ゴルフスイングを動きの面で観れば如何にうまく身体を回して打つか、ボディターンのやりやすさが大きなカギとなるでしょう。
身体が回しにくい状態ではボディターンの際にどうしても無理をしてボールをヒットすることとなり、スイングが乱れボールに正確に当てることができず、したがって真っ直ぐに飛ばないということになります。
現在あなた自身が出来うる限りの理想的なこの水平回旋を生み出すためには、身体がしっかりとその回転を受け入れる状態にすることが理想的なスイング上達の近道なのです。
ラウンド前に身体を動かしやすくしボディターンをしやすくするために、「背伸び」ウォームアップを取り入れてみました。
その背伸びに使った“超ハンディ”な背伸ばし棒!?がセルフ・ボディメンテナンス・ピラー【ツブツブ】です。
ウォームアップ前にこの【ツブツブ】に3分間のってもらうことでスイングがどう変わったかをクライアントの証言を交えて検証してみます。
Contents
身体操作の面から迫る!ゴルフスイング
TM鈴木はプロアスレチックトレーナーという立場から技術的な目線というより、身体の扱いやすさ(操りやすさ)という観点からスイング技術を解説しています。
スイングという動作の観点から、クライアントにとって今出来うる理想的な動きの獲得に繋がるヒントを提供するというのが基本的なスタンスとなります。
つまり「10」の回転でスイングしたいと考えれば、身体も「10」の回転でスイングできる状態にしておく必要があるわけです。
プロはみずからのその理想に近づけるため、実際のスイング練習とは別に自分の思い通りに動ける(スイングできる)ようなトレーニングやエクササイズに多くの時間を割いています。
アマチュアはプロとは違いそれだけの時間を鍛錬に費やすことはできません。
そこで少しの時間でなるべく理想とするスイングができるようなウォームアップでの工夫が必要となるわけです。
セルフ・ボディメンテナンス・ピラー【ツブツブ(正式名称:MF-1TsubuX2)】はこの「少しでも身体が動く状態でスイングをしたい!」というゴルファーにも使っていただける機能的なセルフコンディショニングツールというわけです。
なぜ?曲がる・飛ばない理由
クラブとボールは元々まともに当たれば(その人が持つ身体の能力の範囲内で)しっかり飛距離がでるし、真っ直ぐに飛ぶように設計されています。
日常の姿勢では回しにくい!?
クラブフェースの特定のスポットがボールの中心部にしっかりと当たることをダイレクトヒットと言います。
しかしその特定スポットがかなり小さいためにダイレクトヒットの確率が低くなるというのがゴルフというスポーツの特徴です。
加えて特徴的な姿勢のスイングにもダイレクトヒットしにくい理由(わけ)があります。
使用するクラブの番手によっても違いますが、身体を30°~60°程傾けてボディターンをする必要があり、バッティング等の真っ直ぐにした状態での回転のしやすさに比べて大きく異なります。
この姿勢と動作を股関節を曲げて実現するのが理想ですが、腰を曲げて屈む割合が増えれば増えるほど身体の回転、つまりボディターンができにくくなるのです。
結果としてとても窮屈な状態でスイングをすることになり、ダイレクトヒットする確率は特にアマチュアではかなり低下します。
ゴルフスイング等のちょっと窮屈そうに思える動作を日常生活での姿勢で行うことは大いに無理があると言えるでしょう。
せめてスイングする時にはその動きにあった姿勢や身体の扱い方をできるようにすることが、安定して真っ直ぐに飛ばせるためには欠かせない要素なのです。
脊柱の生理学的カーブをつくる
ボディターンをしやすくするために必要な要素が3つあります。
①脊柱の生理的カーブ(“S”字カーブ)
②股関節の可動域アップ
③機能的骨盤前傾位
3つは相互に依存し合いとても重要な要素です。中でも最も大切なのは機能的骨盤前傾位です。
骨盤の機能的前傾位とは骨盤の傾斜角や動きの変化が下半身・上半身にある各部位の位置関係を改善し身体全体の動きを改善する作用のことです。
③によって②と①が同時に起こることが理想です。
ゴルフスイングではターゲットに向かって水平に移動する並進運動と、身体を回転させる回旋運動が必要で、そのためには股関節の可動域が広がっていることが前提条件なのです。
骨盤が前傾位になることで股関節の可動域が広がって動きやすくなり、脊柱(24個の脊椎+仙骨)の生理的カーブが形成されてボディターンがしやすくなるというわけですね。
そこで脊柱の動きを活性化しボディターンをしやすくする役割を持つ【ツブツブ】がここで活躍します。
『ツブツブ』でウォームアップ
一度でも【ツブツブ】に身体(背中)をのせてみればこのツールの秀逸な機能にあなたも驚くはずです。
【ツブツブ】は機能的骨盤前傾位を促し股関節の動く範囲を広げ、脊柱の理想的な“生理的”カーブを生み出す、いわゆる体幹が伸びたスイングをしやすくする状況を引き出します。
