O脚の真実を知るPart3O脚と内転筋強化の関係を紐解く~「治る/治らない」より動く機能を高めることにフォーカス~

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O脚は治るのか/治せるのか?そして若年層女子年代に “比較的” 多い理由(わけ)と、「O脚もどき」との関係性についてが、前回までのあらすじでした。

今回は①なぜO脚が良くないのか?についてその理由と、さらに機能維持を目的とした②O脚改善方法について言及します。

O脚が見た目も含め日常生活やスポーツ活動に及ぼす影響を知って、その機能を少しでも改善することがこうした症状と上手に付き合っていく手段となり得ます。

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O脚が良くない理由(わけ)

見た目に惑わされると真実はみえない!?

そもそも、O脚ではなぜいけないのでしょう?

見た目が良くないから!それも大きいでしょう。

でももっと重要なのは将来的に整形外科的な治療を必要とする疾患リスクが高くなることです。

OAリスクの高まり

将来的な膝痛のリスクアップ!?

変形性膝関節症(OA)いわゆる膝の痛みのことで、自覚症状のある患者だけで全国に約1000万人、潜在的には約3000万人ともいわれ、その数は年々増加しています。

日本人は他の人種とくらべ脛の骨が内側に彎曲する脛骨内反(けいこつないはん)が比較的多く、それだけではO脚とはいえないものの、将来的なOAリスクの要因とされています。

O脚の真実を知るPart2「o脚もどき」脛骨内反ってなに?~わかる人はわかる!脚のラインは姿勢維持機能が深く関与~
O脚については治るのか(治せるのか)?について学術的な観点から話をすすめたのが前回のポイントでした。 今回は「O脚もどき!?」といわれ...

内側に湾曲するからその上の膝、特に内側のクッションの役割をする半月板(軟骨)に過度の圧力がかかり、軟骨磨耗(まもう)や消失、骨同士のこすれあいから変形へと繋がるリスクが高くなるのです。

膝関節は元々その周りを取り囲む靭帯・腱・筋肉といった安定機構が働くことで、その吸収・分散機能(関節に直接衝撃が加わらない)や見た目(真っ直ぐな状態)を保っています。

脛骨内反はそうした安定機構を変化させる要因ともなり、さらに加齢や体重増加、過度の運動・関節不安定性が加わることでその仕組みが徐々に崩れていくのです。

見た目の問題

O脚と下半身太りは直接の関係にない!

若年層からのそうしたO脚やO脚もどきは生活環境に左右されることも多く、それが加齢とともにカラダの変化として継続すると疾患リスクはより高まりかねないのです。

もちろん見た目にも悪影響を与えるのは周知のとおりです。

その脚のラインを綺麗だと思える人はほとんどいないでしょうし、O脚の根本的な原因で下半身太り!だの、くびれがない!だのと散々言われかねない状況は多いのです。

O脚だから「下半身太り(下半身デブ)」になるというのはそもそもの誤解で、骨盤の傾きや股関節の形状を診ずに改善を施したところで、無駄に時間を費やすことになりかねません。

脛骨内反が骨の弯曲でそうなっているのか、筋長のアンバランスや骨の捻れでそうなるのかをしっかりと見極めれば、その後の改善法にも大いに役立つことを知っておくべきでしょう。

O脚と内転筋の関係

鍛えるにはコツがある!

よくO脚を治すためには内転筋を鍛えましょう!という考え方がありますが、効果は如何ほどでしょう?

注1:骨・関節形態が原因でないO脚改善に対してのみ言及

O脚を改善するための内転筋強化はほとんど意味がありませんが、内転筋群を刺激し続けることは骨盤の適度な傾斜を維持する意味でとても有効です。

ただし内転筋への刺激には大切なポイントがあるのに、それをしっかりと公表している情報はほとんどありません。

仕組みを知り連動させてこそ!

予め申し上げておきますが、ある特定の筋肉“だけ”を鍛えるという目的のトレーニングについて、その効果の程は疑うべきものでしょう。

実は内転筋をしっかり使うにはお尻の深部にあり、それをコントロールする外旋六筋をしっかりと働かせる必要があるのです。

しかも外旋六筋をしっかり使うためには、実はこの事実が最も重要なのですが・・・、骨盤が(ある程度)前傾していなければなりません。

なぜかと言えば、中間位から後傾位だと外旋六筋が緩まっている状態なのでしっかり縮んでくれない!するとそれを条件とする内転筋群の働きはおのずと低いままなわけです。

「筋肉がしっかり働くためにはしっかり伸びて、しっかり縮まなければならない」、レジスタンストレーニングにおける大原則で、骨盤前傾位を意識しない筋肉の緩まった状態ではいくら内転筋強化といっても効果がでるわけもありません。

内腿を内側に引き寄せる!?

賢明なあなたなら既にお気づきのはずですが、内転筋をしっかり働かせるためにむしろ骨盤前傾にフォーカスしなければならない!ということです。

この前傾ですが、感覚的には左右の鼠径部(股関節の付け根)からおヘソの高さまでの縦ラインギューッと上に伸ばされ、同時に裏側(背部)左右の腰付近ギュッと縮む感じです。

前が「ギューッ!」後が「ギュッ!」、この前後の感覚を維持できれば骨盤前傾位を維持でき、骨盤を中間位から前傾位にする感覚がわかります。

こうした姿勢への配慮により、隣り合う筋・腱組織の連動が起こり、はじめて脚(内腿)を内側に引き寄せる感覚が高まるわけです。

こうしたコツをつかめばわざわざトレーニング!という時間を作らずとも、立っている時、座っている時等、いつでも!どこでも!できるのだから非常に便利なのですよ!(^^)!

どれかひとつだけを働かせるというのは人間のカラダの構造上は無理なことなのですから!

O脚(機能)改善と小尻のはなし

O脚矯正で小尻なるのではない!

こちらも実はよくある誤解で、O脚を改善すれば小尻になる!というのは残念ながらカラダの仕組みを理解していない証拠です。

骨盤の傾斜角と股関節への付き方(角度)を変えるから、周囲の筋肉が各々最適に働いて(連動して)弛み・緩みを(引き)締めるのです。

おそらく多くの女性が気にするであろう「腿の外側付け根付近の出っ張り」、骨盤周りの筋肉の働きが良くないとそこ(大転子)が出っ張ったように感じます。

特定の骨盤傾斜角や一定の股関節角度で使われる筋肉使われない筋肉とがあり、その働き方を変えあげるだけで見た目も変わってくるというわけです。

『使われる筋肉・使われない筋肉』の概念がわかれば誰でも変えることは可能ですから、是非あなたにも知ってほしい情報です!(^^)!

O脚についてのまとめ:

O脚改善のカギ!? 左:骨盤後傾 vs 右:骨盤前傾

O脚はなぜ良くないのか?そして機能改善を図るための内転筋強化についてまとめました。

・O脚は見た目の影響だけでなく、条件によって将来的な疾患(OA)リスクが高まる

・O脚の機能的改善には内転筋群を上手く働かせるための“コツ”が必要である

・O脚を治せば小尻になる!のではなく、使われない筋肉の働きを高めることが必要

O脚の仕組みについてさらに知りたい!(機能的)改善法を試したい!という方はTM鈴木までお知らせください!

あなたのご希望に沿った形でのお手伝いをお約束します!(^^)!

ご相談はこちらまで!

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