【踏み込む力】を活用せよ!床反力が導く身体操作のコツを検証~地面の反発力をイメージできると運動の効果が3倍アップ~

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今回のテーマは「床反力(=地面反力:Ground Reaction Force)」、そしてこの反発力が身体操作とどう関わるかについて実際の動きを交えて迫ってみましょう。

床反力を使うためには「踏み込む」という動きが必要ですが、それはいったいどういう感覚なのでしょう?

我々は普段歩いている時に一歩一歩を「踏み込み」ながら歩いているわけではありません。

なんとなく歩いてとか、なんとなく動いてしまっているために、足で踏み込んで(股関節に)全体重をのせるという感覚を、イメージすることはほとんどありません。

この「踏み込む」感覚を高めることで体の操作感、つまり自分の思い通りに動く能力が2~3倍程高まると言われています。

アスリートであれ、ダイエット・シェイプアップ・アンチエイジングを目指す一般人であれ、今の自分に伸び悩みを感じる方必見の新たな動きの概念を身に着けてみませんか!(^^)!

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侮るなかれ!地面を押す力

出典:https://goo.gl/4i6tv2[youtube]

人は普段何気なく動いていますが、実は地球にいる限り二つの力の影響を受け続けています。

ひとつは重力、そしてもうひとつが今回のテーマに関わる「床(=地面)反力」です。

押した力の大きさで変わる床反力

重力とは地球の中心に向かって働く力のことで、体重60kgの人だと【60kg重】という力が上から下に向かって常に身体に働いています。

そしてこの重力下で地面(床面)を押し、その際に返ってくる反(発)力(ニュートンの作用・反作用の法則)が床反力(GRF)であり、その力によって日常やスポーツ動作が成立しています。

movie1:https://goo.gl/SJ3bpo

床反力のイメージ!こういうこと!(^^)!

地面を押すというと中々イメージしづらいため、TM鈴木は「踏み込む」という言葉をよく使っています。

しっかりと「踏み込め」ば踏み込む程、その分反発された力があなた自身に返ってくるというわけです。

歩行動作であれば一歩前に足を出して全体重がその踏み出した足にのる瞬間を「踏み込み」と称しています。

踏み出す一歩一歩に如何に全体重をリズム良く乗せられるか、これがウォーキング運動として成立するか否かの分かれ道です。

ブラブラと惰性で歩いている状態では決して踏み込んでいることにはならず、従って運動の効果として高いとはいえないでしょう。

様々なスポーツへ応用可能

出典:https://goo.gl/BMHNYr

~曲げている左膝を勢いよく伸ばす~

つい先日メディアで大きく報じられました。

2017年のヒーロー・ワールド・チャレンジで10カ月ぶりに実戦復帰し、8アンダーの9位タ - Yahoo!ニュース(みんなのゴルフダイジェスト)

「タイガーウッズは「地面反力」を利用した打ち方に切り替え、復活の兆しを見せている」という内容ですが、ゴルフ界でもこの地面反力を使った打ち方は相当数取り上げられています。

スイングセオリーとも言われる今迄の右足から左足への重心移動を極力抑え、左膝を曲げながらインパクト時に一気に伸ばす!ことが地面反力を捉えるコツと言われています。

こうすることで曰く、腰の回転にキレが増してスイングが鋭く(ヘッドスピードが高まる!)なり、飛距離が伸びる、または正確性が高まるというのです。

海外のトッププロ、たとえばローリーマキロイ・ジャスティントーマス・松山英樹選手等はこの地面反力を利用する、つまりインパクト時に左膝を完全伸展(伸ばす)させるスイングが際立っています。

踏み込む力を上手く変換

出典:https://goo.gl/osEvCK

~インパクト直前の左膝伸展に注目~

日本でもイ・ボミ、キム・ハヌル選手ら、韓国勢はこうした左膝の完全伸展によって地面の反発力を利用する打ち方が目立っています。

体格や筋力にそれ程恵まれているとはいえない彼女たちですが、飛距離は元より正確性でも非常に高いプレースタイルを誇っていることが何よりの証拠でしょう。

ゴルフでいう左膝の完全な伸びの為には、当然ですがその前に一度曲げる必要があり、つまり『踏み込む』という動きがひとつのカギとなるのです。

出典:https://goo.gl/osEvCK

~バックスイングでは左膝屈曲が顕著~

この『踏み込み』には如何に十分に体重を乗せる(FWB:Full Weight Bearing)かというのが重要で、そのイメージをしっかり動作に繋げるための訓練がなくてはなりません。

トップ・プロ達がなぜ来る日も来る日もジムに出向いて汗を流すのか、その理由のひとつが体重を片側の足にのせる(正確には股関節に全体重をのせる)感覚を掴むためと考えれば解りやすいでしょう。

こうした選手達のトレーニング目的のひとつは、地面反力を使えば飛ぶように設計された最新技術型クラブを上手に扱うためだとすれば、納得がいくはずです。

もちろんは大きな力をできるだけ持続できることはいうまでもありませんが、道具の良さを最適に引き出すための体作りが必須であることは、昨今のこうした道具のトレンドが物語っているのかもしれません。

【The Essense】感覚を掴む!

