「骨盤は歪まない」が正解!高さ・傾き・捻れの違いがあるだけ~骨盤由来の不具合を解消すべき理由(わけ)を検証する~

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仕事柄「骨盤の歪み」という言葉を様々な場面で耳にしますが、実のところ骨盤が歪むということはありえません!

歪みはしないが骨盤の傾きや捻れ由来の不具合は誰にでも、しかも頻繁に起こる可能性があります。

そこで骨盤周囲の筋肉を適切で理想的な能力を発揮できる状態にするP3Rエクササイズもご紹介しつつ、この不思議な“骨”にまつわるビジネスマインドを紐解いていきましょう。

骨盤の構造や機能も含め、「歪む」という話との関連性を知れば骨盤の働きをさらに高め、思い通りに動く体への一歩を踏み出せるはずです!(^^)!

*****本内容は[2016/7/4]の本文に新たな内容を加えたものです*****

『骨盤は歪むのですか?』と突然聞いてきたクライアントのMさん。

「ん?な、なんだ???」と思ったのですが、よくよく聞いてみるとたまにいく整骨院で『骨盤が歪んでいるので矯正しましょうか?』と言われるそうです。

その(矯正!?)施術後は確かに腰の重だるさもなくなり調子が良くなったということですが、『歪むのかぁ』と考えたときに、はっ!と気づいたそうです。

『骨盤って本当に歪むの?』と。

そこで骨盤って本当に歪むのかをTM鈴木なりの目線から検証してみました。

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歪みの正体とは?

image1:

骨盤は底のないバケツと同じ!?

真意を探るにあたり『歪み』とは何なのかを調べる必要があります。様々な文献等も含め『歪み』の定義を調べてみました。

骨盤の歪みを定義する

「外力により元の形が崩れ、いびつに変形した状態」というのが一般的な定義とされますが、この意味に照らし合わせると骨盤は「歪まない」ということになります。

なぜなら骨盤は外からの大きな力(例:車に衝突されたとか)が加わると歪む前に骨盤自体が折れて(破壊されて)しまうからです。

ですので骨盤が歪むということは(常識的に考えても)まずありえないことです。

骨盤をプラスチックのバケツと考えればわかりやすいでしょう。

両手でバケツに様々な方向から圧を加えると、バケツの形がその加えられた方向によっていびつに変化しますよね!

あれが歪みであり、骨自体が硬くつなぎ目を強力な靭帯機能で支えられた骨盤が、その程度の力ではどう考えても歪むことはありえないわけです。

骨盤構造と消費者マインド

出典:https://goo.gl/9gR5nH

骨盤の構造を観ればわかりますが、骨盤には3カ所のつなぎ目があります。

左右の仙腸関節は関節面自体の凸凹構造だけでも接合部が比較的しっかりしています。

その上に超強力な靭帯結合によって強化されていますので動いても数ミリ程度、関節とはいうものの一体型の骨といってもいいくらいなのです。

残り1ヵ所、恥骨結合は出産時に産道が開くという意味からすると歪んでもおかしくないと思われるかもしれませんが、出産後には数ミリと違わずほぼ元通りに戻ります。

image2:

不安を煽られると人は弱い!?

産後だからと「○○ベルト」といったものを骨盤周りに巻きつける人をよく見かけますが、こうした行為はマイナスの効果とも言われています。

そういった外部からの圧力ごときで骨盤(恥骨結合)の接合部が影響を受けることはまずありえないのですが、ここには売り手のビジネスマインドが関わっているからやっかいです。

「産後は骨盤がズレてしまい腰痛や違和感、体重が戻らない等の原因になりますので○○ベルトを付けて元に戻しましょう!という不安商法の一種とも捉えることができますね。

不安にのっかる業者や専門家、そしてメディアが沢山いればいる程、それに影響される人達は拡大し商品が売れるという構造が見え隠れします。

背後にあるビジネスマインド

image3:

歪みをタイプ化するなど一応

下地を作っていることに驚き!?

人の脳内にパッと浮かぶのがイメージであり、それは瞬間的に浮かべば浮かぶ程印象に残ります。

「骨盤=歪んでる!」という図式はその人の(腰痛や体型等)の悩みが大きければ大きい程、『腑に落ちる』ポイントといっていいかもしれません。

便利なマジックワード

image4:

骨盤に目を向けると観えてくる!?

