リオ出場を逃がした男子バレー!その課題とは?

シェアする

全日本男子バレー再建計画の前に現在の課題をみつけましょうってことで、必要だなと思うポイントについてバレー通として、さらにアスレチックトレーナーとしての視点からアドバイスしています。
関係者はみないだろうけどね(^^;
まずは戦術・戦略云々を語る前にサイズの違いについて。
サイズ(高さ)とパワー(筋力)の問題は日本にとっては永遠の課題です。
はっきり言ってどうしようもありません。
平均身長はおろか最高到達点という身体的特性でも日本は勝てません。
スタメン6人(リベロ除く)の平均身長の差約10cmとかは当たり前。チームの浮沈を握るエースポジションであるオポジットの最高到達点でも10cm、下手をすると20cmも違うのです。
全日本に最高到達点350cmを超える選手は何人かいます。しかし中心選手として、また攻撃の要となるオポジットには見当たりません(2015年ワールドカップ時のメンバーを参照)諸外国は350cmはおろか360cmを超える選手がオポジットにはゴロゴロいます。
バレーボールは高さがモノを言うスポーツです。だから平均身長や最高到達点が低いとネット上の通過点は当然低くなってしまいます。
確立から言えばネット上の低い到達点ではスパイクサーブもミスしやすくなり、スパイクも相手ブロックにかかりやすくなるのは当然です。
いくら正確なトスでサーブを打とうが、いくらブロックを打ち抜ける華麗なテクニックを持っていても相手からすればネット上の通過点が低い打点の攻撃は怖くないのです。
抜群のテクニックがあってもネット上の通過点が低いと相手ブロックにとっては【うってつけのカモ】になってしまうのです。
ブロック側は手首より下に相手(日本)から撃ち込まれたスパイクが来るのでボールが当たれば手首が返って「ズドーン!」という真下に叩きつけるブロックがいとも簡単にできてしまいます。
これでは精神的に余裕もなく、心理的に相手より優位に立つことはまったくできません。
ですから試合を決めるところでのスパイクサーブの(ジャンプフローターは別として)ミス、肝心なところで本気を出した相手にもろシャット(すいません汗!業界用語でして、正式にはブロックにシャットアウトされるスパイク)くらうもの無理はないのです。
そういうチームなのでいくらデータ分析をしっかりしても、いくら緻密なコンビバレーを完成しようが(完成にはほど遠いけど)、ほとんど意味がありません。
精神的に余裕がある戦い方をできて初めてデータを使う意味があるのです。
柱(土台)ができない状態でいくら飾り付けをしても、それは人が住む家としては成立しないのと同じです。
指導する側、それを管理する協会側はこの根本が理解できていません。
だからそれを理解している人間がリーダーにならない限り世界一はおろかオリンピック出場さえも難しいのは当たり前なのです。
全日本男子の試合をみたらわかります。
心に余裕がないから、なんとなくソワソワしてプレーしてしまう。だから決まっても決まらなくてもプレーがストップするごとにみんなで集まって励まし合う。
肝心なところでミスをした選手を責める人はだれもいません。
『どうしてそこでミス???この1点がどうしても取りたかったんだよ!俺たちは』
いくら一生懸命プレーしても、いくらそれまで得点を稼いでいてもセットの山場で相手にブロックを食らっていてはダメなのです。
それが“攻撃の要”としての役割です。
セット前半は一見すると調子がいいように見えるけど、後半なるにしたがって相手にジワジワと追い上げられ20点以降(特に22,23点)の山場で必ずといっていい程ひっくりかえされて終わってしまう。
我々はそんな場面を何度もみてきました。
今の全日本、特に男子は残念ながらプロとしては失格です。お金を払ってみる価値はありません。
僕が視聴者なら是非、世界ランク上位のトップレベルのプレーを見たいと思いますが、あなたの考えはいかがでしょうか?
しかも全日本男子の課題はこのサイズや高さだけではありません。
その他にもあるのです。
To be continued!
TM鈴木

スポンサードリンク

コメント

  1. もたろ より:

    そのような突っ込んだ話を聞き入れる人脈が日本バレー界にはいないのではないか。他の意見を聞かず、狭い視野で世界とたたかおうとしているように思える。見ている人に感動を与えるような楽しい試合をしてほしいもんだ。

  2. TM(“タイカン”マイスター)鈴木 より:

    だわな❗
    > もたろさん
    >
    > そのような突っ込んだ話を聞き入れる人脈が日本バレー界にはいないのではないか。他の意見を聞かず、狭い視野で世界とたたかおうとしているように思える。見ている人に感動を与えるような楽しい試合をしてほしいもんだ。
    >