全てのスポーツ動作の基本姿勢『パワーポジション』って何?骨盤前傾位で股関節ロックを利用すればスーパーアスリートになれるかも!?

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スポーツ動作の基本姿勢を『パワーポジション』といいます。

いわゆる動作を始める際の「構え」の姿勢ですね。最近は特にこの姿勢が注目されていますが、この姿勢をとるためにはちょっとしたコツ知恵工夫が必要です。

例えばバッターボックスで構えるバッターやマウンドから投げ下ろすピッチャーの、今まさに打ったり投げたりするときの動作中に必要な身体の扱い方が、この『パワーポジション』のエッセンスです。

なぜこの基本姿勢が大切なのでしょうか?『パワーポジション』じゃないと動作にどのような影響がでるのでしょうか?

今回はスポーツ動作時に有効であろう「構え」について迫ってみます。

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ここが違う!TM鈴木式

PP例

スポーツ動作には日常の動作とは違った“非日常”の動きが必要です。ということは身体もその動作に適応した姿勢になっていたほうが良いのはいうまでもありません。この“非日常”に適応するための姿勢作りのひとつとして、TM鈴木は独自の『パワーポジション』を採用しています。

骨盤前傾

「骨盤前傾大好きもん」のTM鈴木としては骨盤前傾位ができていないパワーポジションは偽物だ!と思う程、パワーポジションには骨盤前傾位が必須と考えています。

ではそのおすすめの骨盤前傾とはどういったものなのでしょうか?詳細は後日別ページにて掲載するとして、今はその触りだけお伝えします。

身体を意識する際は腰のあたりをギュッと縮めていきますが、この時【結果として】お腹が縦にギューッと伸びる感じがでて、股関節の前側(鼡径部付近)が縮む感覚も出現します。

動作の順番を違えると働きが変わり骨盤が前傾している意識が薄れるので下記の順番に各々の部位が動くことが理想です。

①下背部(腰)をギュッと縮める → ②お腹が縦に伸びる → ③鼡径部が縮む

この一連の作業をすることで骨盤より上の上半身と、骨盤より下の下半身に『骨盤さんがポジションを変えたぞ!私たちも骨盤さんの動きに合わせなくちゃ!』と、言ったかどうかは定かではありませんが、とにかくそうした呼応する反応がでてくるのが理想です。

だから『骨盤前傾は良くない!』等とする専門家諸氏の反応をよく耳にしますけど、その考えが全てではありません。骨盤が前傾することに呼応して脊柱のカーブも変わればなんの問題もないわけです。

若い女性に多くみられる骨盤単体での前傾は構造的にも機能的にも良い状態ではありません。骨盤のみが単独で前傾してしまうのはTM鈴木とて良しとするわけではありませんので、お間違えなく!

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骨盤前傾の利点

骨盤前傾位の最大の利点は、腿裏(ハムストリング)を初めとする身体の裏側の筋肉がしっかりと使われることにあります。ハムストリングや下背部、臀筋群は身体を移動させる際に推進力(勢い)を生み出す力の源になる部分です。

クイックで爆発的な動作やスムースな動きは、この裏側にある筋肉の質に左右されているといっても過言ではありません。そうした選手の、例えばハムストリングや背中の筋肉は実にしっかりと発達しています。

パワーポジションであれば骨盤前傾により股関節が最大可動域下で動くようになります。股関節の構造上、骨盤前傾位でなければ股関節は最大限に開いてくれないのです。こうした関節を最大に広げる・開く・動かせる状態がスポーツ活動には絶対的に必要であることを身体に体感させる意味でも骨盤前傾&パワーポジションは必須の作業といえるでしょう。

しっかりとした骨盤前傾は上半身と下半身の反応も促し、お腹や背中の奥、特に背骨に隣接する深部筋群がしっかりと使われるようになります。中でも大腰筋は骨盤の前傾によってしっかりピーンと縦に伸びる(張る)状態になり、初めてその機能を最大限に発揮することができる準備が整います。

『さあ、私がしっかりと縮んであげるから他のみんなも頑張って!』、というリーダーの誕生に他の筋肉達は大喜び!(^^)!なわけで、我先に!とリーダーと共に動く準備ができるわけですね。

大腰筋はこうした骨盤前傾による上半身を含む一連の反応で、しっかりと縮まる準備が整ってはじめて動くもので、普段の姿勢では全くといっていい程使われることがないのです。せっかく良いもの(大腰筋)があるのに使わないとはなんともったいないことかっ!?という感じになりませんか?

骨盤前傾はいわば身体中の筋肉のリーダー的存在である大腰筋を目覚めさせ、他の筋肉それぞれがしんかりとシンクロ(同調)して動くためのコマンド・コントロールセンター(CCC)というわけです。

その指令センターがお休み状態ではいくら『パワーポジション』をとろうとしたところで絵に描いた餅というわけですね。

身体の機能をフルに生かす!

スクラム

股割姿勢についての考え方と重心を下げる際の身体構造の理解もTM鈴木式パワーポジションをとる上で大切な要素となります。実際に試す際のコツを探っていきましょう!

