かるのび~kaRuNobi~重心位置変化で変わる走りの本質~地球を踏みしめる素敵な感覚は骨盤前傾で~

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地面を蹴らないアプローチとして知られる「膝抜き」について、【骨盤前傾マニア】の見解をご紹介します。

“膝抜き”走りに注目すると、世界初の骨盤前傾トレーニング『かるのび~kaRuNobi~』の特色はより鮮明になります。

その特徴は重心位置変化と体重支持での推進力アップです。どういうことか説明していきましょう。

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重力を利用?

宙に浮いている時は推進力は高まらない

「膝抜き」がどんな理論なのか?詳しくは以下をご覧ください。

● 膝を抜くの本当の意味こんにちは。川村義之です。膝を抜く、という言葉は意外に有名ですが、それを正しくできている人は、本当に少ないなと思います。普通に行われて…

体験もしていない“素人”であるTM鈴木には、正直その考え方を間違いなくお伝えするのは非常に困難です。

当ブログでは動きを観る立場から「膝抜き」の本質について解説を加えます。

抜くとは脱力

あくまで感情抜き(というか膝抜きはむしろわるくないなぁと思っています)で動きを知る側の見立てを紹介します。

名前の通り「抜く」という操作が全ての始まりで、そのポイントが膝ということでしょう。

ただよくよく調べてみると「膝を抜く」というよりは「股関節を抜いた結果として膝が抜ける!」という見方が理想のようです。

なぜなら膝を抜いただけでは前への推進力が高まらず、むしろ体の重さに負けてそれこそ操り人形のようにその場にへたり込んでしまうでしょうから。

そこで股関節の力を脱力し、“結果的に”膝も脱力するという操作が必要になるのです。

映像は「膝抜き発進」というタイトルでおそらく加速に生かすケースだと思います。

「推進力は体が倒れようとする力+足裏の摩擦(ギリギリまで接地させて地面からの反発(効力)をもらう)」とありました。

重力を上手く利用していることが伺えます。

「抜いた」後が必要

「抜く」ことで体が前に進もうとする推進力を高める!」おそらくこういう感覚なのかもしれませんが、ひとつ問題があります。

「膝抜き(股関節抜き)」だけでは前に進む推進力は高まりません。

なぜなら「抜く」だけだと体は前に倒れるというよりひしゃげて地面に突っ伏してしまうからです。

そこで先述の「足裏の摩擦」とやらをつかって推進力に変えていくわけです。

でなければ、つまり地面から力を得ていないとすれば、「膝抜きはいったいどこから力を得ているのか?」という疑問は消えません。

実のところ地面からの反発(力)はもらうと考えて良いでしょう。

膝を抜くことで同側に体が倒れようとする勢いに加え、同じく同側の足(裏)を地面にできるだけ長く接地させておくことで反発力をもらうということです。

膝カックンするとその勢いで体が倒れ、同側の足裏が長いこと(カックンした分の時間だけ)地面に着いている間力を加えているのです。

反発力をしる

地球から力をもらう!?

走るためには地面反力(弾性エネルギー)が必要で、それは地面をしっかり蹴らなければ得られません!これは自然の摂理です。

地面がない水中や宇宙ではそもそも反発力が得られないため、推力を他の方法で得なくてはなりません。

それだけ前に進むにはエネルギーを得られる環境を作ることが大切なのです。

弾性エネルギーはどこから?

しっかり蹴らなければ反発力は得られない!のですが、『かるのび~kaRuNobi~』では意識して蹴ることはありません。

意識して蹴ると地面に近い部位である足裏やふくらはぎばかりに力を込めてしまい、必要な力の入れ具合にはならないからです。

「加速するためには如何に地面を踏みしめるか(蹴るか)が大事」ですが、意識すべきはむしろ別のところにあります。

「あぁ~、そういえば結果的に地面を蹴っていたのかなぁ・・・」ぐらいに考えておいてちょうどいいということです。

膝抜き走法でも(地面で移動するなら当然ですが)膝は抜くけど、結局は地面に対して力を加えて反発力をもらっています。

先述の映像で「推進力は体が倒れようとする力 + 足裏の摩擦(ギリギリまで接地させ地面からの反発(効力)をもらう)」とありました。

長い接地で摩擦を多くして反発させるのか!はたまた蹴って(踏み込んで)反発力を得るのか!という表現上の違いだと感じます。

ブレーキは大腿四頭筋

走り出しで一歩目の足が着地する時は、もう一度膝抜きをしましょう。
この時に地面を蹴ろうとして膝を踏み込んでしまうと、体にブレーキが掛かってしまいます。

この意見は理論上も必要です。

「体にブレーキをかける筋肉」とは大腿四頭筋のことでしょう。

かるのび~kaRuNobi~』を身に付けるとブレーキはかかりません!