出典:https://goo.gl/VkeCds

~反(発)力を得る直前の踏み込み~

「踏み込む」感覚を得るためにはそれなりの訓練が必要です。なぜならアスリートも含め我々は普段から「踏み込み」をイメージして動いているわけではないからです。

骨盤前傾位の習慣

image1:

黒人アスリートに特徴的なAPTA

「踏み込む」感覚を掴むため様々な動作の中で、【骨盤前傾位】を維持して動けることがひとつの条件だとTM鈴木は考えています。

骨盤の傾斜角に目を向けないと、どうしても膝を曲げる動きが優先されてしまい、逆に股関節を曲げることには中々目がいきません。

日本人は特に主働筋・拮抗筋の筋発揮性能が良いとはいえず、従って膝を無意識的に曲げやすいという特性があるため、太腿の全面にある四頭筋が優位に働いてしまうのです。

股関節を曲げる感覚を高めるためには、骨盤が前下方に傾斜する前傾位にするほうが断然理解しやすく、さらに体重を股関節にのせる感覚にも気づきやすいという利点があります。

横綱白鵬がなぜ40回にもおよぶ優勝ができるのか、それも骨盤前傾によって太腿全面より身体の裏側にある下背部・臀筋群・ハムストリングを良く働かせた動きをしているからに他なりません。

他の、特に日本人関取には見られない姿勢や構え方であり、重心を低く下げられて安定し、さらに素早い動作ができるといった秘密が「骨盤前傾位」での維持にあると睨んでいます。

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床反力を得やすい体作り

「踏み込み」動作と股関節荷重はほぼ一対といってもよく、またその実現には動作中の【骨盤前傾位】の維持がカギとなります。

地面からいただく(反発)力の大きさは地面を押した力の大きさに相当するため、如何に強く押せるか、一般的には「踏み込める」かはとても重要な要素になるというわけです。

さらに踏み込んだ直後の姿勢が崩れたりユラユラとブレてしまうと、せっかく得られた反(発)力を身体から逃がしてしまう、つまりロスが起こるため効率的ではありません。

せっかく地面に衝撃を与えて(踏み込んで)地面から力を頂こうとしているのに、自分の身体がいただける力に対応しきれないということが起こってしまうわけです。

股関節荷重を実現する

それを防ぐためにどうすればいいのか?といえば、最近流行りのコアトレとか体幹トレーニングに目を向ける必要があるのです。

踏み込んで地面反力をもらうためには広い意味でのコアの高い性能が必要で、それは体を支える主働筋のひとつである臀筋群の筋発揮能力や骨盤・脊柱との連動(協調した動き)を高めない限り実現はできません。

つまりせっかく反発力を得やすい程の踏み込み能力があっても、それを吸収し末端(腕や脚)へ伝達する能力が不足していては目的とする動作に繋がらないのです。

まず歩行等、日常の基本的な動作で「踏み込む」感覚を掴み、そして段階的に股関節荷重の割合を高めながら徐々にゴールとなる動きでの「踏み込み」に近づけていくのがベストでしょう。

スポーツパフォーマンスに応用が期待されるこの「踏み込み」動作、その能力アップについてトライしたい方はこちらまでご連絡を!(^^)!

まとめ

image2:

段階的に最適なストレスでの踏込み動作

「床反力(=地面反力:Ground Reaction Force)」について身体操作との関わりを検証しました。

床反力は実際の動作において「踏み込む」という動きと繋がり、感覚としてしっかりと捉えることができればスポーツ動作への応用が大いに期待できます。

ゴルフでは近年、この「地面反力」を利用したスイング理論が確立され、トッププロがこぞってこの力を応用したスイングをとり入れています。

トレーニングでは「踏み込む」感覚を高めること、そして返ってくるその力を体の末端や道具に伝達する能力向上のための種目を段階的に採用することで、床反力を上手く利用できる動きに繋げることが可能です。

「踏み込む」感覚をイメージできることが、体にキレとスピードと力強さ生む秘訣であり、自分の思った通りに動く体作りの基本といえるでしょう。

TM鈴木

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