股関節最大開脚

股関節は最大限に開脚しますが重心を下げるため膝は結果として曲がります。因みに膝を意識して曲げることはしません。重心を落としていく過程で膝が勝手に曲がっていくというイメージをもつように身体を操作していきます。

膝を意識して曲げようとすると『膝・ひざ・ヒザ・・・・・・・・』と頭の中が膝だらけになってしまい(*_*)、骨盤前傾の意識が薄れるのでそんなこたぁやめましょうね!

骨盤前傾位にしての様々な動作を推奨するTM鈴木としては、膝を単独で曲げてしまうようなイメージの仕方は全然好きじゃないのです、ハイ!。

大転子の機能

これはネットでもほとんど誰も喋ってない情報なので聞き得かもしれません。大腿骨骨頭の脇っちょにちょこっと出っ張った骨の突起があって、これを大転子といいます。

この大転子は様々な筋肉の付着部になっているのですが、実はそれ以外にも役割があるのです。

このように脚を開いて身体を下げていく(重心を下げる)ときに股関節を構成する大腿骨骨頭(凸)が股関節窩(凹上)をすべり転がることでパワーポジションとなるのです。その際にある程度まで下げていくともうそれ以上下がらないという場所があります。

股関節ロック機能

その時、股関節ロック(鍵がかかっている)状態になっているのです。解剖学的に言えば大腿骨骨頭の脇っちょにある大転子が骨頭の受け皿である臼蓋(きゅうがい)の端っこに接触して股関節動作が停止します。

これを骨同士の接触(Bone to Bone Contact:BtBC)と言います。関節動作が止まるのはこうした骨同士の接触の他に、関節を取り巻く靭帯や関節包である(繊維性)軟部組織の制限があります。股関節はこうした機能によりその働きを停めることが可能です。

股を開いて下げていき股関節ロックがかかった状態であれば、太腿の筋肉である大腿四頭筋への負担は極力抑えられ、かなり長い時間パワーポジションをを維持できます。

それも骨盤がしっかり前傾していることが条件です。

骨盤前傾 → 重心下げる → 股関節ロック → 大腿部の筋力発揮抑制

こうした身体の仕組みを上手に利用することで理想的なパワーポジションが完成します。

骨盤前傾がない場合はBtBC機能が働かず、10秒くらいすると太腿がプルップルと震えてパワーポジションを維持することがとても辛いです。

筋力を無駄に発揮した結果早く疲れてしまうより、できるだけ効率良く使いたいものですね。そのためには元々ある骨格構造で身体を支えるということを『パワーポジション』を通して学んでいくといいでしょう。

動きに注目:TM鈴木式

動画にてTM鈴木式『パワーポジション』が観れます!ここではバランスボールを使用したちょっとオリジナルバージョンを紹介しています。

『パワーポジション』アスリート:その1

パワーポジション応用

TM鈴木が観た中でパワーポジションをしっかりと体現しているアスリートは何人かいます。そのひとりが横綱白鵬でしょう。

お相撲さんは元々股関節が開かなくては話になりません。だからあんな苦しそうな股割りしているわけで、あのやり方もどうかと思いますけど、それは端っこに置いといて白鵬関に話を戻しましょう。

白鵬関が相手との立ち合い、つまり行事が「ハッケヨ~イのこった!」という直前の姿勢に注目してください。背中、特に腰の辺りが弓なりにしっかりと“しなって”お尻が斜め下方向にギュッと出っ張っています。

白鵬関のあの姿勢、TM鈴木的には非常に美しく、そして機能美に溢れ文句のつけようがないパワーポジションです。身体の持つ機能を最大限に高めた動くための準備姿勢といえるでしょう。

この白鵬関、相撲取りとしての才能は数あれど、身体の機能を最大限に利用できること、これもひとつの才能であり、だから幕内最多通算勝利数や最多優勝回数を達成したとすればその能力に十分納得がいきますね。

一般的に言えば身体の上手な使い方、詳しく言えば骨盤を含めた股関節や上半身の連動機能が高い人をスーパーアスリートと呼び、こうした人達が世界のスポーツシーンを席巻しているわけですね。

ではこのパワーポジションのエッセンスを操る稀有なアスリートとは他に誰なのでしょう?

それはまた別の機会に(^_^)

まとめ:TM鈴木式パワーポジション

スポーツ活動は“非日常”動作と考えるTM鈴木は独自の準備姿勢を追及しています。それが今回ご紹介したTM鈴木式『パワーポジション』です。

スポーツ動作に入る直前の準備姿勢により“非日常”の動作をスムースに素早く爆発的な動きを可能にしてくれます。

この『パワーポジション』を実際に身体に染み込ませることで、骨盤と股関節や脊柱の強調した動きが高まり、全てのスポーツシーンの準備動作に応用可能です。

パワーポジションには『骨盤前傾』に呼応した上半身と下半身の反応が必要です。また重心を下げていく過程で股関節のロック機能を使えることが理想的な身体の使い方に繋がることを忘れてはなりません。

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