推進力発揮に直接関与するハムストリング(大腰筋)・臀部・下背部の筋肉を使うからです。

骨盤前傾によって重心位置が前に移動し体全体が傾く状態(上半身だけが傾くわけではなく)で、脊柱・骨盤・股関節が同調することで“結果的に”足裏で地面を蹴る(踏む)ことに繋がります。

『かるのび』その特徴がわかる

前に倒れるそして蹴る

かるのび~kaRuNobi~』は「膝抜き」で指摘があった従来の走りと比べ、以下の要素が大きく違います!

筋力を使う局面+重力を利用し前に進む勢いを生む局面の2つがある!

かるのびは筋肉に依存しない

従来の走り方ではたしかに地面反力も得られるので、いちおう前に向かう推進力が出ます。でも足腰の筋力に依存した走り方なので、スピードとパワーが筋肉量に左右されます。そうすると筋力の乏しい子供たちは速く走ることが出来ません。

膝抜きは体を速く動かしたり止ったりする時に使う古武術のテクニックです。サッカーの上手い選手は必ず身に付けています。そこで今回は膝抜きの練習法、サッカーのプレーでの応用方法などを詳しく解説します。

こちらのブログ述べられている従来の走りをどうみるかは色々とあるでしょう。

因みに『かるのび~kaRuNobi~』は足腰の筋力に依存しません。

骨盤前傾によって重心が前に位置し、ほおっておくと体が前に倒れそうになる勢いで移動初期(前後進・左右・斜め等)の動きをスムースにしています。

つまりきっかけは重心位置が前にずれること。だから従来の走りと比べて根本的に筋肉・筋出力に依存する動き方にはなりません。

重心位置が変わるためには元々の位置を知っておかなくてはならず、そのためには骨盤前傾にするのと日常の傾斜角の両方を知っておく必要があります。

つまり+5度の骨盤前傾を体感(習得)しなければ、普段何気に動いている時の傾斜角との違いはわからないのです。

重心位置を変えることができれば体は自然に行きたい方向へ倒れます。

かるのび~kaRuNobi~』ではその時点で既に上半身が股関節にのり、前への勢いがついているわけですから、あとは倒れないように足を前に踏み出す操作が必要なだけです。

体重支持は自然の摂理

筋力を使わない(地面をけらない)と言われる「膝抜き」ですが、ブログではその後の足の運び、つまり連続した動きでも有効と謳っています。

膝と股関節を同時に抜くと無意識かつ反射的にしゃがみ込もうとします。
・・・途中省略・・・その時、体を前に倒すと同時に片方の足を前に出してください。そうすると簡単に重心移動が出来るので自然な一歩が踏み出せます。つまり重力落下で体が沈むエネルギーを重心移動によって前に向かう推進力に変えてしまうわけです。

つまり脚を前に振り出す毎に「膝抜き」で重心移動できる!ということですが、残念ながらこの「ひざかっくん」と体を前に倒すことだけで連続する重心移動はできません。

スプリントサイクルを理解する必要がある

なぜなら前に倒そうとすれば当然ながら倒れようとする体を支える必要があるからです。

《画像の2・3のポイント》

スポーツ動作には前に進む勢いと体重という重力が加わった荷重を、みずからの体で支えながら次の動作に繋げる!というプロセスが必要なのです。

元々古武術・古武道において迫りくる相手を瞬間的に “いなす” 際の重心移動に利用した「膝抜き」を、スポーツの連続する動作に応用することが難しいことはいうまでもありません。

地球から得られる力

地面が踊る!?チーターが踏み込んだ直後

骨盤前傾を維持できると、荷重を支持する局面で大きな反発力(弾性エネルギー)を得ることを可能にする!これが『かるのび~kaRuNobi~』の大き特徴です。

そしてこの能力こそが黒人アスリートの走り(動き)を世界に押し上げる要因ともなっています。

特性を生かす

スプリントサイクルを理解せよ!

