先日、【メルマガ】でもお伝えした『身長を伸ばしやすくするために!』について、私TM鈴木の経験も踏まえてさらに当ブログにて追加させていただきます。
名付けて『子供の身長をあと数cm伸ばすための【裏ワザ】』です。
遺伝を除く身長が伸びる3つの要因(睡眠・栄養・運動)の他に果してどんな要素があるのでしょうか。
Contents
自己の経験則~栄養面~
【メルマガ】~金メダリスト育成編~では身長を伸ばすために睡眠・栄養・運動の3要素が必須で、この3つのサイクルにお子さんの生活を組み込むことが最も可能性の高い身長の伸ばし方だと申し上げました。
詳細はメルマガを参考にしてください!
私、TM鈴木は元々米農家の生まれで、両親が働き者であったお蔭もあり食べる物にはほとんど困らない生活を送れました。
米や野菜等は自分たちで栽培しており、昔はニワトリも何羽か忘れましたけど飼育していたので食卓には新鮮な野菜や卵、そして美味しいお米をたらふく食べられたと記憶しています。
また母親の実家が野菜農家で乳牛も飼育していた関係で定期的に牛乳にもありつけたり、自宅ではとれない野菜などもたくさんいただくことができました。
子供のころから比較的大きかった私TM鈴木ですが、こういった栄養価の高い食事を毎日摂ることと結果的に背が高くなったことを科学的に証明することはできませんが、すくなからず関係があったようには思います。
御多分に漏れず当時は私も好き嫌いがたくさんありました。
野菜の類、特にピーマンやニンジンさらには緑色の菜っ葉等は大嫌いだったと記憶しています。
なので母親は私の好きなハンバーグとかカレーを頻繁に作ってくれました。料理によっては細かく刻んだり風味を変えたりすると自然と嫌いな野菜等も食べれたからだと思います。
いつの時代も母親の知恵と工夫で子供達は苦手(野菜等)意識を克服できるのだと大人になってから思いました。
そういえば、たまに父親がどこで見つけてきたのかウナギの骨を持って帰ってきて、母親が素揚げにしてくれました。
『とても香ばしくて旨いんだ!』といって自らもポリポリ食べていた父親をみて、TM鈴木も『う~ん・・・、それほどでもないけどなぁ・・・』と思いながら食べていた時期もありましたね。
なにせ当時のウナギの骨!?はその独特の風味!?(というか臭み!?)が中々消えず毎日食べるとなるとかなり困難でしたから。
今でこそウナギボーン(スナック)なる商品があるみたいですけど、当時父親が持ってきたものはただのビニール袋に入っているそれこそ“大量”の骨骨骨!だったのと、それにウナギの身長(身長を伸ばす話なので!)と同じくらい長いまま((+_+))で、あまりに多すぎるものですから、ちょっと引いてしまった記憶があります(^^;
今、市販の『うなぎボーン』というスナック(まさしくそのまんまウナギの骨!)の成分表を見ると、内容量70gに対しカルシウムは5000㎎以上です。
カルシウムの1日の必要量は成長期(12~14歳)で800mg~1000mgだそうですが、これは牛乳1L分に相当するそうです。
ということは一袋食べれば一日の必要摂取量の5倍も摂っていることに!
毎日とるにはそれこそ中々“骨”の折れる食べ物として記憶に残っています。
過去の経験則~睡眠編~
現在の環境と違い塾や習い事等ほとんどなかったので自宅でのタスク(やなねばならないこと)は学校の宿題以外はほとんどありませんでした。
その宿題もそれこそ30分もあれば終わってしまったような感じで、あとは何をしてたのでしょう?
ただ寝るのは小学校高学年になっても意外に早かったですね。
成長期は8~9時間はとれていたと思います。
ブログでお話しした通りそれこそ毎日が『遊び(たまに家の手伝い)-食事-睡眠』のサイクルで、小学校5年からミニバスを始めたのでそのサイクルの「遊び・手伝い」が「運動」に変わっただけで、毎日そんな感じで過ごしてしました。
しっかりと動けば(しかも楽しんでやっていたので)腹も減る、そしてたくさん食べると自然に眠くなる、だから熟睡できるという当時としては“自然”な日常生活を送っていました。
お金がなければ工夫する!
