・)を、再度見直してみる必要があるのかもしれません。

腕立て伏せだってやり方によっては筋トレにもなるしコアトレにだってなります!

しっかりできないとケガにも繋がるし成長を阻害してしまうのは周知のとおりです。

もうそれだけでただ重りを上下させるよりも多くの価値や達成感を子供達に生み出し、彼ら/彼女らの好奇心を大いにくすぐってくれることでしょう!(^^)!

まとめ:

成長期の小・中学生に筋トレは必要か否かについて、プロ・トレーナーの立場から探ってみました。

筋トレによる成長期の成長促進/ケガ予防等の効果は立証されています。

しかしTM鈴木が最も重視するのは「筋肉の動く有様を自分で感じられる」ことであり、その【感性・感覚】がスポーツ時のハイ・パフォーマンス発揮には欠かせない要素ということです。

動くための能力は筋トレ等、身体に一定の負荷をかけない限りは骨格依存の動きが主となり、それでは筋肉の伸び縮みといった動きを敏感に感じ取ることができません。

小・中学生が行うべき筋トレはバーベル等の器具を利用することも選択肢の一つですが、専門家管理の元、自重で不安定な状況を作ることで十分な効果を得られることを知っておくべきでしょう。

TM鈴木

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