夏山シーズンを楽しむために:身体ケアの対処法Part2

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夏山シーズン真っ盛り!
ということで山を降ってからの身体の変調(DOMS:遅発性筋肉痛)の対処法について前回はお話ししました。
今回はその続きです。
アイシングは身体の疲労が激しいとき、筋肉の微細な損傷が認められる時にその改善策として非常に有効な手段です。
しかし残念ながら、アイシングを有効に使うにはある程度の知識とそのやり方を知っておかなければなりません。
今回はどうやって患部(痛いところ)にアイスをあてがうのか!そしてアイシングのメカニズムについてお話しします。
前回は氷嚢(ひょうのう)があればベスト!なければビニール袋に氷を!という話でした。
ビニール袋の中に空気があると患部に氷と当てようとしてもまだらになってしまい十分冷えない可能性があります。
ロックアイスなので立方体または直方体の氷の面を“そろえてもらう”とビニールに入った氷が一枚の《板》のようになり幹部を冷やしやすくしてくれます。しかも全ての氷を揃えた形にすると患部に当てるときは筋肉のカーブにピタリとフィットしてくれるので氷の当てむらがなくなります。
次に弾性包帯(ちょっと厚めの伸縮性のある包帯)があれば、患部にあてがった氷の入ったビニール袋を巻いてあげるためです。因みにこの弾性包帯は非常に巻きやすく素人でも比較的簡単にしっかりと巻けるので一本持っておくと非常に便利です。
なければちょっと薄めのバスタオルなどを巻いて硬めに縛るという方法もあります。
時間は最低30分!患部の芯(深い部分)まで冷やすには最低でもこのくらいの時間が必要なのです。
それと、氷を直接あてるのは冷たすぎるのでタオルでくるんでというのはあまりお勧めはしません。なぜならタオルが邪魔をして患部があまり冷えてくれないのです。
真冬ならいざ知らず夏のこの暑い時期であればお腹などの中心部以外なら問題ないと思います。ビニールに入った氷をなるべく直接患部に当てがってください。
霜焼け防止として氷を少し溶けかかるようにするためコップ1/4程度の水を入れているのでその点に関しても心配はないと思います。
アイシングは基本的に患部の《熱》を取り去ってくれます。
筋肉や組織が損傷すると毛細血管が破損し細胞の隙間や破損個所の隙間に血腫がたまります。それが外からみると内出血や青あざになるわけです。
この損傷個所に血腫がたまることで患部では《熱》が発生するのです。
《熱》があると痛みがでます。もちろん損傷個所があるわけですから痛みがでるのは当たり前ですが、《熱》の発生は痛みを助長してしまいます。
そして血腫があり体液も患部に集まってくるため腫れが出現します。
この状態(熱・痛み・腫れの出現)では機能不全(関節可動域低下、運動痛、圧痛等)も起こり結局身体を動かすのが非常に困難になります。
アイシングは患部の《熱》を下げ、痛みを軽減し、圧迫固定することで腫れも減少させてくれるのです。
この状態は明らかなケガ(捻挫・骨折・打撲等)の場合の体内減少ですが、山を降ってきて疲労状態の場合もこれに近い状況になります。
大切なことは山から下りたらすぐに冷やすということです。
早ければ早い程疲労や微細な損傷は回復させやすいのですから。
是非、参考にしてみてください。
TM鈴木

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