運動する前の姿勢に注意!~体内スイッチの切り替え~

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からだを動かす前に姿勢について気にする人はおそらくほとんどいないでしょう。
しかしもし気にすることができれば・・・
それはあなたにとって新たな発見かもしれません。
とっても重要な、そして最も価値のある世紀の大発見かもしれません。
からだを動かしやすくするための体内スイッチを入れる(運動への準備)ことで動作はもちろんのこと、気持ちも運動状態に切り替わります。
『これから非日常(スポーツとは激しくなればなるほど日常とはかけ離れた要素を持つものです)へと身体と気持ちを切り替えるぞ!』というようにね。
スイッチ切り替えの利点は・・・
1)ケガの予防
2)パフォーマンスアップ
です
具体的に何をどうすればいいのでしょう。
それは骨盤を前傾させて脊柱のアライメント(骨の配列)を整えることです。
 
骨盤前傾と脊柱のアライン(運動する際はこの姿勢でありたい)
 
骨盤中間位~後傾位(日常生活ではこの状態がほとんど)
普段我々が生活している場合、各々が持つ骨格の構造に合わせた形で負担のない程度に必要な筋肉だけを働かせています。
普通はだら~ッとした感じでそれほど意識することもなく立ったり座ったり動いたりしているわけです。これがいわゆる無駄な力の入らない自然なかたちの姿勢です。
この普段の姿勢から骨盤前傾(APT)にする(=体内スイッチを切り替える)ことで身体は運動するための姿勢や各部位の静的ポジションが変化します。
骨盤前傾をすることでその上に位置する脊柱のS字カーブが変化し、骨盤の下に位置する股関節への荷重が変わるのです(本当はさらに多くの変化が体内で起こっていますがこれについてはまた次回以降で)。
脊柱は通常の姿勢だと頭の重さや重力などの影響で椎間板に大きな圧力が加わっていますが、骨盤が前傾すると上から押しつぶされたように平べったく前後に広がっていたS字(カーブ)が縦(上)方向に伸びたS字に変わります。つまり椎間板(背骨と背骨の間にあるクッション)への圧力が軽減されたということなのです。
これは体幹部周辺、そして深部深層筋群の適度な筋緊張によって背骨を頭上にグーッと引き上げる効果が高まるからです((注)しっかりと専門家の元で訓練を積んでいない場合、骨盤だけが前傾し腰痛の原因となるリスクを伴います)。
骨盤が前傾し体幹の深部にある筋肉が働くことで、背骨と背骨の間にあるクッション(椎間板)の圧力が軽減されて脊柱が動きやすく(伸ばす・屈める・捻じる)なります。
その圧力は(単位は難しいので厚みで表現)ひとつの椎間でわずか0.0何ミリにすぎませんが、椎間は25カ所あるので脊柱全体でみると結構大きいのです。
朝と夜で身長を計ってみたら1cm以上もちがってたなんてのは、寝る(背臥位)ことでこの椎間板の圧力が弱まるからなのですね。
骨盤が前傾することで(途中省略)背骨にある椎間板の圧力が下がり、脊柱がググッと上方に伸びやすくなり、その動きが大きくスムースになることで体幹のしなりが生まれた結果、動作が大きくダイナミックになるというわけです。
運動の本質はからだの中心部から動きが始まりその力が十分末端(手足)に伝わること、つまり体幹部(中心)の動きの良し悪し(“しなり”ともいう・・・)で末端へしっかりと力(エネルギー)を伝達できるかどうかが決まってきます。
からだの中心部を思い通りに動かせればそこで生まれた力(エネルギー)を走る、跳ぶ、泳ぐ、滑るといった手足の基本動作、さらにボール、バット、ラケットといった道具にまでしっかりと伝えることが可能なわけです。
こうしてみると体幹、そして体幹の動きの源となる骨盤の角度がいかに大切かがおわかりでしょう。
スイッチが入った身体の動きはそうでないときと比較しまったく違います。この感覚を一度でも味わえばもう元(体内スイッチを切り替え内で運動する)には戻れません。
だって動きがまったく違うんです。からだが自分の思った通りにほぼ動くのです。
骨盤の前傾動作と体幹エクササイズはその知識・技術を有する専門家の元で正しく行うことが大切です。
TM鈴木

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