9/22(祝木)に開幕したBリーグ。
運営母体のBリーグ(機構?)と大口スポンサーとなったソフトバンクがくっつきフジTVのほぼゴールデンで放送までされました。
華やかな開幕の陰で・・・
メディア・情報通信にはめっぽう強いソフトバンクがつき、フジが宣伝を担当しているのだからこりぁ強力でないわけがない!
果して会場は満員御礼となり大いに盛り上がったような感じには見えました。
試合自体はNBAとほぼ同様の時間やルール(間違ってたらごめんなさい!)が適用されていた割には両軍のシュートミス等も目立ち平々凡々、NBAではありえないようなロースコアゲームでした。
また『お~いっ!そこはダンクじゃねぇのかよっ!』とか『えっ、こんな肝心なときにフリースローが・・・』と突っ込みどころもわんさかあり、プロリーグと呼ぶのをためらってしまいたくなることも否めませんでした。
全てはこれから!
でも、NBAだって最初に始まったときは今回のBリーグとさして変わらないかったんだろうなぁ・・・という変な思い込みで選手のミスやら、なんとなく勢いだけで浮足立っている両軍のプレーをカバーしてあげましたわい!
まあ、よくもわるくもこれからです。
始まった以上はしっかり頑張ってもらわんと。
TM鈴木はまだまだ見に行きたくなるようなレベルではないのですが。
そしてこのBリーグの開幕に危機感を募らせた人達がいたんです。
“同じ穴のムジナ!?”だったバレーボール界です。
中途半端な改革の二の舞は避けたい
両方とも背が高いことがとても有利な競技、その影響からかとても弱く、そして相当長いこと人気が落ち込んでた競技でした。
そんな共通点で直接あったかどうかはわかりませんが『おれもだよなぁ・・・、お前もだよなぁ・・・』などとマイナス思考で精神的に支え合っていた!?間柄(・_・;)
その一方が“抜け駆け!?”しちゃったから残されたもう一方は焦った焦った(*_*;
だって一方には20数年前グランドに閑古鳥が鳴いていたサッカーの人気を爆発的に押し上げた功労者がついちゃうわ、日本一の携帯会社がついちゃうわ、日本一高い山のTV局が宣伝しちゃうわで、こりゃぁもうその差が一気に広がったなんて、まだリーグも始まる前からまことしやかに囁かれる始末。
残された一方はなんとかしなきゃいけない!
ってことで今回彼らが挑んだのはスーパーリーグというなんとも曖昧なプロ化!?だったのです。
しかしこのリーグ構想がまたこの業界の闇を深めちゃったことを関係者は知らないのです。
まったくこの鈍感さといったら・・・。
何とも生ぬるく曖昧で無味乾燥なルール、しかもその運営母体がリードしていくのではなく参加チームを募りますというもの。
ルールが曖昧すぎて・・・
『我々はこんなルールを作ったから参加したいやつらは参加せぇ~よ!』とは今回のB、そしてJだったのですが、V(バレー)の場合『我々はこんなルールを作ったので是非とも参加してください!なんとか(我々を)助けてください!』というもの。
『はぁ???、なんなの、それ!!!』
とまぁ下顎が外れてしまうのではないかという不可解な立ち上げ儀式!?をマスコミ通じて流したのでありました。
今回のBリーグ設立に当たっては2つのリーグを1つにまとめるにあたり初代チェアマンは『俺の言うことを聞け!』と言わんばかりの条件を突き付けてきました。
それが先ほどの『○○したからお前ら参加せぇ~や!』というもの
しかしバレーは最低限6チームの参加が必要で集まらなければ次年度へ延期など(確かそう聞いたのですが)という腰が砕けそうな弱腰でしかもチーム名には企業名も入れられるとう不可解なもの。
独立の運営母体になるとはいえ、ではハコ(体育館)にはどの程度キャパがあるところを使い、どの程度入れる(観客数)のか、採算をどうするのか?等、まったく決まっていないんじゃないかといった様子で、相変わらずのリーダーシップ不在が明らかな組織の姿勢が見え隠れしていました。
1995年でしたかやはりプロ化を宣言した時がありましたが、時の反抗勢力の前にその計画は頓挫、当時の松平会長は苦虫を噛み潰した顔で悔しがったといいます。
今回も多くの反抗勢力の前に計画倒れになる可能性もあり難しいのではというの識者のコメント。
プロ化によって潤うもの・潤えないものがいる限り中々前に進むことは難しい、TM鈴木も思っています。
リーダー不在の差が!?
なによりこの業界は松平康隆氏以来、リーダーシップを発揮できる人間が育っていないのです。
彼の幻影を引きづって現在に至っているといっても過言ではないくらい、彼におんぶにだっこだったのです。
本来であれば彼の遺志を引き継ぐべきミュンヘン組や一緒にやってきた協会の事務方がリーダーとなるべきだったのですが、残念ながら彼らにその素養はありませんでした。
プロ化することは悪くはないでしょう。
でもプロ化すれば代表が強くなるかは別問題です。
《“同じ穴のムジナ”がプロ化したから我々も(焦;)》
みたいな風潮で捉えられちゃってるのが今回の一件です。
あまりにも節操がないというか、拙策すぎるというか・・・。
東京オリンピックだからなんとか早急に!という考えがあるかどうかはわかりませんが、焦らず、まずはじっくりと【畑を耕す】ことから始めてはどうでしょう!
まぁ、それも頭の柔軟なリーダーが現れてグイグイ引っ張っていってくれればの話なのですが・・・。
川渕さん、次はVB界等いかがですかねぇ(^^+
TM鈴木