大坂なおみ(テニス)・サニブラウン(陸上100m)・八村塁(NBAワシントン・ウィザーズ)等、近年特に活躍が目立つハイブリット・アスリート!
彼らに共通する強さとはいったいなんでしょう?
今回は現代日本に増えてきたハイブリット(ハーフ・アスリートとも呼ばれるが)である彼らの強さの源に迫ってみましょう!
もしかしたらそこには日本のスポーツを根底から変えうる大きな要因が眠っているかもしれません。
Contents
彼らの何が凄いのか?

NBA活躍できる可能性高まる!八村選手がこじ開けた扉
人種的な表現は特にその分類で争いが起こってきた国にとって、非常にセンシティブな対応を求められる場合が少なくありません。
彼らの多くは母親が日本人、父親が日本人以外(大坂はハイチ・サニブラウンはガーナ・八村はベナン)という両親の元で日本で育ちました。
みずからの存在価値
純血(あくまで表現として使う)の日本人と大きく違うのは、血筋が2つということ、各々の国にはそれぞれの事情があり彼らは親を通してその事柄を知ることになるのです。
異種民族間での争いを通して生まれてきた文化や思考を、先代(親)から受け継ぐことは当然あることで、ある意味その責務をも担っていることに他なりません。
単一民族国家と呼ばれた日本で純血として育つ日本人に比べ、その思考や考え方には多くの葛藤・疑問と共にみずからの存在意義を探究する日々があったことは想像に難くありません。

人種の枠にハマらずみずからの存在価値を高める
しかしこうしたメンタル・思考は時として多くの強みにもなります!
特にフィジカル的にみれば純血と比べ多くのメリットを併せ持つ彼らにとって、自己を表現し確立させていくことがセルフ・アイデンティティ構築、つまり「私(俺)は日本人であり、〇〇人である」を落としどころにできる数少ない方法ともいえるでしょう。
あからさまな人種差別は強い抵抗感を示す日本において、彼らがそれ程意識することはないことを差しおいても、「自分は何者なのか?」という存在意義への問いかけは、その強さの根底を成しているのかもしれません。
動じない不動心
アイデンティティ以外にも彼らが受け継いだ大きな要素が何事にも動じないメンタルです。
常におおらかで大局を俯瞰できるその考え方は、勝負を決める世界において大きなアドバンテージを獲得できることでしょう。
大陸的観点と島国根性と簡単に現すことができない程、その思考には大きな隔たりがあることを強く感じるのは私だけではないはずです。
サニブラウン選手は常にこうコメントしています!
「やることをやっていれば(記録については)必ず結果がでる!」だからそれを気にしてはいないのだ!と。

目の前でなくその先を見つめる視点
彼が気に掛けるのは世界と戦うこと!常に競い合って勝負すること!なわけです。
大坂なおみ選手・八村塁選手にしても世界ランク1位やNBAでドラフト指名されることが目標ではなく、その先にある自分が活躍しスポーツを盛り上げる!という“高み”を見続けているのです。
世界トップで競うためにはメンタルを鍛える・強くする等は既に乗り越えたことであり、ことさら目標にすべきことでもなんでもない!
全ての状況を受け入れて力を発揮できるだけのメンタル・ポテンシャルは既に兼ね備えていることが彼らの言動・行動から十分に伝わってきます。
フィジカル特性

