レース後半でも崩れない骨盤前傾!ゲブラシラシエその速さに迫る~支持脚側の骨盤&脚で地面を蹴る上手さ・巧みさが皇帝の所以~

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世界で活躍する一握りのトップアスリートは骨盤前傾で動ける・走れる・跳べる!そんな凄い選手達に迫るシリーズ、題して「骨盤前傾で走れる世界のトップランナー」です。

ハイレ・ゲブレセラシェ(Haile Gebrselassie)選手、2000年代初頭から圧倒的な速さで長距離界を牽引し、アトランタ・シドニーオリンピック10000mで金メダルを獲得しました。

2008年ベルリンマラソンでは当時の世界最高記録(2時間8分59秒)を大幅に更新、そのあまりの強さから“皇帝”と呼ばれたエチオピア出身のマラソンランナーです。

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皇帝の強さの秘密

長身選手に勝るストライドの秘密

長距離選手ですから心臓・循環器系の圧倒的な高機能や筋持久力に長けた能力はいうまでもありません。

164cmと小柄な割にそのストライドは長身選手を上回り、当時の長距離における様々な記録を塗り替えたのはその身体特性のなせる業といえるでしょう。

黒人選手特有の骨盤前傾

スプリンターだけでなく長距離ランナーも骨盤前傾を効かせられる黒人選手、特にゲブレセラシェ選手は走行中際立った前傾維持で、長いストライドを生かした走りが特徴です。

骨格特性として生まれながらに前傾位になっているものの、彼は骨盤前傾をしっかりと走りに生かしている数少ないランナーのひとりでしょう。

前傾位の特長がわかる正に「美しく・上手い」走り方、日本人がこのスタイルを真似ようとしてもおそらくほとんど維持できずにリタイヤか、または元の傾斜角に戻して走るでしょう。

ストライド&スイング時の走り:骨盤前傾の変化は?

スタンスとスイングというランニングサイクルで、彼の骨盤前傾角はほとんど乱れることがなく、常に一定の角度を維持して走れます。

通常レース後半になる程[スタンス]での片脚支持による荷重、[スイング]で骨盤の後方から前方への脚より先に始動するリードで起こる疲労で前傾維持は極端に難しくなります。

例え前傾の骨格特性を持つ黒人ランナーでも35km前後ではその傾斜角が乱れ蹴りが入らなくなることもあるし、日本人に至ってはそこにたどり着くことさえ困難なのです。

走りの特長

体の中心に縦のライン(赤/黄)を引き前後のスタンスを観ると、前足幅よりも後足幅が15%程広くなっていて斜め後下方への蹴りによる推進力が顕著です。

後足の離地点が前方スイング後の接地点より中心線から伸びていることは、骨盤前傾で同側骨盤をベースとした腸骨-脚の一体型ユニットでの力発揮ができる証でしょう。

蹴り脚(左)と振り脚(右)のストライドの違い

真横から体の真ん中に縦のラインを引いた地点から後ろ足までの距離は、前足よりは長くなるもののゲブレセラシェ選手のよう10~20%も長くなることはほとんどありません。

これは彼の走りが骨盤の前傾を生かした走りで推進力を生むからに他ならず、現在のモハメド・ファラーやエリウド・キプチョゲといった一線級ランナーの潮流となっています。

上に跳ねる傾向のある日本人と比べ彼らのような東アフリカ出身ランナーは、骨盤前傾を生かし体が既に斜め前方に倒れる感覚があり、斜め後下方に向けて地面を蹴り(キックし)やすいのです。

