ゴルフスイングの変革Part1 松山英樹選手に備わる“使える”柔軟性がブレない軌道とスムースな弾道を実現する秘密

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今ゴルフ界を席巻しているのは間違いなく松山英樹選手でしょう。彼は今シーズン既に1勝、PGAツアー通算4勝目をあげ日本人初のメジャーツアー(マスターズ・全米・全英・全米プロ)初優勝の期待もかかります。

この松山選手、そのスイングは非常に躍動感がありながら抜群の安定感を誇ります。松山選手はどんな場面でも乱れない正確なスイングを武器にする今の日本では非常に稀有なプロゴルファーなのです。

そのスイングは飛距離も稼げしかも安定しています。松山選手が活躍する裏にはどんな身体の秘密があるのでしょう?

そのカギは柔軟性だとTM鈴木は考えます。しかもその柔軟性の質が他のプロゴルファーとはかなり違っているようです。

そこで本稿では松山選手に観る“使える”身体の軟らかさについて検証し、スイングの安定性を増すための体幹の大きな動きについて迫ってみます。

最後までお読みいただければあなたのスイングパフォーマンスに確実に影響を及ぼす、自分の思い通りに動く身体を身に付けられるはずです。

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大きく伸びやかなスイングの秘密

松山選手は他のプロ選手に比べトップまでのスイングが非常にゆっくりとしています。スイング全体でも「大きく伸びやかに」打つ感じがあり、そのスイング動作にはある種の“優雅さ”も感じとれます。こうしたスイングの裏には松山選手が持つある特殊な才能が見て取れます。

使える柔軟性

松山選手のとあるトレーニング風景、脚をバレリーナのように前後に大きく開いたり、タオルの両端を両手で持って身体の前や後ろで動かす運動をしたり、彼が身体を柔軟にすることを如何に重要視しているかは以下の言葉に表れているといえるでしょう。

これケガが多いのでケガをしないようにしたい。筋トレも大事だけどストレッチも同じように大事です。

出典:https://goo.gl/Ihvn1v「2016松山英樹隠れたトレーニング公開」

彼のコメントからは他の選手に比べとりわけ柔軟性を重要視しているようにも聞こえます。このコメントやTVの一場面を観ただけでは松山選手の柔軟性の良し悪しは正直わかりません。

しかし彼は柔軟性がスイングに直接影響を与えるものだと捉え、それを高める意図を明確に持っており、そのための使える柔軟性のあるからだ作りを目指していることが伺えます。

松山選手の柔軟性に対するこの考え方は他のプロゴルファーとはまったく違うものです。こうした点で彼は柔軟性を含めたゴルフの為の身体づくりにおいても非常に優れた才能を有しているといえるでしょう。

アスリートにとって柔軟性は程々あればいいのです。ベターッと身体が床に付くような開脚は見かけはいいですが、必ずしも直接パフォーマンスに影響するものではありません。自身の持つ柔軟性をしっかりパフォーマンスに使えるか!アスリートにとってはそれが最も大切な要素です。

この使える機能的ともいう)柔軟性を高めておけば、それだけでスイングの安定化や飛距離には結びつくことを松山選手は良く知っているので、それだけ身体の柔らかさを重視しているのでしょう。

スイングは体幹を捻じって戻すが基本

スイングは通常、「アドレス→トップ→ダウンスイング→インパクト→フィニッシュ」5つに分けられます。各々の期(ステージ)でその重要性は違いますが、松山選手のスイングの特徴からアドレスートップとダウンスイングとの切り替えは特に重要と言えるでしょう。

松山選手のスイングはTM鈴木的に観れば実に単純な動作です。基本的にはただ「体幹を捻じって戻している」だけです。そこに腕やクラブが遅れて付いてきて(巻き付いてきて)インパクトの瞬間に息を瞬時に吐くことで骨盤の奥に力を込めています。

瞬時に息を吐くとヘソ下の奥に力が入りそれが両腕の絞り(上腕の内旋&前腕の回内)に繋がり、クラブフェース正面でボールをインパクトすることが可能となります。結果フェースが進行方向を直接向くことでボールは真っ直ぐな弾道で飛んでいきます。

捻じりを感じとる!?機能的体幹

出典:https://goo.gl/ZTEHMK「松山英樹 スイング 最新 ドライバー超スロー」

体幹を捻じって戻すといった単純な動作を可能にするのが松山選手が持つ類まれなる才能かもしれません。その秘密は体幹(股関節・骨盤・脊柱・胸郭・肩甲骨)を中心とする使える(機能的)柔軟性にあるといえるでしょう。

勢いではなく動きのイメージを残す

大きく優雅なスイングを可能にするのはゆっくりとしたトップまでの大きな動きです。多くの選手達はこのトップまでをクラブを速く振る勢いで動かしていきます。つまりクラブを速く振ることで身体に捻じりを作っています。

ところが松山選手はしっかりと自分の体幹を捻じるという行為をしながら、トップまでクラブを持っていっていきます。ゆっくりとした動作でしっかりと体幹部の捻じりを自身の身体(脳内)に感じながら、スイングの前半をこなしているのです。

勢いでトップまで持っていくのか、しっかりと身体の捻じりを使って(感じながら)もっていくのか、実はこの違いはスイング後半に大きく影響します。自分のからだが捻じられていると理解できれば、その後のダウンーインパクトーフィニッシュでのクラブ操作もしっかりとイメージが継続しやすくスイングに乱れが出にくいのです。

