いわゆる慢性腰痛はみずからが痛みを出さないようコントロールしたり改善することが可能ですが、そこに気づく人はほとんどいません!
アスリート・一般人含め慢性的な腰の痛みで辛い思いをしている人はたくさんいるにも関わらず、なぜそこに注目が集まらないのでしょうか?
大きな問題は常識に縛られて日常の物差しを変えられない日本人的思考にあるのです。
当稿ではこうした慢性的な腰痛に対する考え方に “非常識” の概念をとり入れ、日本人の思考を改革することで痛みをコントロールする方法に迫ります!
最後まで読めばあなたの慢性腰痛に対する常識が変わり、みずから痛みをコントロールしながら動ける体になれるはずです!(^^)!
Contents
腰痛に対する日本人的思考

痛みの原因は意外なところに潜んでいる!
仕事が忙しくて・・・、日々の育児に追われて・・・等、自身の体のことより今目の前に迫っている現実に対処することで精一杯、特に現代の日本人にはこのタイプがわんさかいます。
常識が染みついてしまった日本人的思考は、みずからの働きかけで腰痛を改善することをさらに難しくし、他者依存へと逃避する要因となります。
体が動かなければ何も始まらない
日本人の多くが忘れている!もしくは考えもしないこと、それこそがTM鈴木がおすすめする“非常識”的思考ですが、実はそれが我々に最も欠けているポイントなのです。
一番大切なこと(すくなくともTM鈴木が最も重要視していることのひとつ)は
ことです。
しっかりと(自分の)思い通りに動ける体でなければ、通勤や会社での仕事でも家事や育児といった日常生活にも支障をきたす認識があまりにも欠落しているのです。
動くことがストレス(負荷)になるから精神的にも重荷になる!
こうした状態が継続すればそのストレスに耐えられなくなった体は悲鳴をあげ心は破綻し、感情的な思考が頭をもたげ周りに当たり散らしても不思議ではありません。
日常の多くのムダが要因!?
腰痛になる原因は様々ありますが、一言でいえば「自分の思い通りに動く体を維持できない」からです。
思い通りに動く体にならないのは、その人にとって適正な体重・体脂肪率・筋肉量の欠落と、日常生活だけではあまり使われない筋・その他の組織や骨に定期的にストレス(負荷)をかけていないからです。
適度なストレスを好まない要因はあなたの心の中に潜み、「常識」という壁が邪魔をしているのです。
日常の様々な人間関係や、やらなきゃいけない(本当はやらなくてもいい)ことに時々刻々追われている等、無駄なしがらみや必要のない責任にまで時間をとられていては、みずからの体を見つめ直す時間等つくれるはずもありません!
実はあなたにとって最も大切なもの/重要なものだけを(例えば2~3つ)ピックアップし、それ以外は徹底的に排除、もしくはほとんどやらない思考に注目すべきなのです。
こうしたいわゆる“思考の”断舎離と共に知っておくべき大切なポイントが、我々人間が地球上にいる限り受け続けるストレス(重力)です。
重力との関係を知らない人は人の体に起こる良い(悪い)意味での変化に対応することができません!
荷重と脊柱の伸び縮み

脊柱のS字カーブ
地球に住んでいればどんな人間にも体重と同じだけの圧力(重力)が頭上から地面に向かってのしかかってきます。
若年層ではその荷重(ストレス)を脊柱の緩衝作用(余計な圧力を吸収・分散する仕組み)によって、脊柱の椎間板に過剰な圧がかかるのを防いでいます。
生理的彎曲という脊柱の自然なカーブで重力分のストレスを分散させるのですが、元々背中を反らすより曲げるのが得意な日本人は、そのカーブや伸び縮み性能を使いづらいのです。
欧米、特に黒人(アスリート)と比べると脊柱のカーブが真っ直ぐに近い我々は、クッション(椎間板)に過剰な圧がかかりやすく、しなる脊柱の動きを引き出すことができません。
例え運動習慣があったとしても脊柱の弯曲をしっかり維持することは中々難しいのです。
脊柱の「しなる/たわむ」ためのワークアウトが必要にも関わらず、科学的検証がなされた現代においてもそうしたアプローチはまだまだ未発達なのです。
「えっ!?そんな方法があるの?」
と思ったあなた、是非当稿を最後まで読み進めてください!
痛みの出所“仙腸関節”

