稀に見るダイナミックな動きのスケーティング~スコアアップに不可欠な長い手足を上手に使える本田真凛選手の魅力に迫る~

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春が近づきフィギアスケートシーズンも佳境に入りました。今シーズンも特に男子は羽生結弦選手と宇野昌磨選手が凌ぎを削り、女子も宮原知子選手が良く引っ張っています。

来年には冬季オリンピック平昌大会も開かれるため各選手のこれからの動向も気になるところです。

そんな明るいフィギア界にあって今後さらに話題をさらいそうな選手といえば、世界ジュニア連覇を狙う本田真凜(マリン/Marin Honda)選手ではないでしょうか。

昨日の世界ジュニア選手権女子ショートプログラム(SP)では2回連続の3回転ジャンプを決めミスのない演技で自己ベストの68.35点をマークし2位と絶好の位置につけました。

今ジュニアの世界ではトップランクに位置し来年の平昌オリンピック上位進出も狙えそうな本田選手について身体や動きの優れたポイントを紹介していきましょう。

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採点競技に不可欠な要素

出典:www.sankei.com

本田選手が最も注目されたのはなんといっても2016シーズンのジュニアグランプリファイナルでの金メダルでしょう。SP、フリー共に自己ベストを大きく更新し、初出場ながら優勝という快挙を成し遂げました。

本田選手はノービス(ジュニアの下のクラス)時代もそこそこ活躍していました。2012年の全日本ノービス選手権(ノービスB)で当時の歴代最高得点をマークして優勝、また2013年トリグラフ杯ノービスクラスで優勝等があります。

将来を嘱望される天才肌

どちらかと言えば天才肌の選手であり、現在日本のフィギア界を牽引している宮原知子選手が努力型なのとは対照的なイメージです。

トップに上り詰める過程はむしろ浅田真央選手と類似するかもしれません。

本田選手の武器はなんといっても長い手足を生かした大きな動き、そしてステップシークエンス等の基本的スケーティング技術を盛り込んだ芸術性の高さでしょう。

その表現力は15歳にして完成の域に近づいているという専門家の折り紙つきです。さらに中1の時には高橋大輔さん(現解説者)から以下のように評されています。

ちょっとした体の動かし方が色っぽさがある。雰囲気とか、魅力的な目を引くものを持っている。

表現力を高める一方で動きの能力も非常に高いものを持っています。11歳でマークした5種類の3回転ジャンプはその能力の非凡さを物語っているでしょう。

現在はルッツ・フリップ・ループ・サルコウ・トゥーループの3回転、そして2回転半アクセルの後に3回転トゥーループのコンビネーションをマスターし技術点でも高得点を狙える武器をもっています。

採点には含まれないが・・・

フィギアは採点競技です。そこに個人的感情の入る余地はありません。

ジャッジは指定されたジャンプ・ステップ・回転数・レベル・GOR(できばえ点)等がどの程度できているのかをプロの目線でスコアに反映させています。

個人的感情は入りません・・・とはいうものの、やはり美しいものや可愛いものにはそれだけで華やかなりしところもあることは事実です。

本田選手がリンクに姿を現すと観客はそれだけで彼女に目を奪われ釘づけになることもしばしばです。メディアではもっぱら「マリン(真凛)ちゃん」と呼ばれ「かわいい」と評判になっています。

採点には含まれませんが、本田選手のように容姿端麗や手足の長さやからだのラインの美しさはフィギアの大きな武器でもあることも事実でしょう。

見た目の美しさ・華やかさといった要素は観客の大きな声援や共感を呼び、選手の演技に対する自信や精神的な自身を大きく高める要素です。

演技が大きく自信に満ち溢れていれば結果的にジャッジの採点に影響を及ぼすのは当然です。

ずば抜けた注目度の高さ

出典:https://goo.gl/ZDt35K

京都府京都市出身の本田選手、血液型はA型で現在は関西大学中東部在学中です。スケートは実に2歳ではじめています。本田選手には4人の兄姉妹がいます。

兄の本田太一、三女の本田望結、四女の本田紗来はともにフィギュアスケートを習っており、本田望結は女優業もこなしている。
また、妹の本田望結・本田紗来とともにオスカープロモーションに所属している。

