身体の感覚センサーに注目!

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足には、というより身体ににはそこかしこに感覚センサー(受容器)が存在します。
感覚受容器とは感覚器官とも呼ばれ、代表的なものに触覚(外部からの機械的な刺激)や痛覚(強い圧力や熱等)、温冷覚があります。
我々が痛みや何かが触れた感覚を感じるのはこの感覚受容器が身体の各所に存在し機能しているからです。
さて、ここからは比較的私、TM鈴木の専門分野かもしれません。
例えば足首にも当然こういった感覚受容器が存在しています。
では足関節にある感覚器官はどのように機能するのでしょうか?
Kinesthetic awareness: 日本語で言うなら『運動平行感覚』とでもいうのでしょうかねぇ。
足関節は足裏で感じる路面の凸凹に応じて微妙にその角度や曲がり具合を調節する(足関節では特に外反・内反といった捻り具合も含め)機能が備わっています。
例えば捻挫などにより一定期間足関節を固定した場合、この感覚機能が衰えたり微妙に狂ってしまうことがあるため、その機能を回復せずに現場(スポーツ)復帰すると反復性の捻挫の再発リスクが高まるのです。
そのため患部の痛みが消失、もしくは半減し可動域回復や筋力改善といったリハビリを行った後、最後にこの運動平行機能の回復を促すエクササイズを必ず加えます。
こうすることで足首にあるこの感覚受容器の機能を回復させ、場合によっては故障前より良い状態にしてスポーツ現場に復帰させたりもします。
これはプロやセミプロのアスリートのケースに多いのですが、最近では一般の方々へのサービスとしても新たな取り組みとして注目されています。
特に女性などでヒール等を履いている、または履いていた方はこの感覚センサーが非常に鈍っている場合がありそれが転倒等の突発的な事故につながるケースが多いのです。
そこで足首の感覚受容器を再度敏感にして足元を安定させ歩行などがスムースにできるようなプログラムとして提供しています。
センサーの感度を上げる(敏感にする)には意図的に不安定な状況をつくってその上を動いたりすればいいのです。それにボールや重りをつかったり片脚立ちになったり目をつぶったりといった変化を加えることでメニューは数十種類にも膨らみます。
足首に限らずこのようなセンサーは他の個所にも存在します。
例えば肩甲骨、この骨は一か所のみが身体とつながり残りすべては肋骨(胸郭)上に浮いているというなんとも珍しい特質をもった骨なのです。
《天使の羽》等とも称されますが、鎖骨端に繋がる肩峰という部分のみが身体と接触しており、胸郭上に浮いているからこそ様々な肩の動きを可能にしています。
もし肩を痛めて一定期間固定したり、逆にピッチャーのように酷使すれば肩甲骨が固まってしまう、または投げる土台が不安定になったりして本来の動きができません。
そういったケースでもやはりこの肩甲骨が位置する肩甲胸郭関節(肩甲骨と胸郭の間:本来の関節ではないが便宜上関節としている)の感覚センサーが鈍っている可能性があり、可動性や機動性目的のリハビリが行われます。
感覚受容器は普段は気にも留めないからまったくその存在すら知られていませんが、知っておきそして時々ケアしてあげると多大なる貢献を人の身体にもたらしてくれます。
今度、からだにある感覚センサーを探してみてください! 是非!
TM鈴木

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