少年野球の試合で感じたこと

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とある少年野球の試合
指導者(らしき人物)が選手(少年)に『~!もっと肘あげて投げないと肘壊すぞっ!』とアドバイス。
その選手は『はいっ!』と直立不動で指導者の方を向き帽子をとって一礼。
また投げ始めました。
あれれれっ!投げ方はさっきと変わらないなぁ・・・。肘上がってないと思うけど・・・。
何球か投げても肘をあげて投げているようには見えません。
するとその指導者が今度はもっと大きな声で『もっと肘をあげて投げなきゃ痛めるぞっ!しっかりあげろよ!(肘を)』とさらに強く大きな声でアドバイス、というよりは命令に近い口調。
その少年はまたしても直立不動になり指導者を見ながら『はいっ!』と大きな声で意思表示をしていました。よく見るとちょっと不安げな表情。
肘を高く上げようとしても上がらないというジレンマがあるのかなぁ。キャッチャー少年や内野陣も駆け寄ってピッチャーの彼をなんとか盛り立てようとしていました。
こういった場面、少年野球を観ていると結構ある場面かもしれません。
こういった場面に出くわすとき、私、TM鈴木には2つの考えがあります。
ひとつはアスレチックトレーナーとしての視点です。
もうひとつは親としての視点です。つまりもし自分が彼の親だったらどう対処するだろうとね。
トレーナーとしてなら彼の身体を評価して肘をあげて投げられるのかどうかを確認します。
肘をあげたくてもあげられない何か理由(わけ)があるのではないかと思い、少年の身体をチェックします。もちろんこれには彼の同意が必要なのでその手順を踏んでからということになりますが。
こういった場合、広背筋や上腕三頭筋の柔軟性の確認、そして肩甲骨の過外転の有無、さらに肘の痛みの有無をまずチェックします。
いわゆる野球肘の症状が出ていると加速期での投球腕のしなりがなくなります。通常ピッチャーにとっては普通の投げ方でも、肘の痛みがでる、あるいは出そうなときは腕をしならせることができず、代わりに肘を下げた状態で投げてしまいます。
いわゆる縮こまった格好の投げ方であり、小手先で投げようとしてしまうのです。
それが最も肘の違和感を出さない方法だからです。
投げる際に使われる筋肉や骨の機能的変化、そして関節の配列(最適な位置にあるか)を確認して何もなければいいのですが、通常はその3条件のどれかに問題があることが少なくありません。
さて、親としての視点ですが、これはまず指導者と話し合います。指導者がその時、その場面でアドバイスした意図は何なのか?そしてどうしたいのか?等を時には子供を交えて話し合います。
指導者としても子供に成長してもらいたい、ただ自身の感情だけで大声を出しているのではないでしょう。
大切なことは指導する側と親側が野球を通した子供の成長について普段から話し合っておくことだと思います。
野球はあくまで成長するための《手段》なのです。少なくとも少年スポーツ等ではね。
目的が野球となってしまうのは本末転倒です。
そういった親側の意見を普段から指導者側に伝えておくことも【我が子の成長】のためにはとても重要なことです。
是非、参考にしていただければ嬉しいです!
TM鈴木

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