骨盤を成す仙腸関節は荷重を吸収・分散する
仙腸関節はわずか2~3㎜(3~5mm程度という意見もあり)ですが特に上下・前後方向に滑る(動くというと語弊があるかも!)という特徴があります。
この特定方向にわずかに滑る(動く!?←こだわる)ことによって、脊柱と同じように体重(荷重)を受け止めて圧力を吸収・分散させる“免震”装置の役目を担っています。
仙腸関節を成す仙骨面と腸骨面は特殊な立体的凸凹構造をしており最も適合する位置でがっちりと“噛み合い”、また外側の強力な繊維靭帯によって強固に固定されています。
この“固定力”を有しながらも、わずかにある関節内の“余裕”(ハンドルの遊びのようなもの)によって数ミリの動きを実現することで、荷重分散の機能を高めているのです。
ところが運動不足・筋力不足・加齢・日常生活での無理な動きやストレスによってこの“余裕”がなくなり、がっちりと噛み合ったまま全く動かなくなるロッキング状態を仙腸関節異常(障害)と呼んでいます。
先入観を排除

腰痛の本当の原因とは?
私TM鈴木の記憶が確かならば(昔どこかで聞いたセリフ・・・)、野生動物が腰を痛くして動けず狩りができない!という話は聞いたことがありません。
野生動物は(一部の例外を除いて)腰が痛くなったり肩が凝ったりしませんが、人間はなぜこうも痛みを発症するのでしょうか?
腰痛に対する先入観にカァ~ツッ!
ネットが発達し様々な情報を得られる環境がある現在にあっても、腰が痛くて整形外科や治療院を受診する人は後を絶ちません。
医者のいう事は正しい、治療院のマッサージでよくなった!といった話はよく聞かれますが、果してそうでしょうか!?
もちろんヘルニア・すべり症・脊柱間狭窄症等、組織の器質的な変性を伴う症状は医療機関を受診し根気よく治療すべきかもしれません。
しかし慢性的な症状は医者にいってもよくはなりません!実は「よくなった」 “感じ” がするだけです。
しつこい腰痛や背中の痛み・鈍痛を改善したいのであれば、まずは今までの腰痛に対する考え方の常識を捨て去ることです。
という固定観念や、
「仕事が・家事が・育児が忙しい!○○のためのトレーニングしなければならないから・・・」
こうした先入観がある限り、痛みをコントロールすることは不可能です!
左右差にフォーカス
腰痛と骨盤には深い関係があります。
骨盤は後と前にそれぞれ特徴的な関節があり、特に後ろ側には仙骨という脊髄神経の通り道となる骨と左右の腸骨で骨盤を成す仙腸関節が存在しています。
仙腸関節は特に重力という荷重を受け止める際、わずか数ミリ程度ですが主に上下(縦)方向に滑ることで、脊柱や股関節と同じ緩衝作用の役目を果たします。
仙腸関節は日常的な姿勢や動きの癖でよく固まる(ロッキング)現象が起こります。
ロッキングが起こると体を曲げ伸ばしずらかったり足を上げにくかったり、とにかく思い通りに体を動かすことができません。
また骨盤付近に痛みも発生するため余計に動きづらくなり、それが活動を制限してさらに動きが悪くなるという悪循環に入ってしまうのです。
“非常識”的腰痛コントロール

AKA博田法で骨盤が動く感覚を高める!
腰痛に対する重要なポイントは現在あなたがもつ潜在的思考を改善し、仙腸関節とその周囲にフォーカスすることです!
ここではあなたに知って欲しい体を支持する仙腸関節の役割とその機能を追ってみましょう!
ロッキングをアンロック
仙腸関節異常は腰痛・鈍痛・背部痛等、いわゆる慢性的な痛みを引き起こすばかりか、「ギクッ」という感触と共に起こる急性腰痛の引き金とも関係しています。
こうした痛覚をコントロールし腰痛症状を改善する方法としてAKA-HAKATA(博田)法「以降:AKA」があります。
AKA(関節内運動法:Authro-kinematics Approach)は手と指のわずかな圧によって仙腸関節面にわずかな余裕をつくり、固定されてしまった関節内の上下・前後の動きを回復させる手技的技法です。
ポイントは各指の置き方と力の “入れなささ” 具合、受け手側の感覚としては「えっ、触ってるだけ!?」という感想がほとんどです。
適切なポイントに置いて触る程度のわずかな圧をかけ、その関節が本来持っている動きや本来いるべき位置に戻ることでダイナミックな動きの獲得と痛みを改善します。
本来の位置に導く
仙腸関節は強力な繊維靭帯でつながっているため、人がどれだけ力を入れたとしてもその位置が変わることはありません!
ただ生活環境での様々な動作や癖によって仙骨面と腸骨面との本来あるべき位置が思い出せない状態になり、余計な圧がかかりロッキングする状態になるのです。
だから本来のベストポジション、つまりロッキングしないでそれぞれの関節面が滑りやすく余計な圧力がかからない位置に導いてあげることが有効です。
この先導役を施術者の手によってリードしてあげるのが先述のAKAなのです。
手を添えながら本来の位置へやさ~しく誘ってあげると関節面のロックが外れ、腸骨面がわずかに滑りながら元の位置におさまってくれます。
そこは正に余分な圧を受けずに動く、また無理なポーズでの荷重を受けて緩衝(吸収・分散)作用が働くポジションというわけです。
“非常識”的腰痛コントロール