出典:Wikipedia

今シーズンはインフルエンザでジュニアグランプリファイナルを欠場するなど体調の変化もあり、中々優勝には恵まれませんでした。

しかし世界ジュニアを前にようやく心と体のコンディションが整ったようで、SPでの会心の演技に繋がったようです。

ピンク(PINK)は本人も大好きな色(カラー)のようで衣装には好んで使う傾向があります。特にSPで使用されるピンクは艶やかで観客も一緒になって楽しむことができる程の魅力を秘めています。

その人気は留まるところを知らずツイッター(twitter)のフォロワー数は6.5万を超え各種メディアにも様々な形で取り上げられています。

それだけ人々の注目を集めているということで今後の活躍が期待される逸材といってもいいでしょう。

世界にはさらなるライバルが!

この本田真凛選手と今大会の覇権を争うライバル達の演技も見逃せません。筆頭はなんといってもSP1位のロシア代表-アリーナ・ザギトワ (Alina ZAGITOVA) 選手でしょう。

本田真凛選手は手足が長くその長い手足を生かした非常に伸びやかで大きな演技が魅力です。しかしザギトワ選手はそんな本田選手に輪をかけて長い手足を利した大きな動きの演技をします。

しかもひとつひとつの動きにメリハリがあり動きのリズムや流れが非常にスムースで、演技に見栄えがあります。

現代フィギアのスコアを伸ばせるような身体の使い方・動かし方をしているという感じがして、このザギトワ選手に真凛ちゃんが勝つには技の難度やGOEでの相当な加点は必須要素かもしれません。

本稿執筆時点で世界ジュニア選手権(台北)のフリー演技が終了し結果は以下の通りとなりました。

フィギュアスケートの世界ジュニア選手権が台北で行われ、SP2位の本田真凜(15=関大中)は女子フリーで133・26点の合計201・61点をマーク。SPに続きフリーも自己ベストを更新したが2位にとどまり、日本初の連覇はならなかった。

出典:https://goo.gl/DbjBsa

優勝はやはりアリーナ・ザギトワ選手(14=ロシア)でした。スコアもフリー138・02点の合計208・60点で本田選手を上回っての優勝でした。

今後はこの2人がフィギア界を牽引していく中心になるでしょう。美しい2人の火花を散らす戦いがこれからも繰り広げられることを期待しています。

フィギアという特殊な環境

フィギアスケーティングは技の難易度や芸術性を競う競技です。

そこには氷という特殊な環境下でジャンプやステップ、そしてスケーティングテクニックを駆使しなくては勝てないという状況があります。

スケートという氷の上を滑って進むための鉄製の刃型用具が足裏と氷を繋いでいます。足を直接地面(氷上)に付けることはなく、氷上の状況をスケートを通して掴む感覚が優れているかどうかで動きが大きく変わります。

氷上からスケートを介して足裏で受ける情報が敏感に感じ取れるかどうか、逆に言えばそうした情報にアンテナ(足裏を含めた)を張れる選手が世界を制するのかもしれません。

ただジャンプする、回転する、ステップするというより、氷上の状況を捉える能力に長けた選手が平昌五輪の表彰台の一番高いところに立つような気が個人的にはしています。

そこには(本田真凛選手を含む)日本勢がいるのでしょうか?それとも氷上の妖精ザギトワ選手擁するロシア勢が立つのでしょうか。

彼女たちのこの1年は夢を叶えるための凝縮された心と体の準備期間となるに違いありません。

待ちきれない思いを胸にしまいこみもう少し辛抱しましょう!(^^)!

TM鈴木

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