栄養編のウナギの骨事件!?で登場したちょっと変わったTM鈴木の父、IPIさんは当時それほど裕福ではなかった状況で子供達を育てるため最善の努力をしてくれました。
TM鈴木は小学校高学年時にミニバスと走り高跳びをやっていました。4年から始めた高跳びは郡市大会でどうしても勝てない同学年のライバルがいて2年続けて負け続けていました。
6年になりその彼(ライバル)にどうして勝ちたいと思っていた私、TM鈴木は一念発起して朝走り始めたのです。
スポーツ科学等という分野はまったく知らなかったので、とりあえず『ぶっ倒れるまで走ってやれ!』となんだかわけもわからずダッシュを何度も繰り返しました。
見かねた父IPIさんが当時仕事の合間を縫ってなにやら黙々とナゾ!?の作業をしていました。
ある日学校から帰ると、なっ!なんと!走り高跳びのセットが自宅の庭に完成していました!
それも学校にあるのとなんら変わらない!!!
子供心にも『なっ!なんだぁ~っ!これっ?』とビックリしましたね。
だってサイズがもうほんとに学校で使っているのとほぼ同じサイズ、さらに学校の練習でも大会本番でも砂場をつかっててマットがなかった高跳びですが、今でいう専用のマットまで設置(クッションをいれて作っちゃったみたい!)されていたのです!
大喜びした私はその日から実際の練習を自宅の庭でさんざんやることに!
IPIさんはそのセットを作るついでに自作のバーベルまで作ってくれたのです。
高跳びのバーを乗せる両サイドのポールの足元はデカい缶カラにセメントを入れて固定したので、あまったセメントでバーベルもつくっちゃえ!ということだったらしいのです。
さすがに重量を変えられない(とにかく重かった!)ためその重さのままのセメントバーベルを使うことはなかったのですが・・・。
そのお蔭もあってか高跳びは6年の時県大会で2位となりました。もちろん過去2回郡市大会で負けていたそのライバルにも勝ってのことです。
今思えば、お金がないなりの工夫や努力を重ねたことが(まあまあ)良い結果を生むのだとその時理解したかもしれません。
身長を伸ばすこととは直接的に関係はしませんが、当時は遊びや家(農家)の手伝いをすること、さらにそれが本格的な運動となっていく過程で子供心に様々なことを学んだ気がします。
そこには親の大らかでアイディアに富んだ日常生活を魅せられて自らが学んだということも精神的・身体的成長にとって大きかったのかもしれません。
過去から現在へ!環境の違いを認識する
TM鈴木が過ごした子供時代、特に食事では本当にお世話になりました。母親が様々な工夫を凝らして色々な料理(そのほとんどがTM鈴木の好物)をこしらせてくれました。
今調理済の食品には添加物云々等の問題もありますけど、当時実家で作っていたものはそんなもの入っていませんもの。
母親の栄養サポート、父であるIPIさんのスポーツ活動の支え等、私自身は本当に恵まれた環境で育てていただいたと思っています。
翻って現在の家庭環境はどうでしょうか。
働き手であるお父さんは仕事に忙殺され中々子供と遊ぶ暇もない!合う暇もなく帰宅したら子供達は既に寝ているといった状況は多くのお父さん(お母さんも)経験されているかもしれませんね。
子供を育てつつ家庭生活を維持していくことは今も昔も大変なことです!
大人になり奥さんや子供を持ってみてその大変さが身に染みています(*_*;
でもイメージ的にTM鈴木の幼少時代のほうが大らかに育てられたかもしれません。
比較のしようがないのでなんとも言えませんが、特に(お金はないけど)広い家や高跳びのセットを置けるようなだだっ広い庭、虫や草のある生活は今味わおうと思っても中々できるものではありませんよね。
さらに仕事に忙殺される現代のサラリーマン社会を生き家庭を守るお父さんお母さんと比べ、我が父・母はとても牧歌的(お金はなかっただろうけど穏やかでゆとりがあってのんびりした状況)だったように思うのです。
田舎生活が良いとか悪いとかといった話ではなく、お母さんお父さんの心に余裕があることがお子さんにもゆとりが育まれ、日々の日常生活が安定するのではないでしょうか。
その精神的なゆとりこそがお子さんの背を伸ばすことも含めた身体的にも成長させる良質なスパイスになるのではないかと真に考えているのです。
骨盤が立ってないと見た目姿勢で損をする!