1)【ツブツブ】の上に背中やお尻をのせて上下・左右にゴロゴロさせます
簡単です(^_^)
慣れてくると胸やお腹(特にお腹の深部)が伸びて背中が縮まる感覚や肩の動く範囲が広がります。
2)下半身を捻じってみましょう。体幹が伸びながら捻じるので脇のあたりにしっかりと服の皺(しわ)ができていますね(‘;’)
3)股関節を動かしやすくするために腿裏(ハムストリング)の付け根もゴロゴロしちゃいます(^_^)
4)機能的骨盤前傾位をしやすくするためにハムストリングの付け根を緩めることがカギとなります。
この“スイングするための姿勢”に変わることで体幹や隣接する筋肉にも良い影響が生まれます。
というのも普段の姿勢では必ずといっていい程使われない筋肉があるからです。
特に深層部にある大腰筋・腸骨筋・腹横筋・内腹斜筋・多裂筋、そしてハムストリング・臀筋群と背中の筋肉等、これらは骨盤前傾位で脊柱の生理的カーブが生まれることで初めてしっかりと使われ(伸びる)るようになります。
筋肉は伸びるようになればしっかりと縮みます。筋肉が緩まっていて解れている状態を維持し伸ばせることはスイング時の姿勢や動きの改善には欠かせない要素なのです。
『ツブツブ』についての詳細は以下をご覧ください。
理想的なボディターンでスイングが安定
骨盤前傾位と脊柱の理想的な“S”字カーブによって体幹は非常にまわしやすくなり、通常のウォームアップを行った場合に比べてボディターンが大きくスムースになります。
まずスイングに必要とされる骨盤を中心とした股関節、脊柱の協調した運動が起こります。
次に並進運動と回旋運動が大きくなり、さらにその切り替えが絶妙のタイミングで起こるようになります。
この2つの変化がスイングの安定に大きく寄与し、スイング自体が大きくなっただけでなく、結果的に飛距離が5~6ヤード伸びました。
【ツブツブ】、もしくは同製品を用いてのウォームアップ等に関するお問合せはこちらに
体験者の声
『ツブツブ』を利用したウォームアップを体験したクライアントの意見を以下にまとめます。
・感覚としては背筋がスーッと無理なく伸びた感じ
・身体が真っ直ぐになった感じがします、真っ直ぐというのがどういう感じかわかった
・からだがとても捻じりやすくなりました、感覚としては3割増しくらい!
・勢いよくバックスイングしないと身体が回らなかったのが、テイクバックがゆっくりになりました
・クラブがトップ(の位置)にきても目線がブレずしっかりとボールをみれました
・体重移動がスムースにできた
・股関節に上半身を乗せる感覚が理解できた
・スイング中、なんとなく力んでいた感覚がツブツブを試した後は余分な力が抜けました
体幹が使われ腕や脚との協調が生まれた
こうした意見は脊柱の可動域が拡大したことで体幹の筋肉がしっかりと使われ(伸ばされ)、ボディターンに余裕が生まれたためと考えられます。
そしてTM鈴木的に理想とする体幹のしなりを生み出す動きの感覚がでてきたといってもいいでしょう。
つまり最初に骨盤でボディターンを開始して、次にわずかの時間差をおいてそれより上の上半身の捻れが解放される捻じり戻し現象が起こるということです。
下半身の動き(回旋)と上半身の動きに時間差が生まれる感覚、実はこれがムチのようなしなりを伴う体幹の動きで、ゴルフスイング等のボディターンが必要な動きには欠かせない要素なのです。
こうした【ツブツブ】による背伸びウォームアップを継続することで、骨盤・股関節・脊柱を中心(軸)としたボディターンのイメージが脳内に残りやすくなります。
つまり背筋を伸ばしたそのスイングを身体で体得しやすくなり、気象やコースコンディションの変化に左右されない安定したスイング軌道が可能になるのです。
まとめ:ツブツブを使ったウォームアップ
ボディターンがしっかりとできるかどうかでスイング(軌道含め)の安定感と飛距離は驚く程変わります。
TM鈴木的に観たボディターンの特徴は骨盤を中心とした下部に位置する股関節と、上部にある脊柱の協調的な動作から生み出されます。
スムースなボディターンのためには股関節の動く範囲を広げ、脊柱の“竹”のようなしなりを生み出す必要があります。
こうした体幹部の動きの中心が骨盤であり、特に機能的骨盤前傾位といわれる骨盤のポジショニングが、無理なく身体を操れるボディターンの秘訣です。
機能的骨盤前傾位を獲得するためのセルフ・ボディメンテナンス・ピラー【ツブツブ】をスイング前に試した結果、通常のウォーミングアップと比べてわずかの時間でスイング時の感覚に大きな違いが現れました。
***効果には個人差があります***
【ツブツブ】に身体をのせてゴロゴロすることで、骨盤・股関節・脊柱といったスイングに必要な体幹部の機能が劇的に改善される可能性があります。
ゴルフスイングには身体の裏側や深部への機械的(メカニカル)なアプローチが有効かもしれません。
セルフ・ボディメンテナンス・ピラー【ツブツブ】を試してみたいかたは、こちらまでお問合せください。
TM鈴木