「ストレッチングのコツってなんですか?」等とちょっと予想だにしない質問を受けたりする時、TM鈴木はこんな風に応えています。
「ストレッチの基本はまずは【感じる】ことです!実際、「伸ばす」とか「伸ばそう」という感じってあんまりないんですよ!」とね。
そこで当稿では高まりつつある「ボディ・センス」とストレッチング時の【感じる】イメージの関係にフォーカスします!
『感じる』が身体感覚を“より”高める!?

まずは感じているかどうか!
ストレッチもトレーニングもやっている最中に「伸ばす」とか「効かせる」という感覚より、ただ【感じている】かどうかにフォーカスできた方が、結果的に「伸ばす」「鍛える・効かせる」といった刺激が高まります。
そのためには本来伸ばそうと思った筋肉が、どこにどんな風についているか(付着部:起始/停止やその特性等)まで理解しておく方が良いのです。
仮に筋の形や位置がわからないと、伸ばす“コツ”がわからないまま伸ばしていることになってしまうのです。
そうなるとなんとなく曖昧にしか伸びてくれないし、スッキリ!じゃなく「モヤモヤ」伸びた!という感じ、「モヤモヤ」ストレッチ!?にしかなってくれません(*_*;
一方【感じる】かどうかであれば「伸びる」というはっきりした感覚にしようとせずとも、感じたか否か?のイメージはつかみやすいですよね!(^^)!
で、この【感じる】かどうか?を最もわかりやすくするために、骨盤をいつもよりも少しだけ(真横からみて)前傾位にしてみましょう!
傾斜に角度をつける意義

青(左)と黄(右)縦ライン:長さの違いは明らか!
前傾するコツは骨盤の前面の出っ張りである上前腸骨棘(ASIS)と第7肋骨前面の突起部(後方へ向かうカーブの頂点)から成る縦ラインを頭上に伸ばすことです。
“ここ(ライン)”が伸びるイメージなら骨盤の良い状態を保ちながら、より動きやすい【機能的】骨盤前傾位から、脊柱の滑らかな“S”字ラインが完成します。
骨盤前傾による動きやすい姿勢になることで、ストレッチの際の様々なポーズで【感じる】感覚がいつもより3~4割増しになります。
またトレーニング/ワークアウトでは、あらゆる部位への【効く・効かせる】イメージがググンと高まります!
ストレッチで【感じる】ことは身体感覚(=ボディ・センス)の敏感さに直接関わってくるものです。
筋トレで【感じる】こともボディ・センスの“重さ”に対するイメージをより洗練させてくれる手段となります。
まとめ:

ボディ・センスと動きは表裏一体!
「ボディ・センス」って非日常の動きを強いられるアスリートならパフォーマンスアップには絶対的に必要な要素です!
ただ日常生活でもその感覚がある方が様々な動きで負担が軽くなるし、無駄に力を入れなくても動けるようになるのですよね!(^^)!
思い通りに動こうとするなら是非、この外から刺激を受けた際の【感じる】能力を高めてみては如何でしょう!(^^)!
あなたの日常が一変することもアリエル話ですよ!(^^)!
TM鈴木