勝てない錦織圭!
4大大会ではことごとく5セットマッチの壁とフルセットの連戦にはね返されてきました。勝てない理由はひとつしかありません。
当ブログでは動きの面から勝算のある手段を導きだし、錦織選手がどうすればグランドスラムを制するかを考えます!
カギとなるのは体の使い方、踏ん張るための股関節荷重!従来とは違う上手な体の動かし方にフォーカスしてみましょう!
Contents
股関節に“のる”

振られてしまう人:錦織圭、この状況を打破するには?
ほとんどのアスリートがわかっていない事実、それは股関節に“のる”、「のった」状態で動ける”感覚です!
この感覚がわからないと例えばテニスのラリーで相手が繰り出す前後左右へのボールで、受ける側は見事に“揺さぶられて”しまいます。
動きの感覚を変えれば勝てる
錦織選手はテニスをプレイするうまさはパーフェクトです!勝てる技術はあっても勝ちきる動きができません!3セット先勝の5セットマッチの罠にまんまとはまっています。
決勝に向けてはそれまでの試合で極力、体力を温存してしておかなければなりません。
4大大会は2019年全仏オープンまで実に38回出場していますが、決勝に進んだのは2014年の全米オープンのみ!
唯一の勝てるチャンスをものにできなかったのはもう不運としかいいようがありません。
動きをみれば弱点はわかりきってるのにそこにフォーカスできないのはその専門家がいない!そして修正すべきアプローチがわからないからです。
サーブ&ボレーで終わるような強力なサーブを持たない錦織選手にとって、ストローク合戦で粘り強く戦い相手のミスに乗じた戦略を立てなくては勝利は望めません。
しかしその熱戦は時として彼の体力をボディブローのようにじわじわと奪っていくことは誰の目にも明らかで、その解決法を導き出さない限りグランドスラム制覇は望めません。
股関節で荷重せよ
錦織選手が身に付けるべき技術はボールを扱うことではなく、体の負担を減らす上手な動きです!
例えば相手のストロークに対するうち返し、膝で動きを止めるのではなく股関節荷重でストップする動き方の技術です。
膝でストップしているうちは太腿四頭筋とふくらはぎといった脚で重い上半身を支えなくてはならず、疲労しその回復も29歳となる彼にとってはとてもおぼつかず、だから勝てない!
相手が厳しい所へ揺さぶってくることで前後左右に動かされますが、股関節荷重なら相手に“振られる”ことなく、逆にこちらが相手の動きをコントロールし“揺さぶる”ことが可能です。

相手に“振られる”この状態が続く限り勝てない!
彼が相手に“揺さぶられる”時はどうしてもこういう姿勢にならざるを得ません!
骨盤が後傾になるため膝主導で太腿前面や腹直筋で体を使うしかなくなるのです!
これが続くことで彼の上手にプレーできる能力がジワジワと奪われ、最後は身も心もガス欠で敗戦というのが常套です。

この体制が後々じわじわと響いてくる
正に相手に揺さぶられてしまっているところです。太腿前面で移動してきた勢いと体重の二つを受け止め踏ん張らなくてはなりません!
“振られて”しまうこの姿勢がグランドスラムの場合、3~4時間(フルセット)や連日続くのですから強靭な選手であっても耐えられたものではありません。
フィジカル:錦織選手の特長

せっかくの腰パンがここぞで生かされない!
彼は腰パンができる数少ない日本人アスリートの1人です!でもそれが「ここぞ」の場面で生かされていません。
腰パンとは腰にひっかけてパンツをはける人です!骨盤がある程度前傾しないとこの感覚は生まれないのです。
ファッションではローライズとかヒップハングとも言われますが、ビーナスのえくぼが斜め上を向くようになってお尻があがっている状態です。
ウサイン・ボルト選手(ジャマイカ 100m世界記録保持者)はこの典型であり、黒人アスリートの運動能力と直接関係しています。

