お腹の奥深く!ここが大腰筋:上手な動きの原点

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深部筋、とりわけ背骨に最も近い身体の中心付近に位置する大腰筋(だいようきん)は姿勢の維持ととも身体の上手な動きに大きく関わるたいへん重要な筋肉です。
大腰筋は腰椎全般(L1~5という場所)から大腿骨の付け根(小転子:しょうてんし)にくっついています。
大腰筋だけが骨盤を中継して上半身と下半身を繋ぐ唯一の筋肉です。
この筋肉はまたの名をお腹のインナーマッスルとも呼び、背骨の最も近くに位置しているという特徴から脊柱の生理学的に理想的な“S”字カーブを保ち、身体をひねる回旋軸の動作には欠かせません。
ゴルフや野球の打撃/投動作、そして普通に歩くだけでもからだの捻り動作は生まれているので様々なからだの動きにかかわっているわけですね。
そして実はダイエットやシェイプアップなど体重のコントロールや体型変化に大変大きく深く関わる筋肉ですが、その重要性とは別に中々使うことが難しいという特徴を持っています。
例えばあなたがからだ(ウエスト)をシェイプしたいと思うなら、腹筋や背筋運動を何万回やるよりも、ウォーキングを毎日繰り返すよりもこの大腰筋をいかに効果的に伸ばすかに目を向けることが目標達成への近道です。
なぜなら大腰筋は背骨付近に唯一存在する大きな筋肉で、それを使うとお腹のなか(身体の芯が)から燃える 、つまり脂肪の燃焼効率が飛躍的に高まるからなんです。
皮下脂肪を減らすばかりか内臓脂肪の減少にも深く関与しています。
中々使われにくい大腰筋ですが、唯一伸ばすことによってのみその能力を最大限発揮することが可能です。
しかし多くのストレッチ本で紹介されている伸ばし方では背骨に隣接するこの筋肉を伸ばすことはかなり難しく、それだけこの筋肉の特性を理解した上での動作が必要となってくるでしょう。
大腰筋を伸ばせる(ストレッチ)ようになると例えば歩く際に後方に残った脚をグイッと力強く一気に前方に引くような動きが可能です。あたかもゴムひもを(後方に)引っ張ってその反動で力を得るといった感じでしょうか。
実は骨盤の前傾と大腰筋の伸びというのはセットになっていて、骨盤前傾を維持しながらある動作をすることでこの筋肉をしっかり伸ばしながら使うことができるんです。
大腰筋が使われ、おへそから下(脚)を前方に素早く振り出せる効果と骨盤の前傾により背部、臀部やハムストリングといった日本人では使われにくい筋群も効率よく使われていきます。
歩く、走るといった動作ではこういったメカニズムから地面をけって前に進む推進力が高まり、打つ投げる動作では身体の中心を軸としたブレにくい回転(旋)動作が可能となります。
大腰筋は運動の効率をたかめ少ない動作でも多くの効果を発揮するという特性をもっていて、この筋肉を利用できることが運動能力アップ、ダイエットやシェイプアップには欠かせない要素なのですね。
大腰筋を使うエクササイズの代表として骨盤の側方傾斜(そくほうけいしゃ)があります。
骨盤の前傾を維持しながら一方で腹腔圧を高め、胸郭を拡大して体幹の動きを引き出す運動なのですが、腸骨という骨盤の骨を片方ずつあげる動作です。
骨盤前傾位という大腰筋の張力(ちょうりょく:筋肉が縦に引っ張られる力)が高まっている状態で、右・左の骨盤をテンポよくあげていきます。右の骨盤(腸骨:ちょうこつ)を挙げると右の足裏が床から離れ、左を挙げれば左足裏が床から離れます。
動きそのものは単純で簡単な動作ですが、骨盤の前傾位を維持したまま膝を伸ばしながら左右の骨盤を動かす動作は、やったことのない人にとっては結構辛いものかもしれません。
しかし骨盤全体を動かしているのでちょうどダンスをしているような感じになり、何セットかやってみると非常に腰周りがスッキリし動きがシャープになります^^
興味のある方、是非お試しあれ!
TM鈴木

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