Sさんを観た治療家のように『骨盤が歪んでいるので云々・・・』という説明、現状ではたしかに多いものです。

ネットで「骨盤 歪み」で検索してみるとその数の多さに驚き!です(>_<)

それだけ「骨盤」と「歪み」はセットとして販売!?されているといっても過言ではありません。

医学的・機能解剖的に「骨盤が歪む」というのは本当ではないとしても、「歪む」という言葉自体を別の意味として使用しているケースもあり、そこは「ウソ」と結論づけるのは難しいのです。

その種の専門家が使っている「歪む」の意味であっても、中には以下の意味で捉えていると考えられるからです。

「ハッ!」とする“気付き”を引き出す

image5:

人体の基本面

①前額面(人を前後方向から観る):左右腸骨の高さの違い

②矢状面(人を横方向から観察):腸骨の前後傾斜角度

③水平面(人を頭から観察):腸骨の捻じれ具合

この3点での位置のズレをいちいち説明すると患者が混同し理解しづらいかも!と思えば、それを一言で片付けられる「歪み」なら最も簡単な解決策かもしれません。

患者にとっても理解しやすいとくれば便利なことこの上なく、「あっ!なるほど~!」と手をポン!と叩いてしまう言わばマジックワードといったところでしょうか。

そもそもどこのだれが「骨盤は歪む」と最初に言ったのでしょう?

こうしたある意味噂の範疇はそのほとんどが出所不明で、患者側からすればこの「骨盤&歪む」はとても腑に落ちた!体験なのかもしれませんね。

骨盤周囲筋群の再教育

image5:

骨盤の不要な圧を取り除くポイントに

【ツブツブ】をセットして「ゴロゴロ」

こうした捻れや高さの差が腰痛(鈍痛)や活動時の動きの違いに関わっていることは、体験的にも実証されています。

普段の生活環境やその人が持つ癖が深く関わって起こる不具合といってもよく、骨盤周囲筋群を再教育・再構築・リフレッシュすることでこうした違和感が大幅に改善可能です。

筋長のバランス維持が難しい

骨格筋は多くの場合、主働筋といって主に働く筋肉と逆の働きをする拮抗筋が存在し、片方が縮めばそれと関係する他方が伸びるという相互関係が生じています。

こうした互いに伸縮関係を持つ筋肉に縮み過ぎる(/伸び過ぎる)といったバランスの崩れが起こると、その部分は骨盤に余計な圧力をかけてしまうことが大きな問題となるのです。

余分な圧力をあるいは「歪み」と表すケースもありますが、前述の通り骨盤は強固な骨と靭帯結合構造により「いびつ(その形が変形)」することはありません。

周囲筋で縮み過ぎたり(伸び過ぎたり)するポイントは、筋の中央部(筋腹)であったり端(筋腱移行部・腱)など、様々な部分に現れるためそれを改善していくことは中々困難ともいえます。

image5:

骨盤と他の部位との

理想的な位置関係を知る

前後・左右・捻れの不均衡(アンバランス)を放っておくことで骨盤への圧力差は徐々に大きくなり、結果的に骨盤の正常な位置が崩れた状態で動くということになります。

すると理想的な動作からは遺脱、しかも腰痛・背部痛等の違和感の可能性が高まるというわけです。

骨盤は上半身と下半身を繋ぐエネルギー伝達の“仲介役”であり、周囲筋群の(筋長)張力バランスの崩れは地面反力を利用する際の力のロス(逃げてしまう)に繋がります。

この全体的に、あるいは部分的に骨盤にかかる圧力の不均衡は、スポーツ動作にも多大なストレスを与えるため、身体操作面からも大きなマイナスになってしまうのです。

骨盤の動きに注意を向ける!

本来その人が動くための最適な骨盤の位置や角度を認識できれば、快適な日常動作やスポーツ時の身体操作感を高めることに繋がります。

従って骨盤の【理想的位置角度】、そして【最適動かし方】に注意を向けることで、アスリート・一般人関係なく、最高のパフォーマンス(動き)を引き出せる可能性があります。

そのためにはあなた自身で(あなたの)骨盤に適切なストレス(刺激)を加えることが、その力を最も引き出す方法のひとつと言えるでしょう。

セルフ・ボディコンディショニング・ピラー【ツブツブ】を利用した骨盤の再教育・再構築&リフレッシュメントであるP3R(Pelvic Re-Education Re-construction & Refreshment)は、そうしたあなたのお役に立つ最適なプログラムです。

あなたにとっての理想的な骨盤の角度や位置を確認でき、最適な傾斜角(前傾角)を探り出し、適格な動きに繋がる骨盤周囲筋の発揮能力を十分に引き出すメソッドP3Rご興味ある方はこちらまでご連絡を!

アスリート(スポーツ)だけでなく、一般の方(産後・ダイエット・アンチエイジング等にお悩みの方)も“のる”だけで効果を実感できるエクササイズです!(^^)!

まとめ

image6:

歪まないが頻繁にある圧の変化

以上のことを踏まえると「骨盤が歪む」という表現は医学的には正しいとはいえません。

しかしクライアントやそのことを知らない人達に伝える情報としては、非常に便利な言葉・表現であり、話を聞く方としても受け入れやすいという現実があるようです。

どうして「骨盤が歪む」という言葉が普及したのかがなんとなくわかりますね!(^^)!

正解か否か!それは使う側の事情よって正当化されてもいいような気もしますが、果してあなたはどう考えますでしょうか?

その余分に加わる圧を毎日のちょっとした工夫で取り除くことの方が、「動かしやすい体」や「健康面」を考える際にはより重要なことなのです!(^^)!

TM鈴木

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