腰パン・ヒップハングで着こなせるのはなぜ?
錦織選手は黒人アスリートと違って骨盤前傾位がしっかりと身についていないのです。日本人だし本格的にトレーニングを積んでいるわけじゃないから身に付いていないのは当然です。
彼も他のアスリートと同様に年齢を経るに従って徐々に腰パンがウエストパンになっていくことが予想されます。
思い通りに動く体にする!というのはそういうことなのです!
今後の可能性

動く感覚を変えない限り勝利は近づかない
錦織選手は相手に“振らされて”膝主導で踏ん張る習慣を直ちにやめるべきです!
代わりに股関節で体重を受け止め前進する勢いを弱める“荷重”技術を今すぐ探るべきでしょう。でなければグランドスラム制覇なんてありえません。
理由は既に述べた通りです。ここではその方法を紹介していきます。
『かるのび』がおすすめのわけ
骨盤前傾理論&実践:『かるのび~kaRuNobi~』はこういった時に役立ちます。
骨盤を+5度前傾させて動けるように肉体改造をするのです。すると前後左右に“振らされている”感覚がなくなり、股関節荷重で踏ん張りの効いたリターンが可能になります。
大腿四頭筋や腹直筋の作用を抑えることができるので試合で蓄積する疲労が減り、さらに動く強さを引き出す臀筋群・ハムストリング・背部が使いやすくなります。
アスリートが持つべき股関節に“のる”/荷重する感覚を紹介しましょう!
日本人はそうした姿勢をへっぴり腰というかもしれません!しかし人にはそれぞれ個性があり、骨盤を動かすのもまた個性のうちのひとつです。
他人がどう思うか!ではなく、自分がどう感じるか!みずからにとっての“みえる化”であって“みえない化”ではないのです!
+5度の感覚を身に付けよう
まずは骨盤前傾の感覚を身に付けながらその感度をスポーツ・日常含め色々な動きで高めることが先決です!
というわけで+5度の骨盤前傾感覚を体感し続けましょう!
+5度の前傾は少なくとも伸ばされながら力を発揮することを好む大腰筋が伸びる感じが生まれます!
この感覚が「歩く・走る・打つ・蹴る・投げる・跳ぶ・泳ぐ」等の動きにとって革命をもたらす『かるのび』のベースとなります。
表面もそうですが、下腹部奥の鼠径部から縦(頭上)方向に伸びる感覚をつかみましょう!

ビーナスのえくぼで“のる”と大腰筋が自然に伸びる感覚UP
映像・イメージは『かるのび~kaRuNobi~』の感覚をつかむために“のる”【ツブツブfit】というトレーニング・ギアです。
ビーナスのえくぼを斜め上に向けて黒人アスリートのようなヒップハング(パンツをそこでひっかけてはくポイント)にする、+5度の骨盤前傾感覚を感じてください!
どんなトップアスリートでもこんなことは全く知らないし、ましてや教えてくれる専門家もいません!ただ1人【骨盤前傾マニア】を除いて・・・。
30歳目前の錦織選手、自分(動き)を変えるなら今しかありません!
骨盤前傾で動ける体を2年かけてじっくりと作ることを熟考してみてはどうでしょう!それがグランドスラムを始めて制する最初の日本人男性になる可能性かもしれません。
これを読めば一目瞭然

復活は考え方の変化にかかっている!
▼錦織圭選手は持って生まれた抜群のテニスセンスと粘り強いプレースタイルで常にトップラインキングを狙えるものの、グランドスラム(GS)制覇には1ピースが欠けている
▼相手に“振られる”ストロークへの対処と決勝まで疲労を抑える新たな動きの技術を高めることが必須
▼骨盤前傾で動ける技術を確立しストローク合戦で股関節に“のる”荷重意識を身に付けることが、太腿を含む足腰・体の疲労を抑え“揺さぶられず”に相手を“揺さぶる”唯一の方法である
▼動作中でも常に骨盤前傾を維持できるよう大腰筋・ハムストリングを伸ばしながら力を伝えられる『かるのび』を習得すべき
TM鈴木