さらに、これは大人になってから気づいたことですが、多くの日本人は背中が丸まっていて姿勢で損をしている人がとても多いということです。
見た目的に身長が低く見えてしまう姿勢になっているため、実際の身長もそうですが大きくないイメージを与えてしまっています。これはとても残念なことです。
このサインは親子共々に言えることで、今も昔も基本的には変わっていないかもしれません。
具体的にいえば子供達は骨盤が後傾気味、つまり真横からみて後ろ側に骨盤が傾斜しているのです。
というか立って(起きて)いないのですね。
いわゆるその子にとっての解剖学的に丁度良い位置からずれてしまっているわけです。
骨盤が起きない(後傾する)ということは上背部でその補正をしなければならず、だから背中が丸まってしまう、一般的にいわゆる姿勢がわるい子が多くなってしまう理由のひとつです。
『うちの子は姿勢が悪くて、先生どうにかしてください!』というお話しをよく聞きますけど、質問されるお父さんお母さんも十分に姿勢が良くないのですよ(^^;、
なのでそのお母さんお父さんの姿勢を見ているお子さん達に向かって『姿勢を正しなさい!』といってもちょっと無理があるような話かと思うのですが。。。
実は骨盤がしっかり立ってないと背筋が丸まって伸びないし、首も長く見えないし、肩がすくんでしまって身長、特に見た目身長でだいぶ損をしてしまっているのです。
また、特に若い女の子に多いのですが、骨盤が過度に前傾しすぎてしまい、上背部で補正しないと立っていられないものですから、同じように背中が丸まって(円背:えんぜ)しまいます。
子供のうちはまだ関節や骨と腱の結合組織がしっかりしていませんから骨盤を立てる部分に力を込めることができず、筋肉をうまく使うことができないのです。
前傾でも後傾位でも真横からみた骨盤の角度を上に向かって立たせることで姿勢の改善にもつながるためとても大切な要素なのです。
しかし姿勢を改善するサービスがたくさんあるにも関わらず、なぜか骨盤の傾斜角度を変えるといったアプローチは全くなされていません。
身長を高く魅せるために骨盤の傾斜角をどうやったら改善できるのでしょうか?
まずはお子さんの身体を毎日触ってあげることです。
足(脚)や肩や背中やお尻など、『気持ち悪いからやめてよ~!』と言われても気にすることなく、毎日触ってあげてください!
毎日触っていればその成長の度合いや過程がわかってきます。
この方法、スキンシップにもなるし一石二鳥ですよ(^^+
骨盤はどこで腰はどこか等、部位がしっかり把握できるようになれば骨盤の動き方も徐々に理解できるでしょうし、だからこのアプローチは意外に大切なんです。
骨盤の傾斜角はその上の脊柱の【生理的カーブ】という人の自然な姿勢をコントロールするために重要な要素です。
この【生理的カーブ】が育まれると背骨の間にある椎間板というクッションの伸縮運動も活発になり、骨の周りにある深部筋群が程良く動いて運動の効果がより一層高まります。
実はこういった運動効果が最大限生かされる身体状態にしておくこと、つまり成長ホルモンが分泌されてそれを100%受け入れられる身体の準備を整えておくことが成長期により背が伸びる要因となるかもしれないとTM鈴木は考えています。
だから背骨が【しなる】動きや背骨近くにある深層筋が動くような身体の特性はとても大切なことなのです。
まとめ:背が伸びるために!
成長期は心も多感な時期となりますが、お子さんに色々なことをさせることで心身共に成長していきます。
ポイントは以下の3つです。
・栄養・睡眠・運動等でお子さんへ最大限の工夫をしてください
・お父さんお母さんが大らかな心でお子さんと積極的にかかわってください
・お子さんの身体を毎日触ってあげてください(骨盤の傾斜角も把握できますよ)
精神的なものも含みますが、それは具体的な対策と同様に身長を伸ばす要素として重要な点だということを理解していただければ幸いです!
TM鈴木