日本人に比べると骨盤は10度以上前傾しているため、ミッドスタンス③から後方へ支持脚側の骨盤を含めた下半身をグイッと路面に押しこむようにして推進力を獲得できます。

マラソンでの世界記録を狙う場合、肉体よりも精神的な限界が先にやってくる ~“皇帝”の言葉より~

カギは骨盤前傾の維持

骨盤が前傾すれば体は自然に前に倒れる

ゲブレセラシェ選手にあって日本人ランナーにない要素とは、骨盤前傾を効かせたままの走り続けられるか否かです。

特に骨盤ニュートラル(中間位)で構造的に骨盤前傾にならない日本人にとって、“皇帝”と同じような走りを身に付けるには、走りを根本から見直す必要があるでしょう。

思考変革がカギ

骨格的に骨盤ニュートラルに近い日本人にとって、走行中前傾を維持するためには周囲筋群を含めた動きの再教育が必要です。

[スイング]で脚を前に振り出す⑥⑦⑧際、黒人と違い骨盤はニュートラルや後傾位になるため、[スタンス(片脚支持期)]での前傾位で体を操作することはできません。

脚を前に力強く振り出す程骨盤は後傾しやすくなり、そのクセを持つ日本人が前傾感覚をつかむためには、TM鈴木がすすめる骨盤前傾理論かるのび~kaRuNobi~』で思考から変える以外に方法はないのです。

かるのび~kaRuNobi~』を継続すれば骨盤前傾の感覚がどういうものかが徐々にわかります。

+5度骨盤前傾によって動く感覚が変わる

走る時はもちろん、歩く・立ち上がる・座る・方向転換・ジャンプ等日常からスポーツまでのありとあらゆる動作で、骨盤が前傾することによる腹腔圧・大腰筋・ハムストリング・背中・臀筋群等を使う感覚がはっきりとわかるはずです。

走りで地面に体の何処を意識して力を加えるのか?それによって推進力はどう変わるのか?を感じられることは直近のレースに勝つことで得られる成果とは全く違います。

それは将来に向けた世界を席巻する黒人ランナー達と対等に渡り合える能力を高めることに他なりません!

みずからの存在価値を逃してしまう程の重要な運動理論を試さない手はないはずです!骨盤前傾感覚を身に付けたいと思うならまずはこちらへ連絡を!

将来を見据えた自己改革に期待

2019/9/15㈰に開催されるMGC(マラソン・グランド。チャンピオンシップ)では、2020年東京オリンピック代表が内定します。

TOKYO2020と同じコースしかも優勝となれば、本番に向けての大いなる自信になるはず!もちろんそのために大迫傑・設楽悠太選手を含む31人の精鋭は勝ちにくるはずです。

骨盤・脊柱の周囲筋を使う感覚が違う

しかし大切なのは地元開催だから云々ではなく、己の走りをとにかく磨くこと!それが将来にむけた勝利の確率とその価値を高めることに繋がるのですから。

黒人ランナーの走りは日本人に比べれば記録でも、そしてその美しさや巧みさ(巧緻性)といった点でもまったく勝負になりません!

その主な要因が彼らの骨盤前傾角にあることをいち早く理解した者こそ、国内ではなく世界で活躍できるランナーとなる可能性が高いといえます。

日本人でも黒人ランナーに勝てるか?その秘密は?

革新的なシューズ「ナイキバイパーフライ4%(NIKE ZOOM VAPORFLY4%)」の出現により、人類は“サブ2(マラソン2時間切り)”に迫らんとしています。

しかしその偉業もレース後半35k過ぎても“上手に走れる”という前提があった上での話です。

骨盤前傾位で走れる感覚を身に付けることの重要性・優位性を理解できるランナーがでてくることを願ってやみません!

ゲブレセラシェ選手は骨盤前傾で走れることの価値を身をもって証明してくれていたのですから!

ゲブレセラシェ選手強さの秘密:まとめ

ゲブラシラシエの何を見習うのか?それが問題

▼35k過ぎのレース後半でも骨盤前傾を維持できる骨格組成と、その体型で培った走りの技術が彼を世界最高ランナーの1人に押し上げた

▼振り脚(前足)より蹴り脚(後足)のスタンスが15%以上長く、骨盤前傾をベースとした地面への蹴りによる力発揮が上手く、高い推進力を生む秘訣

▼TOKYO2020以上にまずは走りの技術・その上手さ・巧みさを磨くことが大切!そのための運動理論として骨盤前傾の価値は大いに高く、日本人ランナーはその重要性に気づくべき

TM鈴木

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