+5度の骨盤前傾と通常より少し前方に位置する重心によって体は走行中、常に前に倒れやすくなります。

骨盤を含めた上半身が股関節上に “のっている” 状況から、おヘソ付近を根っことした脚のスイング後の地面接地で、ガクンと崩れないよう片脚(足)で体重を支持する操作が求められます《図の2・3のポイント》。

この局面で『かるのび~kaRuNobi~』が身についているか否かは走行中の速度に大きく関わります。

従来の日本人型フォームでは骨盤の+5度前傾がないため、膝と股関節の軽度屈曲は接地時点でそれ以上に大きく曲がりやすくなります。

股関節だけでなく骨盤傾斜角が維持されずに中間位から後傾になりやすく、さらに脊柱も大きく曲がる(後彎)の原因となるのです。

典型的な走りの形

両者を比較するのはランク的にちょっと無理があるのであくまで目安としてご覧ください。

骨盤の後傾と脊柱全体の後弯が顕著に

画像では左もそうですが、特に中央の人が典型です。

体重支持局面で荷重に負けてしまい膝や股関節が支えきれず、さらに骨盤の後方傾斜や脊柱後弯が起こってしまうのです。

これでは地面から得た力(反発力)がコアで逃げてしまい推力に生かされません。

骨盤傾斜角が大きく維持できないことが原因ですが、それを理解できる日本人は指導者も選手も含め皆無です。

骨盤前傾によって股関節の過度屈曲も脊柱後弯もない局面

同じような体重支持局面で、画像では骨格自体がすでに前傾している(黒人アスリートの特権)ため、地面から得た力が骨盤・脊柱で逃げずに上手に腕に抜けて放出されています。

もちろんこの局面だけでなく他のサイクルにおいても、黒人アスリートは骨盤前傾をとても上手く使うことで速く走ることに生かしています(詳細は次回以降で)。

スポーツ科学がどんなに発達しようとも人間の動きの本質を見抜けない限り、骨盤前傾の価値・重要性に気づくことはできません。

また常識・固定観念に縛られ先入観にとらわれてしまうと、こうした局面での『かるのび~kaRuNobi~』の有効性を見落とすことに繋がります。

地球から力をもらう

体を動かす(移動させる)には地面(地球)から力をもらう以外に方法はないのです。

地面から力をもらわない(強く踏み込んで反発力を高めない)かぎり体を前に進めることは物理的に無理なのです。

「膝抜き」にしても“その場”、つまりステップしない状態での体重移動はできても、それでは行きたい方向に体を動かす力の発生はありえません。

そもそもヒトの筋出力(自分の筋肉が持つパワー)を最大化させるためには、全身のリラックスが必要です。そうすることで関節や筋肉の過度な負担も軽減できるのです。

全身をリラックスさせていたら筋出力は高まりません!

出力を高める前に“適度な”弛緩は必要ですが、筋出力を高めるためには適度な緊張(=筋長)が大切です。

関節や筋肉に過度の負担をかけるのがスポーツ、だからスポーツではケガもあるし、いつもスポーツ動作は非日常というのはそういうことです。

膝抜きの総評

ただ膝を抜くのではなく結果的に抜ける

「膝抜き」は古武術の体“さばき”に由来するものであり、一瞬で完結する動きでの動作に適応させることが理に適っています!

それを現代の連続性のある動作に応用することは少し無理があるように感じます。

考え方の違い

現代の走りを高める方法は、どちらかといえば実際に「筋肉を鍛えてうまく使う」という行為やその理論づけが豊富な西洋思想がメインとなっています。

逆に武道的なメンタリティに作用するのが「膝抜き」でそれは東洋的思想、つまり考え方に適応させることが大いに役立つと個人的には考えました。

大切なことはどちらが良い悪いではなく、どちらも受け入れる器をもっておく(つくり上げる)!ことでしょう。

入る前にブロックしてしまうと自分にとってはその考えが有効かもしれないのに)やらない!ことにもつながり、それはあまりにもったいない!

自分で判断するにはまず受け入れることが必要です。そのための器があればあとはみずからが判断することに後悔はないはずです。

本質を追い求める

頭の上下動が起きる原因は、地面を強く蹴り過ぎるからです。・・・省略・・・体が上下動して前に向かう推進力をロスしてしまいます。

また地面を強く蹴る・・・省略・・・地面反力を利用した走り方です。・・・省略・・・基本的には大腿四頭筋に依存した走り方です。・・・省略・・・筋力に頼った走り方はおススメ出来ません。

・・・省略・・・試合の後半に足が止まる原因になります。そうした点では、ぜひ膝抜きを身に付けましょう。

因みに『かるのび~kaRuNobi~』は地面を強く蹴る!動きを意識しません!というかその意識ではそもそも身についていないのです。

着地の衝撃を吸収するのではなく、骨盤前傾によって反発力に変えることで推進力を得る!

そのためには如何に+5度の前傾を走りのサイクル全般にわたって維持するか!

このポイントにフォーカスすることこそ『かるのび~kaRuNobi~』の本質があるのです。

TM鈴木

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