仮にダウンスイングからの軌道修正が必要となった場合もどこをどうすればいいか瞬時の判断で極力乱れないスイングを可能にできます。どの程度の捻じりの解放でボールインパクト直後にクラブフェースの押し出しができるのか等、そうした微妙な修正を身体で感じとれるのは使える柔軟性の身体を持つ松山選手ならではの特徴でしょう。

機能的骨盤前傾位では捻じりの大きさと安定感が高まります!ゴルフスイングの飛距離と安定感を生む秘策として今注目されています。

股関節・骨盤・脊柱・胸郭・肩甲骨といった体幹の動きを良くすることであなたのスイングが大きな変貌を遂げる可能性があります。詳しくはこちらにお問合せください。

捻じりを生む機能的骨盤前傾の優位性

トップまでのゆっくりした捻じりを実現するためには骨盤機能的前傾位が必要です。骨盤前傾位で動作ができるとスイング時の捻じりに大きく貢献する左右の内(外)腹斜筋群がしっかりと活動します。

加えて骨盤前傾位によりしっかりと股関節に体重が乗るため、右足から左脚へのウェイトシフトも股関節の荷重変化を脳内でしっかりと感じられます。

つまり平行移動と捻じり動作の両方で脳内イメージを作りやすいため、乱れることが少ない安定したスイングを実現できるというわけです。

松山選手はアドレスではそれ程目立ちませんがクラブがトップに移動するに従ってしっかりと骨盤の前傾が完成され維持されています。トップから切返しの瞬間にお尻がピュッとでているところは機能的骨盤前傾を示している証です。

日本人は黒人アスリートに比べれば先天的な骨盤前傾にはなりません。しかし明確な意識付けや目標設定としっかりとした持続的なトレーニングにより動作時の機能的骨盤前傾位を作ることは十分可能なのです。

使える柔軟性をしっかりと高めることで、結果としてスイング時の機能的骨盤前傾位が確立された身体的特徴を有し、その才能を十分に発揮できる日々の努力を欠かさないことが松山選手が世界のトップと対等に渡り合える理由だと言えるでしょう。

筋肉は縮めるために伸ばす!?

筋肉は基本的に縮まることが仕事で、縮まることで力を発揮できるようになっています。しっかりと縮まるためにはその前提条件としてしっかりと伸びる必要があります。

しっかりと縮むためには?

ハムストリングを例にとればしっかりと縮めるためにしっかり伸ばす、目的はその筋肉を伸ばすことではなく運動時にしっかりと縮めることです。ハムストリングがしっかりと縮まることによって前に進む推進力や動きにメリハリがつき、ゴルフスイングなら乱れず安定したスイング軌道が可能でボールにしっかりと力を伝えられます。

ハムストリングをしっかりと伸ばす手段が骨盤前傾位であり、拮抗筋(大腿四頭筋)の短縮になります。目的が「ハムストリングを伸ばす」だけではパフォーマンスに直接結びつく可能性は低くなります。その先の縮めるまでを視野に入れることが、実際のスポーツ動作に生かせるストレッチングの設定。

単に柔軟性を高めるだけでなく、それをスイングメカニクスに十分生かせるような考え方や配慮された機能的プログラムが松山選手の安定したパフォーマンスに寄与していると考えるのが妥当でしょう。

見た目ではなく機能的かが大切

見た目の素晴らしい伸びは必要ありません。ベターッと開脚することは見た目には良いのですが、それはアスリートにとって本来の目的ではないのです。

そんな見た目より膝が曲がってもいいので縮むべき部位がしっかりと縮むような伸ばし方に目を向けることが、動きのパフォーマンスアップに断然有利なことを知るべきでしょう。

具体的には股や腿の付け根が『伸びた~!』と感じる伸ばし方を心がけましょう。股や腿の際(きわ)、内転筋群から腿裏に達する部分にしっかりとしたストレッチ感が伝わるような伸ばし方ができればあなたの股関節はどんなスポーツ動作にでも適応できる素晴らしい能力を発揮してくれるでしょう。

誰もが憧れるプロゴルファー松山英樹選手、もしかしたらあなたも彼のスイングに近づけるかもしません。柔軟性や身体の動かし方についての考え方を少し変えるだけでも大きな効果を生むはずです。あとはそれを継続するための明確な目標とプラン作りができるかどうか。

乱れてしまうスイングを身体の機能を改善させることで変えたい!そんな想いがある方は是非、こちらへお問合せください。目からウロコの発想であなたのスイングが変わります!

まとめ:松山選手、乱れないスイングの秘密

世界と戦える数少ない日本人プロゴルファー松山英樹選手、その秘密は使える柔軟性を持つ身体と、それによって培われた機能的骨盤前傾位での安定したスイングです。

体格(181cm、92kg)は世界と比べても見劣りしません。飛ばせる身体を元々持っていますが、加えて体幹(股関節・骨盤・脊柱・胸郭・肩甲骨)の可動域を意識的に使える普段の的確で持続的なトレーニングが彼のスイングの安定性を支えています。

柔軟性はパフォーマンスに生かせてこそ価値があります。そしてその目的は筋肉を縮めることにあります。筋肉を機能的に使う(縮める)にはしっかりと伸ばせる必要があることを認識してトレーニングに取り組むべきでしょう。

次回Part2では松山選手のスイングに生かせる身体(動き)のさらなる秘密にせまります。是非、ご期待くださいね(^_^)

TM鈴木

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