動き方は明らかに変わる!大腰筋が使えるとはそういうこと
メンタル的と同じくらい、いや!ある意味それ以上となる彼らの優位性はその肉体です。
筋肉そのもの質や機能もさることながら、狩猟時代から受け継いだ彼らの骨格形態を基礎とするその動作特性はやはり純血日本人とは大きく異なります。
筋の質もさることながら・・・
アフリカが原種である父親から受け継いだDNAには、骨格筋を構成する速筋繊維(対遅筋繊維)の比率に言及した多くの論文が証明しています。
手足が長くそして大きいという肉体的な優位性に加え、各部位の腱が長く強力つまり“バネ”が効く体であることもハーフ・アスリートの能力開花に大きく貢献しているでしょう。
瞬発能力に優れた速筋繊維と超強力な“バネ”を持っている!ハイブリットの彼らが多くのスポーツでその能力をいかんなく発揮できる所以です。
スポーツには最大パワーを発揮する場面が非常に多く、瞬発力とパワーに優れた肉体を持つハイブリットが純血を上回るのは必然ともいえるでしょう。
しかし多くが未だ気付いていない要素があることは、彼らハーフアスリートでさえも知らない事実です。
気付かない大きな特徴
はっきり角度を測定したわけではありませんが、サニブラウン・大坂・八村選手とも骨盤はかなり前傾しているはずです。なぜなら彼らの外見上の姿は明らかに純血とは異なるからです。
長い手足は元より臀部と背中の盛り上がりや腰のカーブといったラインのメリハリ、そしてハムストリングの発達具合は純血日本人には見られない特徴です。
こうした外見上の違いは骨盤の過度に近い前傾に由来することは間違いないでしょう。
驚くことに黒人アスリートはそのことに気づいていません!というか黒人が日本人やその他の人種と比べ自分たちの骨盤が前傾している等と考えることはほとんどないのです。
骨盤前傾は彼らにとってはまったく普通のことであり、それを優位性と捉えないことは至極当然なのかもしれません。

普段の動きでも十分大腰筋が使われる!
例えるなら日本人が「〇んこ座り」が自然にできることと同じようなもの!?(あまりに無理矢理なこじつけ?)ともいえるでしょうか。
だから歩き方も走り方も投げ方や打ち方・泳ぎ方に至るまで、我々純血日本人が本来持っているのとは全く違う感覚で動いていることになります。
例えば上り坂を走る時、元々骨盤が前傾しているので何も考えずとも全速力で走れば大腰筋にはとてつもなく大きな刺激が入るわけです。
同じように全速力で坂道を走ったとしても、日本人のそれ(大腰筋)は黒人アスリートに比べて半分も鍛えられません(30%程度とも言われます)。
なぜなら彼らの前傾(傾斜角)は黒人に比べて1/3程度だからです。
日本人でも大腰筋に大きな刺激を
このように同じ勾配の上り坂を走ってもサニブラウンと純血日本人にはその筋肉の働かせ方(使い方)で大きな違いが生まれます!
大腰筋が伸びた状態で動作によって引っ張られながらその張力を発揮して動くことができない!純血日本人とってはとてつもなく大きな差が生まれてしまうのです。
純血はハイブリットに比べて大腰筋やハムストリング等、必要な所に高まる刺激(「鍛える」と言われるが)が半分にも満たないという事実を、まずはしっかりと受け止めましょう。
この大きな差を埋めるためにすべきこと!純血でもハイブリットに近づける唯一の方法!それは骨盤を彼らと同じように前傾させて動くことの試みです。
「そんな突拍子もないことを・・・!そんなことは無意味!」と考えるべからず、まずは何事もチャレンジしてみなければみずからの体に起こる変化はわかりませんよ!
【骨盤前傾マニア】がおすすめする+5度骨盤前傾トレーニング『かるのび~kaRuNobi~』なら無理なく徐々にサニブラウン・大坂なおみ・八村塁選手らの前傾に近づくことが可能です。
挑戦できない人に大きな変化は生まれません!自分がそのスポーツ(業界)で最初にチャレンジする人になりたいと考えるなら、【骨盤前傾マニア】と話すことは価値があるはずです。
これさえ読めば一目瞭然

みずからの存在価値を高める活動
▼今や日本を代表するハイブリット・アスリート:サニブラウン・大坂なおみ・八村塁選手、その強さの秘密を独自目線で解説
▼両親の出生国が違う“mixed(ミックス)”として生を受け両国の文化・思考を育み、みずからのアイデンティティ(存在意義)と葛藤する面を持つ
▼メンタルの強さに加え、筋その他組織の質・機能と共に純血にはない骨盤前傾位で動ける肉体的特性を有する
▼ハイブリットと互角(以上)に競い合うには+5度の骨盤前傾で動けることが条件!『かるのび~kaRuNobi~』でその能力を高めることには大いなる価値がある
TM鈴木