骨盤前傾を引き出す最適な位置がある!
思考を改革する影響が最も出やすいのが実は痛みのコントロールです。
TM鈴木が開発したボディ・コンディショニング・ピラー【ツブツブ】を使った慢性腰痛の改善法を紹介します。
骨盤の“出っ張り”が目印の圧力点
先述したAKA(博田法)はロッキングした仙腸関節を開錠(アンロック)し、数ミリの動く(関節面が滑る)余裕を回復するものでした。
しかしこの方法は専門家の手技技術を必要とするため、おいそれと簡単に受けられるものではありません。
そこでTM鈴木が開発した【ツブツブ】にのり(骨盤をのせて)、「ゴロゴロ・ゆらゆら」しながら痛みをコントロールするアプローチが注目されているのです。
【ツブツブ】にのる(のせる)ポイントは骨盤後部の【上後腸骨棘】という骨の出っ張り(以降:PSIS)を目印として、その少し下:足寄りの位置です。
PSISは骨なのでここにのってしまうと、「骨と【ツブツブ】の硬質球という」硬いもの同士が当り痛くなるので位置を修正してください。
圧を感じて「ゴロゴロ・ゆらゆら」

余分な力が抜けると骨盤は自然と前傾に!
PSIS下の “調度良い” ポイントにのり「ゴロゴロ・ゆらゆら」、力が抜けてくると骨盤後面に適度な圧がかかり骨盤前傾と脊柱のしなりがでることで、ロッキングが解消され関節本来の滑り・動きが回復します。
仙腸関節内の運動(滑り)が改善するため、ロッキングで引き起こされる慢性痛や鈍痛などが、格段にコントロールしやすくなるというわけです。
しかも効果は感覚だけにとどまりません!
この【ツブツブ】による仙腸関節の “アンロッキング” 法は、PSISや腸骨の左右差、そして骨盤のねじれを改善するため姿勢や見た目もよくなり、日常動作による荷重の吸収・分散をしやすくしてくれます。
【ツブツブ】にのることは単なるトレーニングやストレッチではなく、重力下で最適な緩衝作用を生み出す仙腸関節の調整を担い、人間が本来必要な動きを格段に回復させるわけです。
慢性的な腰痛や腰の重だるさに苦しむなら是非、TM鈴木おすすめのセルフワークアウトにチャレンジしてみてはいかがでしょう!
体や動きの感性が変わる瞬間に出会えるはずです!(^^)!
まとめ

骨盤をイメージしたワークアウトを!
あなたの考え方を変えない限り慢性的な痛みをコントロールすることはできません!
腰痛予防で大切なことは「腰が痛いなら医者にいくべき!」「忙しくて○○できない!」という典型的な日本人的思考を排除し、思い通りに動く体に近づけることです。
動く体を身に付けたいなら日本人がもつ固定観念からの脱却が不可欠で、その上でみずからの体の特徴を理解しながらセルフワークアウトを実施すべきです。
セルフ・ボディコンディショニング・ピラー【ツブツブ】なら必要なポイントに “のって(のせて)” ゴロゴロ・ゆらゆらするだけで骨盤周囲のねじれや左右差を改善可能です。
忙しいのも動かせる体があってのこと!
当ブログがあなたの先入観に風穴を開けることを望んでいます!(^^)!
TM鈴木
#腰痛 #骨盤 #左右差 #日本人 #思考

あなたにお伝えしたいこと!