ヒール(踵の高い靴)を履くにも覚悟が必要!?

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仕事をする場合には仕事仕様の、普段履きの場合はそれなりに、女性はヒール(踵の高い靴)を履く機会が多いと思います。
特にハイヒール(8cm以上)だと足にかかる負担も非常に大きく、酷い場合は足趾の過度の屈曲がみられたり、外反母趾などの症状が現れます。
そしてヒールに身体の機能が追いつかない場合もあり、そういう女性がヒールを履くと姿勢が悪化するばかりか関節の痛みを誘発することも考えられます。
踵が高くなるとまず膝を伸ばして歩くのが困難になります(←履いたことあるんかいっ!?)。
歩行周期でみると最初のヒールコンタクト(HC:踵から着地)から膝が伸びません。曲がったまま(約40~50°膝屈曲)で踵を付いてローディング・レスポンス(LR:体重が徐々に片足荷重となる過程)からミッドスタンス(MS:RRからHOまでの中間地点)、そしてヒールオフ(HO:つま先離地)まで膝は曲がったままです。
通常、歩行周期での理想はMS~HOまでの周期で膝がほぼ伸びて(伸展)再度HCになります。
ヒール(パンプス)の場合、踵部分が高くなっていて足関節がちょうど底屈(ていくつ:足の底の方に曲げる・つま先立ちのような)状態で歩くことになります。実はこの底屈では歩行周期の間中、つまり歩くとき、膝は非常に伸びにくい状態になってしまうのです。
ヒールの場合は、従来の運動靴や普通シューズと違い踵から地面に付く(ヒールコンタクトHC)ができません。まずこの状態が維持できなければ膝の伸展運動は不可能です。
曲がった膝で全体重を特に太腿前面で支えることになり、ちょうど片脚でハーフ・スクワットをするような形になるためヒールを履きこなせない人だと太腿前面から外側が太くなってしまうのです。
ちなみにもっとも膝を伸ばしやすいのが背屈(はいくつ:足の背の方に曲げる)動作ですが、特にヒールが高くなればなるほどこの足関節の背屈動作はとても難しくなるのです。
従ってヒールを履く際、よほど『膝を真っ直ぐ伸ばすんだ!』という覚悟!?を持って履く気構えがないと膝が曲がり股関節も曲がり、ついでに背中も丸まってしまう見栄え的に非常に良くない姿勢で歩くことになってしまします。
もちろん、その気持ちと共に膝関節含め身体をしっかり伸ばせるような訓練をしている場合は上記の限りではありません。
女優やモデルと呼ばれる方たちは日頃からヒールに慣れる訓練を通して、また身体を適度に鍛えるエクササイズをしながらヒールを履きこなしているのです。『ヒールを履くことも仕事のうち』と捉えているのでしょう。さすがプロ!
見栄えや容姿をよく魅せようとするはずが、ヒールに負けてしまっては本末転倒です。
あなたはヒールを履く身体と心の準備が整っていますでしょうか!
TM鈴木

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