身体脳力〇、身体能力△

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《身体能力》という言葉があります。

サッカー評論家諸氏がTVでよく『この選手の身体能力は高いですねぇ』とか、『さすが黒人選手ですねぇ。身体能力であっという間にディフェンダーを抜き去ってしまいました!』等という使い方をします。

確かに黒人選手の身体つきはすごいです!裸になってみると全身にかいた汗と相まって黒光りしているのでとても屈強そうに見えます。

その上、かつてガンバにいたエムボマ選手のようにスピードはあるわ、ディフェンダーを吹っ飛ばすわ、そして弾丸シュートを決めるわ!こういった選手のイメージがとっても強いですね。

具体的に身体のどの部分がどうすごいのか!という言及はさけ、単に身体能力という言葉で表現している解説者諸氏、そしてその筋(!?)の専門家方々。

まあ、TVのサッカー解説やメディアのサッカー特集でその詳細に触れても視聴率も物販売上も伸びないだろうから仕方のないことなのですけどね。

身体能力とは例えば、走力・跳躍力・押す力・引く力・アジリティ・クイックネス、その他諸々。

身体のもつ能力だから身体に関するものならなんでも「身体能力」だと思います。

エムボマ選手のようなイメージだけが身体能力ではないということです。彼はその一部で跳び抜けた力を持っていたのは確かですが。

基本的に私、TM鈴木は「身体能力」とは【身体脳力】だと捉えています。

例えば、脳も内臓も身体の一部なのですからその力を身体能力と表現することは決して間違いではないでしょう。

特に脳は身体を動かすための【司令塔】という重要な役目を担っているのですから、“脳の力=考える力”が不足しているアスリートは大成することはできないのです。

考える力の不足!?

どういうことでしょうか?

つまり才能(先天的に自身が本来もっている能力)だけでプレーしている選手達のことです。
『才能は一級品、でも大成しなかった!』というアスリートは世の中にごまんといます。そういう選手達に共通するのは『才能だけで勝負している』という点です。

いえ、もっと正確に言えば考えてはいるけれども才能を優先的に使ってしまう!ということです。

TM鈴木が推奨する【身体脳力】とは身体とそれを制御する脳を最大限利用してプレーしろ!ということです。

プロまで上り詰める多くの選手、しっかり試合・練習することは当たり前ですしそれが仕事なのですから当然です。

でも、そういった選手で例えば、自分の身体や動きについて知っている人はいったい何人いるでしょうか?

身体の仕組み、動く仕組みを理解している人はいったいどれ程いるのでしょうか?

身体やトレーニングについての本を出版するまでに至った選手でさえ、基本的なことをわかっていない場合が少なくありません。

そういった選手が書いた本を読むアマチュア選手や子供たち、そしてその親たちがその内容をそっくりそのまま真似をする。

トレーニングの原則(個別性)を理解できていない証拠です。

さて【身体脳力】です。

脳力=脳を使わせる・(脳を)運動させる・考えさせる、このやり方を徹底的に突き詰めた者こそがその道で成功を収めるのは自然の摂理です。

身体に汗をかくのなら脳にも汗をかけ!

これができないやつらは必ずどこかで限界がきます。

選手達は身体に汗をかくこと(練習や試合)は慣れています。なんせ子供のころからそうやって生活してきているのですから!

脳に汗をかくことには慣れていません。その行為は多くのアスリートがどこかの段階で必ずといっていい程直面する現実です。

その時に“考える”行為を本気で取り組めるかどうか。そしてその行為を後押ししてくれるサポーターがいるか否かで選手のその後の人生が180度変わってしまうのです。

身体脳力が必要なのはなにもプロだけではありません。

アマチュアやスポーツ愛好家にとってもスポーツをする上では必須のものなのです。
あるクライアント(テニス愛好家)は身体の仕組み・動く仕組みを知ることについて疑問を呈しました。

『素人の私たちになぜ身体の仕組みを知ることが必要なのですか?私たちは単にテニスを楽しめればいいのですよ。』とね。

TM鈴木の応えは簡単です。

あなたの身体はあなたの【子ども】と同じなんです。

あなたに子供がいれば彼(彼女)を理解するために、毎日子供と遊んだりしませんか?いつも子供を可愛がったり、時々は子供をしかったりと毎日付き合ってますよね?

そうすると子供たちはあなたが発する言葉やシグナルを理解しあなたの話をきいてくれて行動してくれます(あなたの命令に従うというのではなく子供自身が成長してくれるという意味です)。

自分の子ども(身体)との共通理解があって初めて道理のある正確な行動(動き)をとってくれるのです。

自身の身体のことを知らずしてどうやって自身の身体をコントロールすることができましょう!?

それが身体の仕組みを知る!、動きの仕組みを理解する!ということなのです。

それは今あなたが行っている仕事(プロとしてのプレーやスポーツを楽しむこと)や生活に必ず役立つものだとしたら、【身体脳力】を深く突き詰めることは最優先する重要事項ではないでしょうか!

あなたならどう考えますか?

TM鈴木

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