からだを操る! 股関節のロック機能

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運動してるとき低い姿勢をとることは多いと思います。股関節や脚をうまく使って身体をグググッと沈み込ませる、スポーツ動作やダイエットなどに効果的なポーズといえましょう。
ところがこの低い姿勢、多くの人が身体をお腹からくの字にして曲げて低くなることが多いのです。
なぜなのでしょう?
あなたは脚を開いて腰をググッと低く落とす(沈める)ことができますか?
ん!?中々むずかしい。そうなのです。おそらく大抵の人は自分の体重をしっかりと支える、つまり腰をググッとと低く沈めることができない。
それは股関節の可動域(動く範囲)が狭いのと、沈む時にあなたの体重を下半身で支えることが難しいからなのです。
下肢の黄金比率
低い姿勢は本来なら6割方股関節が体重を支える任務を担っています。残り3割が膝、1割が足首の割合で体重を支えます。
股関節の動く範囲(可動域)が狭いと体重を多くの場合膝(関節)で支えなくてはなりません。
つまり股関節の可動域が狭まった分を膝(関節)でカバーするということになり、膝には相当な過度の負担が伴います。
体重を下肢の関節それぞれで支えるということができなくなり、膝だけが頑張る事態になっているのですね、これでは膝は疲労しケガをしてもしかたがありません。
ましてや運動するときにそんな状態になればケガのリスクは当然高くなってしまいます。野球の投げる/打つ、守備、テニスやスカッシュでボールをレシーブ、相撲の立ち合い、ラグビーのスクラム等、身体を低くして構えたり動かしたりする状況はとっても多いです。
股関節ロック機能
正確には股関節のロック機能です! 股関節ロックする(踊る)ことではありません! あしからず!
低く沈み込むとき体重を脚(太腿前面)の筋肉”だけ”で支えるのは賢い方法とはいえません。人の体重は意外に重く筋肉”だけ”で支えるには限界があり、相当大きな脚(太腿)の筋肉をもってしても難しいことなのです。
例えば競輪選手のような60cmをゆうに超える太腿の筋肉でもうまくはいきません。筋肉だけでなく関節機能の両方をうまく使えることは身体を操作するという点からとっても重要なことなのです。
様々な動きを可能にするため人のからだには筋肉を有効利用できるよう便利にできています。股関節のロック(ある角度になるとそれ以上曲がらない=広がらない)機能を使えると太腿前面の筋肉にそれほど負担をかけることなくググッと低く沈みこんでも平気です。
そのためにまずは股関節の可動域を広げる必要があります!
実はこの股関節の可動域が広がるのと股関節のロックがかかるのには骨盤の前傾が深くかかわっています。これが基礎の基礎。骨盤が前傾していると股関節はある角度までいくと必ずロック(その角度で動かなくなる=止まる)がかかります。そこでは太腿前面の筋肉が使われるのは最小限にとどまり、膝への負担もそれほどかかりません。
骨盤の十分な前傾がとれないと股関節のロックがかかるところまで身体が沈み込めず、太腿前面の筋肉が最大限使われてしまう結果、膝に体重のほとんどがかかってしまいます。
骨や関節の構造を知っていれば無駄に筋肉を使わずに済むということですね。
関節のロック機能と筋肉をうまく調和させて身体を動かすとからだに負担かからず、自分の思う通りの動作に近づきます。
自分の思うがままに身体を動かせることは体重コントロールやスポーツ動作の面からもとても大切なことで、なにより若々しさという点からとっても素敵なことなのですね。
そのためには軟らかさ(関節の動く範囲)と筋肉の働きをうまくコントロールできるようにしておくことが必要です。
TM鈴木

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